フランスの与党UMPの大会で大統領候補が正式に決定されました。数ヶ月前から、いや数年前から選挙運動を行っている現内務大臣のニコラ・サルコジ氏です。 社会党の大統領候補決定の選挙と違い、他の立候補者はなく、98%以上の党員の投票を獲得しました。そのスローガンも発表されました。「Ensemble tout devient possible(全員ですべてが可能になる)」。しかし、世論調査では75%のフランス人は彼は大統領になりうるが、51%の人が彼に危惧を感じているとも答えています。これから如何に与党支持者だけではなく、あらゆる階層の人々を説得するという本当の選挙運動が始まります。一方社会党のセゴレン・ロワイヤル女史は向こう100日間、国民にその新しい政治の方法を訴える運動に入りました。いよいよ3月の正式な大統領立候補、第一次選挙、5月初めの第二次選挙までフランスは選挙一色になります。