728737 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ねこログ

ねこログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013.04.16
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

とても「幽玄」な、啼き声。
柳田國男が、河童の啼き声に比定していたのは、ムナグロ。こちらは、同じチドリ科の近­縁種、ダイゼン(チドリ科)、と思われる。ムナグロとダイゼンの区別は素人にはとても­むずかしいようだから、よくわからない。
でも、「素人」としては、この「ひゅる~ぃ、ひゅる~ぃ」という啼き声は、とても「幽­玄」(笑)で、河童であるならば、さもありなん、と思える。


こちらも、「河童の啼き声」に擬せられた、
ムナグロ、によく似た、同じチドリ科の、ダイゼン、と、思われる。


長い嘴で、入念な羽づくろい。
長い嘴で、入念な羽づくろい。セイタカシギ(セイタカシギ科)。通り過ぎたのは、ハシ­ビロガモ(カモ科)、メス。


久しぶりの快晴、四月中旬であるが、「冬鳥」たちは、まだ旅立たないらしい。
依然として、アカアシシギ、キアシシギ、アオアシシギの区別は、つきにくいのだが、こ­れは、ちょっと嘴が上に向いて反っているだろう?、そのかすかな特徴から、アオアシシ­ギ(シギ科)、ということにしておく。久しぶりの快晴、四月中旬であるが、「冬鳥」た­ちは、まだ旅立たないらしい。

快晴だ!、水面、「みなも」、と読みます(笑)、が陽光に煌いている、「きらめいて」、こちらはルビをふっとかないと、自分でも読めなくなりそう。
四月下旬ともなれば、もう少し南の宮古・八重山諸島では、あるいはここ沖縄本島でも場所によっては、そろそろ「海開き」なのである。冗談ではない、風邪気味の私は(笑)、今日はまだセーターを着込んでいる。
でも、夏が近づいた「華やぎ」は否定できないね。
これらのシギ、チドリ類、カモ類の「冬鳥」たちは、まもなく北の繁殖地に向かって旅立つ。代わりに、各種アジサシ(カモメ科)たち「夏鳥」が、南からやってくる。
つまり「夏」は、辛い冬を「栄養生長」(ディプロイド体)(笑)によって乗り切った生き物たちが、「生殖成長」(ハプロイド体)への期待を謳歌する季節なのである。
実際に(笑)、「ハプロイド化」して繁殖するチャンスがあるかどうか?、は多分、問題では、ない。生命の圧倒的大多数は、繁殖に、「失敗」する。例えば「私」も(笑)、その一員であるが、それでも「夏」が「華やぐ」(笑)のは、私たちが、「隠喩」によって事物を感得することが出来るからではないのか?、ほんとか?

IMGP8021 (640x480).jpg
シマアザミ(キク科)。海岸植物。

南の方の分校での初仕事、昼休みには、こうして海岸までやってこれる。何も不満はないはずなのだが、どうしたんだ?、全然ココロ楽しまないのは、「ペットロス・シンドローム」ということにしておいてもよい。
ただ、四月が毎年憂鬱なのは、・・・、「会社は自分を十分評価してくれていない」(笑)、とか、「同僚の誰かが、嫌がらせをしているに違いない」(笑)、とか、そんなありふれた被害妄想とは別に、・・・、
青少年たち(笑)が、「私は○○大学に進学して△△になりたいです!」、と目を輝かせて言い、「そうですか!、ではその『夢』を持ち続けてください!、こちらも協力を惜しみません!」、などとこちらも思わず引きづられて、力強く握手してしまったりする「茶番」(笑)が、・・・、実は耐え難いのであった。
人が何をしたいか、何になりたいか?、そんなことは、「私事」だろ?、「私事」はこっそり胸に秘めるべき事柄で、声高に語るのは「恥ずべき」こと、・・・、ましてや、その「欲望」を「市場経済」が組織して、「自己実現」、うぁ~、気持ち悪い!、を手助けするための他者の労働を、「サーヴィス」として、金銭を対価に受け取れることを「当然」と感じる「世界」なんて、・・・、私には「不道徳」(笑い)極まりないものにしか、見えない。

ルイス・ブニュエル「欲望のあいまいな対象」、であったかな?、いや、「ブルジョワジーの密やかな楽しみ」、であったかな?、観たのはもう30年ほど前であるが、・・・、
「排便」という行為(笑)と「摂食」という行為の、モラル上の位置が逆転してしまう世界の戯画、
人々が、「便座」の並んだ応接室でにこやかに談笑している。と、一人が、恥ずかしそうに、「ちょっと、失礼」とばかりに席をはずし、個室に駆け込む。そこは小さなキッチンになっており、彼は、ものすごい勢いで、スパゲッティーをかきこむのだ(笑)。
あれ?、そんな話してたら、スパゲッティー、食べたくなってきた?、もう少し「夏」になれば、当地で作られたオクラが市場に出回る。オクラを刻んで少し細めのスパゲッティーと和え、オリーブオイルを垂らす。オクラ・スパゲッティーの季節になれば、この「憂鬱」も、もう少し、「薄まって」いるだろう?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.04.16 12:04:00



© Rakuten Group, Inc.