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2003.08.13
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 昨日、福岡県で高校生が31件ものレイプ事件に関与していた事を認めて逮捕された。なんでも『アダルトビデオや漫画を見ていてレイプがしたくなった』という。末恐ろしいガキとしか言いようがない。いったい両親は何をしていたのか、31件になるまで逮捕できなかった警察は何をしていたのか、と問いたい。レイプは単なる「一方的な性的欲求解消の手段」でしかない。況して避妊など考えていないのだから、被害者には肉体的・精神的に大きな傷痕が残るのである。犯人が高校生という事が判った今、若輩者にレイプされたという屈辱だって相当なものである(勿論レイプ犯に年齢などないのだが、未成熟の、人から物事を教わる立場でしかない人間がそうした事をしていたという事実)。

 所謂『ヘアヌード』が解禁され、それらの類の雑誌が町中で堂々と発売される様になり、男性の性的欲求解消の為のアダルトビデオの内容がエスカレートし、テレビでも半ばアダルトビデオの様な事を平然とする様になってきてから、この手の犯罪が増えてきたといえるだろう。情報過多、希薄な人間関係、仮想世界(バーチャル)、自己中心的という背景もまた犯罪増加に拍車を掛けている。確かに最近は世知辛いかもしれないが、それとこれとは訳が違う。人間としての基本的な部分なのである。周囲が、両親が機敏に対応していたら難無く解消できるものである。両親の仕事が忙しかったから云々という理由は通用しない。体裁の良い言い逃れ、親としての責任放棄でしかない。核家族化が進み、親にも気持ちにゆとりができたのは確かだが、それと子育てとは別問題である。勿論、過保護はいけない事だが、放置するのも良くない。そんな状況下において何処まで踏み込むかは、親になる前に或る程度理解していなければならないものである。妊娠は流れのままかもしれない。そう計画的に妊娠できるものでもない。それが自然の摂理というものである。とはいえ、子育てに対する青写真は事前に或る程度勉強できる筈である。夫婦であれば会話がある。お互いの子育てに対する意見交換ができる。夫婦だからこそできる代物である。

 巷には子育てに関する資料がいくらでもある。確かに核家族となれば祖母・祖父からの『生の情報』を仕入れるのは困難かもしれないが、情報はいくらでもあるし、子育てに関するカウンセラーだっている。勉強する機会だっていくらでもある筈だ。そうした事ができていない、疎かになってしまうのは、結局『快楽が先行』してしまったからである。況して最近は妊娠によって結婚する傾向が強い。確かに妊娠したのだから責任として結婚するのは当然だが、快楽の代償・親になる事の意味が判っていないと結婚そのものの意味もなくなってしまう。そうした結婚と共に数年で離婚、幼児虐待などが急増しているのも、そうした不理解が原因だといえるだろう。それが子供たちに悪影響を与え、真面な愛情も躾も身につかず、やがて暴徒に変身してしまうのである。

 今回逮捕された高校生は少年法に守られ名前が公表されない。裁判も非公開で終わるだろう。そして数年後、彼は成人になる。譬え成人になっても彼が犯した罪を知る人間は少ない。彼が地元を離れて別の場所で生活するとなれば尚更少なくなる。去勢の処置を施していないのだから、まだまだ血気盛んな状態は続く。レイプまでした人間が、どれだけ更正したところで完全に落ち着くとは限らない。況して31件もの犯行を繰り返したという事実が歯車を狂わせてしまっている(二十歳前に歪んだ性格・性癖が治らないと暴走する傾向がある)。真面な恋愛感情が持てるかどうかも疑問である。世知辛い世の中において、真面な人間でさえ職にありつけないのに、逮捕歴のある彼が職に就くのは相当厳しくなる。そうした背景が彼を再び犯罪に走らせる可能性は捨て切れない。エスカレートして暴行殺人だってあるかもしれない。もし数年後に新たな被害者が出た時、この少年法の是非は問われるかもしれないだろう。





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最終更新日  2003.08.13 20:20:54
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