テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:水島新司
カンコロめしとは? 小説大番の中で主人公の牛ちゃんはいつもカンコロめしを食べていましたね。 丸い鉄の鍋にいもやなっぱなどを入れたおかゆの事です。 おかゆといえば、きこえがいいのですが、水が七分でめし三分というまったく水のようなおかゆなのです。 鍋のおかゆがだんだん減ってくると木のしゃもじでかきあつめるため、鍋の底としゃもじがふれあい、カンコロカンコロと音がするところからこのような、あだな、がついたのです。 東北の小村に暮らす、母のいない子供たち。でかせぎに出掛けた父を待つが一向に帰ってこない。 カンコロめしを食べながら、懸命に留守を守り、苦しい生活を続ける兄弟であったが、ある時、学校で弁当泥棒が多発する。 疑いは父の帰らない貧しい兄弟に向けられるが・・・・・・ 昭和39年 日の丸文庫 爆笑シリーズ22 爆笑シリーズ最後のカンコロめしです。 この作品の出た後の昭和40年、影100号の「あんた誰?」で水島先生は貸本の”影”から、少年誌の方に活躍の場所を移されます。少年キングを皮切りに少年誌に移られた先生の活躍は、この先でまた。 この最後の影の作品「あんた誰?」は”水島新司 20年展”のパンフで見る事が出来ます。 ちなみに貸本・影は昭和41年、影120号で休刊となってしまいました。 さて、この辺りの私の記述、全てが自分で調べている訳ではありません。 「貸本マンガリターンズ」という本はかなり参考にさせて頂きました。 次回は、少年誌・・・と行きたいところですが、もう3冊、昭和39年の刊行物を御紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月14日 21時32分27秒
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