グリーンアンドフラワー

こんばんは、ぐっと冷え込んで参りましたが、みなさん紅白でも観ているんでしょうか？

さーて、いろいろな植物も夏の野菜たちも整理して、大分庭もすっきりとしてきました。
今年は、針金を渡して空中菜園をしていたのですが、結構、切れちゃうんですね。
被覆線と言えども、雨や風で、ワイヤーが切れてしまうんです。

で、ナイロンロープに張り替えです。

前回、荷造りなどに便利な縛り方をご紹介致しましたが、
今回は、ひもとひもの結び方、つなげ方ですよ。



ご覧の通り、２本のロープをつないで、長く使います。
しかも、太さが違うんです。

みなさん、どうやって結びますか？

・一緒に束ねて結んでしまう。
・左右から結び会う

など、結び方は数通りあります。
今回は、最強の結び方をご紹介します。
自衛隊やレスキュー隊が使う結び方ですよ。



まず、片方のロープで、相手のロープを結びます。
相手のロープはフリーですので、このままだと、引っ張れば抜けてしまいます。

そこで、



相手のロープも、もう片方のロープを結ぶのです。




それぞれのロープが、相手を掴み合っていますね。
そして、お互いを引っ張ると・・・



ご覧のように、がっちりと結びついてしまいます。
お互いを引っ張れば引っ張るほど、結び目は締まり、ほどけなくなるんです。

この結び方は、違う材質、違う太さのもの同士もがっちりと結んでしまいます。
滅多なことでは、ほどけません。
自然科学の妙ですね。

覚えておくと、心強いですよ。

例えば、ホテルの高層階で、火事に遭ったとします。
ロープも無く、下層階はボンボン燃えています。

　「窓から逃げなくちゃ・・・」

カーテン、毛布、タオル、シーツ・・・
それら材質も、厚さも違うものをつなぎ合わさなくては、ロープが出来ません。

そのような場合、この結び方をすれば良いのです。

生地を適当な細さに裂き、この方法で結び合っていきます。
カーテンとシーツでも、シーツとタオルでも、がっちりつながってしまいます。

ちょうど、人の手と手が、お互いの手首を握り合っているような形ですよね。
手と手をつなぐより、手首と手首を掴み合った方が強い力に耐えられます。
人間も、ロープも同じなんですね。

私は、勝手に「絆結び」と呼んでいます。

夫婦や親子、友人同士、先輩後輩・・・
がっちり結びつくには、片方だけが掴んでもダメなんです。
お互いがお互いをがっちり掴み合わなくては・・・

いざというとき、助けてくれます。

　　　「絆」

ガーデニングのロープを張りながら、人と人、人と自然、地球と宇宙の絆を考えてしまいました。

うひょう！
１年の最後に、格好良いこと、言ってしまいました。
是非、覚えて見て下さい。