グリーンアンドフラワー

2011/08/24(水)00:54

結局、自己責任の時代になるのかな?

政治・経済(72)

こんばんは、今は夜中なので、こういう挨拶ですが、もしかしたら、これを書き上げる頃は明け方、もしくは昼時かも知れません。 さて、東西ドイツや旧ソビエトみたいに、共産主義崩壊。 けど、資本主義が良いかと言えば、ギリシャにイタリアに、イギリスにアメリカに・・・我が日本も崩壊寸前。 戦後約60年経って、世界中の主義、政治が行き詰まってきているようです。 この問題に、特効薬や出口は無さそうなのが、現実でしょう。 昔の経済学で言えば、この地球規模の不況を脱出するのには、 例えば、大きな戦争。 アメリカと中国が戦争になる。 有事に強いドルが世界中で買われ、日本やスイスの為替は改善される。 でも、今の戦争は、人と人が殺し合う戦争ではなくて、遠隔操作のロボット代理戦争。 どの程度、経済効果があるのかは不明です。 次ぎに、世界が驚くような発明、エネルギー革命が起きる。 少なくとも、今の「再生エネルギー買い取り法案」は、??です。 あれは、前時代の効率の悪いエネルギーの処理に過ぎず、技術にどのくらい伸びる余地があるのか?  コストをかける価値があるのかどうか、判断が難しいです。 風力も太陽光も、イノベーション(劇的進化)がない限り、新しいエネルギーになることは、難しそうです。 ロス(無駄)が大きすぎるですね。 100Wを作るために200W使ってしまう。 やればやるだけ、マイナスになってしまうようです。 まだ、実験・研究段階なのでしょう。 「高速増殖」と言う理論を信じ、原子力の研究に世界各国が取り組んできましたが、技術的に実用化のメドは立っておりません。 「高速増殖」とは、一つのエネルギーが無限に近いほど増えていくという理論で、半世紀前には、原子力は夢のエネルギーとして、各国で研究されました。 机上の理論としては確立されているらしく、今でも次世代に最も有効なエネルギーとして、研究は続いております。 今は、処理に厄介者の「使用済み燃料棒」も、高速増殖の技術が実用化できたら、「金」よりも高価なエネルギー源に価値は一変するのです。 ですから、政府や電力各社は、使用済み燃料棒をとっておくんですね。 近年では、燃料電池やメタンハイドレードと言った、新しい第3の(原子力をカウントすれば、第4の)エネルギーが研究され始めました。 実用化までに何年かかかるでしょうけど、もし実用化に成功すれば、日本は、サウジやクエートのように、エネルギー産出国になることが出来ます。 働かなくても、エネルギーの売り上げから、月々20万円や30万円が、国民全員に振り込まれるです。 ですから、産油国では農業も製造業も、いっこうに技術が進まないんですね。 相変わらず、資本主義と共産主義の2つの勢力、化石燃料依存の経済体質が続くのであれば、 「原点回帰」しか、世界的不況脱出の道はないでしょう?  「原点回帰」 難しい話しじゃないんです。 つまり、¥100の収入なら¥100以内で暮らす。 こういう、当たり前な考え方です。 今は、どうなのか? ¥100の収入でも、借用証書を元に、世界中で¥180の生活をしているから、次々と、国政の破綻が言われているんです。 具体的に言えば、¥100の収入しかないのに、 ・近くに、病院が欲しい。 ・ガスや水道が欲しい。 ・郵便局もあったら便利だ。 ・電車の駅がそばに欲しい。 こういう要望に応えるために、¥100以上のサービスをしてきてしまったわけです。 収入は¥100なのに、借金をしながら¥150以上の出費を重ねてきてしまったんですね。 ですから、国の赤字が、どんどんふくらんでいったのでしょう。 共産国も資本主義国も赤字だらけ・・・ じゃぁ、どうするか? 約10年前の日本。 小泉、竹中プランの継承でしょう。 小泉氏は、どうでもいいですが、竹中氏の自己責任完結型の思想は、世界的に、注目されていました。 基本的には、欧米型の経済思想で、 わかりやすく言うと、ものを食べたり飲んだりするときに、 一品一品、ものとお金を交換するという経済理論です。 日本では、お昼におそばやさんに入り、ビールを頼み、つまみにナスの煮浸し、ビールをおかわりして、山菜の天ぷら、もう一本ビールを飲んでから、ざるそばを注文。 でも、その間、現金は一切動かないんです。 伝票処理だけ。 欧米だったら、ビールを頼むごとに¥500の現金支払い。 つけはありえません。 それが、「儲かったら払うよ。」「次の給料日で払うよ。」 みたいに、未来の借金を認めてしまったがために、赤字がふくらんじゃったのですね。 そこで、竹中氏は言いました。 「ちょいと荒っぽいけど、¥100しか無い人は、¥100の暮らしにしましょう。」 「¥200ある人は、¥200の暮らしにましょう。」 ごく、当たり前のことですが、当時としては画期的なことだったんです。 収入の範囲で支出を決める。 これが、おおざっぱな、小泉・竹中プランです。 結果、大赤字の地方鉄道は廃止になりました。 (もちろん、代わりにバスになりました) 大赤字の地方行政も縮小。 地方の行政サービスは、税収に見合った範囲になってしまったため、ちょっとした不満も出ました。 その見返りとして、赤字国債は縮小、一時的でしたが国の赤字は減り、為替は安定し、海外からの投資を呼び、GDPは上昇しました。 緊縮財政が、好景気を作り出したんですね。 今、日本に限らず、世界中の国が、この小泉・竹中プランを実行しなくては世界経済は行き詰まってしまうでしょう。 偏った考えかも知れませんが、戦争による特需や技術のイノベーションに期待しないなら、 緊縮財政・・・しかも、単なる緊縮じゃなくて、プライマリーバランス、つまり、税収(収入)に見合った行政サービス(支出)に、一旦戻すべきです。 それが、当たり前の原点。 アメリカは、オバマ氏が収入もないのに、日本をモデルに、健康保険を確立しようとしています。 ドイツは、お金もないのに「脱原発」を宣言し、フランスから高い、原子力発電所による電力を買っています。 フランスは、技術もいまいちなのに、原子力に多額の投資をしています。 イタリアは、福祉に、中国やロシア、北朝鮮も収入以上の軍備にお金を使っています。 世界中、どこの国も、収入以上の予算を立てるから(収入以上のお金を使うから)、財政が行き詰まるのです。 竹中プラン、今こそ、再考し、今風にアレンジし、 日本が、世界の手本となって、赤字体質から脱却し、健全な政治運営を見せなくてはいけないと思うのです。 賛否両論ある著思います。 でも、私としては、収入に見合った支出=竹中プラン これが、今の原点、世界を救う唯一の方法として思い出されるのです。

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