トレハロース、古くて新しくてすごい。
「トレハロース」って知ってますか?最近よく耳にしますよね。テレビの情報番組などでもときどき紹介されていますが、CMもやってますね。トレハロースのサイトから見ると、全部のCMや裏話まで見ることが出来るって、さっき知ったんですが、面白いですよね。あの目玉親父とヒゲのお姉さんたちのCMです。「人口甘味料」というイメージがありますが、砂糖と同じ天然糖質。動物でいえば昆虫、植物なら海藻やきのこなどがエネルギー源として利用しているんだそうです。私が今食べていたカバヤのガレッタ(ストロベリー)というクッキーにも使われていました。(笑)甘いんだけど甘すぎず(砂糖の45%)、虫歯になりにくくてさっぱりした味。最近、そういう甘すぎないお菓子が増えてきましたよね。そういうものの原材料を見てみると、あれ、これも?と思うくらい、トレハロースはよく使われています。化粧品などにもよく使われていますね。こんな感じです。このトレハロースの大量生産技術を可能にしたのが林原。私は野村進『千年、働いてきました』を読んで知りました。この本の林原の章の最初に、びっくりするようなエピソードが書かれています。ネムリユスリカという昆虫、マイナス193度の液体窒素の中でも、90度の熱湯の中でも生き残るそうですが、その細胞を守っているのがトレハロースなのだそうです。林原の社長さんは大学生時代、空飛ぶ円盤研究会に入っていたそうで、それがこのCMにも生きているのかもしれません。創業明治16年の会社が、最先端のトレハロースを製造しているなんて驚きですが、宇宙人のコマーシャルを作っているというのも何だか可笑しいです。トレハロースは本当にこれからもいろいろな可能性のあるものだと思います。それが家庭でも手軽に使えるというのも嬉しいですね。本当に夢と可能性と未来のある、身近なモノだと思います。