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カテゴリ:舞台感想記
いよいよ最後の演目。
4年前の初演に比べると、芝居としてまとまっている、そう思った。 前回は、さまざまなギャグが単体では新鮮かつ面白かった。回を重ねて練れてきて、芝居としてのまとまりが向上したのかな。最後に近い場面。辰次の、「生きたいんだ」という叫び。これがテーマなのか?と思った。 勘三郎は出ずっぱりで、動きまくり喋りまくり。これを毎日、25日間。体力勝負だ。 コクーン歌舞伎、中村座など新たな試みをしている新・勘三郎。こういう新しいものを襲名披露に出すことも前代未聞らしい。 古いものだけに固執していては、歌舞伎は死んでしまう。いまは古典となっているものも、必ず初演があったわけだ。この研辰も、何十年後、何百年後に真の評価がわかるのだろう。 予定調和らしきカーテンコールは、やや疑問。これについては5月の舞台への感想とは少し外れるので、稿を改めよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.13 19:23:25
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