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村田製作所は2012年9月5日、「0201」(0.25mm×0.125mm)サイズの積層セラミック・コンデンサ(MLCC)を発表した。世界最小となる0201サイズのMLCCを世界で初めて開発したとする。2013年度末にサンプル出荷を開始し、「2015年に量産出荷を開始する予定」(同社 常務執行役員 コンポーネント事業本部 本部長の濱地幸生氏)。
開発品は、外形寸法が0.25mm×0.125mm×0.125mm。村田製作所では、この外形サイズを0201サイズとして推進していく考えだ。現行の最小サイズである「0402」(0.4×0.2mm)サイズのMLCCに対して、体積比で約75%の小型化を図れるとする。同社では、「スマートフォンやウエアラブル・コンピュータなど、小型化・薄型化が求められる用途に向け、提案していく」(同社の濱地氏)。 静電容量は、高周波回路向けに数10pF品を、一般的なデカップリング回路やマッチング回路向けに1万pF品を開発済みとする。将来的にはそれぞれ、100pF、0.1μFまで高めていくという。 量産は、福井村田製作所で実施する予定。サンプル出荷から量産出荷までに1年以上の時間がかかることになるが、「村田単独ではなく、(部品を基板に載せる)マウンタや基板、はんだなどのメーカーと共同で0201対応を進めていく必要がある」(村田製作所の濱地氏)とした。既に、「あるマウンタ・マーカーとは0201対応に向けた共同開発を進めている」(同氏)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 6, 2012 02:31:04 PM
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