まいじー日記

2004/09/01(水)01:56

レイク・タホでダウンヒル・マウンテンバイク

家から車で約4時間、カリフォルニアとネヴァダの境にあるレイク・タホ。冬はスノースポーツ全般、春から秋はウォータースポーツやゴルフ、ハイキング、避暑に、年間通して大人気のリゾートエリア。 スノーボード大好きの相棒と私は、学生時代は同好の友人たちとスキーキャビンをシーズン借りし「タホに住んでる」といわれてたくらい、通いつめていた。今でもノーススターとシエラという姉妹スキー場のシーズンパスは買い続けている。 ノーススターとシエラでは「ヴァーティカル・プラス」という、航空会社のマイレージクラブみたいにリフト乗るたびに距離に応じてポイント(フィート)が加算される有料の会員サービスがある。たまったポイントは食事券やレッスン券、ショップの割引券などの特典と交換できるしくみ。 今回、そのヴァーティカル・プラスのポイントを、マウンテンバイクのレンタル&リフト券に交換することにした。 レイク・タホ周辺に14ヶ所あるスキー場のいくつかが、夏の間はマウンテンバイク場に衣替えして営業しているのだけど、中でもノーススターは特に力を入れていて、このあたりのダウンヒル・マウンテンバイクの一大中心地。自転車ごとリフトに乗って疲れる登りは省略、下り坂を降りる楽しみは味わえるということで、ナマケモノの私にはぴったりだ。オフロードのマウンテンバイク初体験である。 10時半頃到着。ノーススターは今年の冬に向けての再開発の建築ラッシュの真っ最中。相棒は自前のマウンテンバイク、私はフルサスペンションのダウンヒル用マウンテンバイクをレンタル。周りはひじ・ひざ・背中のプロテクターにフルフェイスのヘルメットで身を固めたハードコアなダウンヒラーばかりの中に、バイクショーツ(お尻にパッド入)とふつうの自転車用ヘルメット、自転車用指なし手袋だけの私と相棒。ちょっと不安。 ノーススターのコースは、大きく分けて、幅広トラック(車1台が通れるくらいの幅)とシングルトラック(自転車でもすれ違えないくらいの幅)の2種類。斜度と難易度によって、幅広トラックは初級と中級、シングルトラックは中級・上級・最上級にクラス分けされている。 初級はちょっとたるそうなので、初めてのくせにいきなり中級を選ぶチャレンジャーな私。といってもいきなりシングルトラックはこわいので、幅広から。ゴンドラに乗り、さらにもう1つリフトを乗り継いで、いきなり(夏の)頂上へ。スキーもスノボも履かずにリフトに乗るのも変な感じだ。 いよいよダウンヒル開始。緩やかな下り坂なので、こぐ必要はほとんどなし。かえってスピードが出すぎて怖いのでブレーキかけっぱなし。基本は乾いたダートロード(土道)だけど、土に埋まった岩や木の根、落ちてる石ころや枝がトリッキー。徒歩や車ではなんてことない段差が自転車にはかなりの衝撃で、舌噛みそうなくらい全身がくがくしながら滑降する。途中ブレーキ触ったらやけどしそうなくらい熱かった。 中腹まで降りたころ、ようやくちょっと慣れてきた。相変わらずブレーキ多用で遅いものの、けっこうなんとか自転車扱える自信がでてきたところで、シングルトラックにチャレンジ。幅が狭い分、岩や木の根を乗り越え、急なカーブを回りきるのが大変。でもこれが楽しい。なるべくスピードを落とさず、狭いトラックの中でいちばん通りやすそうなラインを読み、読んだライン通りに自転車を走らせる。思い通りに行けば嬉しいし、もう考える余裕もなく自転車任せにして難所を乗り切るのもへんな達成感と感動(我ながらどうやったのかよくわかんないけどすごい!みたいな)があっていい。 上級コースはこんな感じ。中級はもちょっと緩やか。 相棒(自転車乗り)の的確なワンポイントアドバイスもあり、山の裏側の小さな湖までちょっと遠乗り(緩く長いアップダウン)したり、気に入った森林コースを何度も走ったり、リフトが閉まるぎりぎりまで楽しんだ。とてもおもしろかった! 湖の北端をまわって、今日の宿、インクライン・ヴィレッジのB&Bへ。。リタイア後の老ご夫婦が、半分ゲストとお話するのを楽しみにやっているような宿。以前に相棒の両親と4人で泊まったことがあったので、しばらく近況などおしゃべりしてから、ステートラインのカジノ「クリスタル・ベイ」へ外出。レストランで食事の後、しばらくビデオポーカーで遊ぶ。ふつうラスベガスやサウスレイクタホのカジノでは、ビデオポーカーって25セントか1ドルだけど、ここには5セントとか1セントのがあって、安上がりに遊べた。残念ながら長い1日にすっかり疲れてしまい、10時過ぎに宿に戻り、ご夫婦といっしょにちょっとオリンピックを観た後、すぐに就寝。

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