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テーマ:ミュージカル(92)
カテゴリ:アメリカ日常生活
ちょっと今さらだけど、相棒の親友スコットとアリスと4人でミュージカル「Wicked」を観て来た。「Wicked」はミュージカルウォッチャーなスコットとアリスの2代前のFavoriteミュージカルで、ずっとお勧めされてたのがやっと観られて嬉しい。彼らは気に入ると繰り返し&世界各地で観るので、お気に入り期間の長かったWickedはたぶん20回以上は観ているはず。ちなみに彼らの最新favoriteは「アメリカン・イディオット」(先日クローズしちゃったけど)、その前は「春のめざめ」。 「Wicked」は、いかにも「王道ミュージカル」っていうか、涙を誘う美しい歌、大げさなまでにコミカルな演技、大掛かりなステージセットとゴージャスな衣装、最後はハッピーエンドで、とても楽しめた。先日観たより前衛的?な「春のめざめ」とはかなり毛色が違ってた。 ストーリーとしては、「オズの魔法使い」の裏側ストーリーというか、オズの国を舞台に、2人の魔女の間の友情をメインに、ファシズムや差別のメタファーへの反対や三角関係を盛り込んだ内容。 実は「オズの魔法使い」のあらすじがうろ覚えだったので、ちゃんと映画観るか本読むかしておけばもっと細かいところも楽しめたかもしれないけどね。小学生の頃に読んだ本のかすかな記憶しかなかったから・・。 あと、けっこう言葉遊び的な台詞も多くて、私には全部はわかんなかったのでちょっと悔しい。スコットには「10年以上アメリカにいる人とも来たけど、その人よりぜんぜんわかっていろんなとこで笑ってたよ」と慰めてもらったけど。 ホリデーシーズンのマチネーだったからか、主役2人がアンダースタディだったのがちょっと残念。スコットは実はエルファバ役はアンダースタディの方が声が好きっていってたけど、アリスによれば正式配役の人はもっとエッジーな個性があって役にぴったりあっているんだそう。そっちも観てみたかったな~。 アリスが言ってたけど、ミュージカルは当然その時期の社会のムードを色濃く反映するので、最近のってやっぱり暗いんだって。でもWickedは2004年が初演だから「世界はばら色、未来は開けてる!」みたいな明るさがあって、「なんかあの頃はああだったなあ、あれから何年もたったんだなあってしみじみ思った」と言ってた。 こんな暗いご時世だからこそ、人はつかの間の明るさを求めるのかもね。サンフランシスコのカンパニーは春まで公演決まってるし、その後もまた延長するかもしれないし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.22 10:43:59
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