日本現代詩歌文学館の2017年度常設展「詩歌と音のプリズム」が始まった。
図録には、沖縄から川柳作家、大田かつらさんの川柳が掲載されている。
わたしの詩もあるのだが、それはどうでもいい。
大田かつらさんの作品は「娘の悲鳴マッハの音に潰される」。
色紙に直筆の、力強い作品だ。
作者のことばには、こうある。
昨年4月、米軍基地関係者によって、20歳の若い女性の命が絶たれました。
70年余り経ってもこの許しがたい人権侵害が続く現実に、一人の母親として哀しみの怒りが、心に刻み込まれ鎮まらない。
(抜粋)
常設展は来年3月18日まで。
同文学館は岩手県北上市にある。
わたしは一瞬だけ、行ったことがある。
日本現代詩歌文学館
ちなみに、日本現代詩歌文学館振興会などが主催する第32回詩歌文学館賞の結果も発表されている。
受賞者は以下とのことだ。
詩 来住野(きしの)恵子氏の『ようこそ』(思潮社)
短歌 波汐國芳氏の『警鐘』(角川文化振興財団)
俳句 後藤比奈夫氏の『白寿』(ふらんす堂)
贈賞式は5月27日、同文学館で開かれる。
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