mojimama!!じーまのこころ元気？

遠い昔に起きた一陣の風、それを今、維新とよぶ。

維新のなかには、国の行方を考えた何人かの人々と、ただ、走り回る

群衆とおなじ、風だけを追った人々がいる。

風はにんげんを迷いから追い立てる、考える前に、走ったほうが

時代についていく感覚に浸りきれる。

考えなどいらなっかった人々もいる。庶民である。

風は町のあちこちにも吹く。一陣の風が過ぎたあとにもっとも傷ついた

のも　庶民であった。

維新は遠く、記憶も薄れ、英雄たちの　活躍のみが伝えられている。

どの時代にも、名を呼ばれる者と　ただの庶民にすぎない人間が生まれる。

時代も　時間も　人間に平等ではない。

ただ、生まれて　苦楽を得て　人生を過ごす

それだけが　平等である。　　　　静観　mojimama