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カテゴリ:じーまのお仕事ぴしっとこーなー
あなたの身を傷めたのが天使の羽であったなら、蒼穹の温かい雲であったなら あなたの体温は戻りもう一度深い呼吸をして眠りにつき朝を迎えたことでしょう 天使の羽はあなたの体温を戻そうと幾重にもまかれ温かい雲は身体じゅうを包みました 呼吸は天使たちのくちびるで息を吹き込まれ冷えていく身体は渾身の想いで天上の雲たちが温めていました。 天使しか救えないいのちだと神も知っていました。生命の根幹は崩され息を止めたあなたに天使たちはいのちの水も飲ませようとくちづけを繰り返しました。 あなたの体温は奪われつづけ神の手の放つ生命のひかりさえ拒むと神は知っていました 神の手の及ばない傷があなたの体温を奪い血液でみたし静かに死へと向かわせていた 多くの声が多くの信念があなたの逝ったときを世界に示すまであなたの首には天使の羽がまかれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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