momi051の野球日記

今年の横浜スタジアムでの関東選抜リーグはこの日が最終日。これを逃すとひょっとしてかずさの試合は当分見られないかも…と思って行って来ました。

かずさの試合を見るのは今年はじめて。ＥＮＥＯＳも神奈川の「五強」ではここだけまだ今年見てなかったので、どんなチーム状態か楽しみ。

が、ちょうど試合が始まるあたりからポツポツと雨が。試合中盤くらいからは本降りに。しかも寒いのなんの。気温10度行ってないんじゃないかってくらいの寒さ。4月ってこんなに寒かったっけ。良く9回までできたものだ。選手の皆様おつかれさまでした。


◇関東選抜リーグ

かずさマジック
００１ ０００ ０００＝１(４安打、１失策)
０００ ５００ １０ｘ＝６(１３安打、１失策)
新日本石油ＥＮＥＯＳ

[か]相原(3+2/3回5失点[自責1])、栄(3+1/3回1失点)、今成(1回)－田口 (二)平野
[Ｅ]大川(4回1失点)、岩田(2回)、田沢(2回)、斉賀(1回)－高橋 (二)高橋、柳田、宮沢、池辺

８伊藤/６相良/４和田/９鬼崎/Ｄ河本/３古川/７平野/２田口/５向山→Ｈ牧野→５松枝
９坂下→Ｒ９８須藤/２高橋/４３柳田/７池辺→Ｒ７宮崎/３岩本→Ｒ４仲田/Ｄ山岡/５宮沢/６樋口/８前田→９平田


(12時55分開始だったから試合時間2時間45分ほど)

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まず展開を書きますと。

先発は大川投手と相原投手でした。


(大川投手は上半身がガッシリした感じで結構豪快なフォーム。馬力型っていうんでしょうか。相原投手は躍動感はないけどまとまった感じ)


立ち上りは双方とも走者は出すもののバントが全て失敗、チャンスを広げられずに０が並びまして、両監督の頭に血が昇ってるんじゃないかと。そんな中、先に点を取ったのはかずさでした。

3回、一死から伊藤選手が粘って四球。相良選手またもバントが決まらずエンドランに切替えセカンドゴロで走者を進めて二死二塁。このチャンスで和田選手がセンターの右にきれいに弾き返して伊藤選手が楽々ホームイン、かずさ1点先制。これがチーム初ヒット。1安打で1点っていうところだけ見ればとても効率の良い取り方。さらに和田選手が盗塁してチャンスを広げたものの1点止まり。


かずさ先発の相原投手はヒットは打たれながらも、バント失敗やいい当たりが正面に飛ぶ運にも助けられて3回まで無失点。しかし、4回に崩れてしまいます。

4回裏のＥＮＥＯＳはまず池辺選手・岩本選手・山岡選手が三連打して同点。このあと牽制アウトとヒット2本で二死満塁の大ピンチ。必ずしもいい当たりばかりではないのに内野手の間に飛んでヒットになっちゃう。

一番に戻って坂下選手の当たりは平凡な三塁ゴロ。ふぅ、助かった。しっかり捕って一塁へ送球してチェンジ…のはずがセーフ。送球がライト方向へ逸れてベースから足が離れたらしい。おいおい、もったいないなぁ～。相原投手もマウンド降りてベンチに帰りかけていたのに。満塁だったのでＥＮＥＯＳ1点勝ち越しです。結果的にはこれがずいぶんと大きなエラーになってしまいまして。

このあと、相原投手は気落ちしたのか高橋選手に初球をライトへ2点タイムリーされて降板。代わった栄投手も代わりばな柳田選手にレフトへタイムリー二塁打を打たれてもう1点。この回一気に5失点。うーむ、エラーがなければ…。


(橋本監督から交代を告げられ、相原投手は淋しそうに降板して行きました)


その後、かずさは降雨コールドをにらんでか早めに継投したＥＮＥＯＳリリーフ陣を全く打てず、中盤は走者さえ出せません。

一方、ＥＮＥＯＳは7回に二塁打で出た池辺選手を内野ゴロの間に返して1点追加、６－１に。



(9回から登板の斉賀投手。2安打されましたが無失点)

かずさはようやく9回に斉賀投手から和田選手・鬼崎選手の連打でチャンスを作り、河本選手が右中間の深いところへ大飛球。抜ければ試合が面白くなるところでしたが、センター須藤選手が走って走って追い付いた。結局、この回も0点で試合終了でした。



(試合終了直後。右から高橋選手・宮沢選手・斉賀投手。捕手なのに2番に入った高橋選手。大川投手が先発だったので立教大学バッテリー。右方向へのうまいバッティングで二塁打1本含め2安打2打点の活躍。宮沢選手も二塁打1本含め2安打でした)

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結果的にはスコアを安打数もＥＮＥＯＳ圧勝、かずさコテンパン。5回以降はＥＮＥＯＳも走者3人しか出せなかったし、エラーがなければ接戦だったかも知れないと思うとやっぱりもったいない。勝ち負けにはあまりこだわった試合ではないのでしょうけど、見てる側としてはやっぱり接戦のほうがおもしろいわけで。


大川投手が四球が多かったのに比べて相原投手は四球も出さないし(かずさ投手陣は無四球でした)、ヒットは打たれながらものらりくらりという感じで良く粘っていたんですが、結果的には大量失点。確かにエラーのせいっていうのもあったけど、エラーの後だからこそ抑えて欲しかった。ここでほぼ試合は決まってしまいましたので。


あとこの日は双方ともバントがちっとも決まりませんで、ファウルや失敗ばかり。結局、最後まで1つも成功せず。

かずさは2回、無死一二塁でバントしたのに三塁アウト→次打者がダブルプレーって絵に描いたようなまずい攻撃もありまして。打てないのは仕方ないけど、進めるべきところは進めないと取れるものも取れません。

ＥＮＥＯＳのほうも序盤から毎回安打なのにゼロ行進で、大量得点した4回もエラーがなくて終わっていれば1イニングにヒット5本打ってるのに1点しか入ってなかったところ。すごく非効率的。ただ、そのあとの畳み掛けかたはお見事でした。


●写真など



ベストナインの貫禄か、和田貴範選手は先制タイムリーと9回のヒットでチーム唯一の二安打。二塁の守備もいい感じ。ベンチ前の円陣ではキャプテンとして気合いを入れてました。




昨年はここで場外ホームランをかっとばした鬼崎智史選手。この日は難しそうな球を打たされるなどなかなか自分のスイングをさせてもらえなかった感じでしたが、9回にヒット1本。当たりはそんなに良さそうに見えなかったけど力でレフト前へ。




栄英一投手は何となく体が大きくなったような気が。投げるときに「ううっ」と声が漏れます。
代わりばなのタイムリー含め長打3本打たれましたが自らの失点は1で食い止めました。




今成純太郎投手は前に見たことあったかなあ。腕の振り方がかっちょいい。
1イニング投げて下位打線とはいえ三者凡退でした。




今年から背番号10番になった池辺啓二選手。池辺選手もこれまた二塁打1本含め2安打。かずさ・田口慎一郎捕手も背番号10番。




5回から登板のＥＮＥＯＳ・岩田雄大投手。
昨年のこの時期に田沢投手と二人で快速球を投げ込んでいた記憶があったのでスピード表示に注目してみたのですが。
あれ、こんなに遅かったっけ？ 140キロからもほど遠い。寒いからなのかなあ。
球速が出なくても関係なく、かずさ打線は全然打てません。2回パーフェクト。




ＥＮＥＯＳは7回から田沢純一投手。
こちらは寒さも何のそので149km/hを連発。去年の今ごろは同じ舞台で日産打線にいいように打たれていたのに、すっかり自信つけたのかマウンドでも堂々としたもの。投げた後も「どうだ！」みたいな感じで、ふてぶてしささえも。

結局、2イニング投げて打者6人で5奪三振。バットにほとんど当てさせもしない。
岩田投手・田沢投手の前にかずさ打線は7者連続三振でした。これじゃ点取れるわけないよな～。


●おまけ

今日はかずさ・初芝コーチの姿はなし。いつもいるわけじゃないらしい。
整列の写真でチェックしてみると、長尾投手だけベンチから外れていたみたい。
ノックで本来は捕手のはずの河本選手がレフトやってました。

ＥＮＥＯＳのほうは妙に選手が少なくて、整列のときに数えてみたらベンチ入り21人だけ。どういう意図なんだろう？