もっぷ道-season1３-わがままなおしゃべり

実は　伯父の訃報ではいろいろな事を考えさせられた

嫁いで　義祖母と舅二人の葬儀に立ち会って　「血」の違いなのか疎外感を感じていた

直系の喪主家族なのだが　何も決定権の無いどころか入り込めない壁を感じる居心地の悪さ

ならば　血縁関係の葬儀なら違うんじゃないかと　言い方は悪いが期待していた

　　　　　　　　　　　　　　　　

伯父の近所には何代前になるのか分家した親戚が多い

でも伯父の兄弟は県外に出た人が多く　県内に生存しているのはうちの父だけ・・・

なので　今回の喪主は私たちと身近な従兄になる訳だが　かなり年が離れているので親しく接し

た記憶は無く　県外の従兄たちも顔も知らないぐらい疎遠な感じ

今回の葬儀で　横浜から来た次男さん　　妹がその存在すら知らなかったというぐらい疎遠




伯父の奥さんは３５年前に亡くなっている

その前後１０年ぐらいの間に祖父母も亡くなっていて　長男さんと伯父だけになってしまった

実家に１人暮らしをしていた長女さんが戻って家事を仕切っていた

長男さんは結婚を選びすぎて婚期を逃したところに母親を亡くし　小姑が同居するという事か

ら益々縁が遠のいて　２人とも未婚のままになってしまっていた
　　　　　　　　　　長男さんに私を・・・という縁談もあったのよね

大学から上京した次男さんは遅く結婚したので子供さんはうちの子たち位の年齢

何かあった場合は　うちが近い身内なのでお手伝いしなきゃ・・・と思っていたのにーーー






３５年前　早くに母親を亡くした長女さんは　母方の叔母を頼るようになった

姉妹の嫁いだ家とはいえ　亡くなってからも足繁く通って口出すのはちょっと違うと思うのだが

祖父母が亡くなっていた事も影響したのだろう

市内に住んでいるとはいえ私たち兄妹は口うるさい長女さんが苦手

うちの家系的なものなのだろうが　長女さんは父にも上から物を言う程　言えないことは無い

私の名前は長女さんが付けたらしいし　父母の方が年齢的には近いのよね・・・




で　あまり足が向かないからその親戚関係も見えてなかったのだが

亡くなった連絡を受け　午後から訪ねると　玄関に出て来たのは知らない男性・・・

あちらも勿論私が分からず　近所の人だと思ったらしく仏間の方に促される

母と甥っ子がいるはずだったので　聞いてみると　居間の方にいるかも・・・と言う

なので居間に入っていくと　知らないお婆さん２人と一緒に　父母と甥っ子がいた

そこで母と一緒に仏間に行って冷たくなった伯父に対面したのだがーーー

３部屋を開放して使っていた弔問の為の部屋には　近所の方々と思しき人たちが集まっていた

同年代の方は見覚えがある人もいるが　ほとんど知らない人なのでそこにも居づらい

市内の従兄は我が家だけだと思っていたので何かお手伝いをしようと思っていたが家人は忙し

そうで　父母もすることなく居間にいるだけ・・・

その後　２人のお婆さんたちは　亡くなった叔母さんの姉妹だと分かる

玄関先に出て来たのは　その息子さん

同じ従兄だけど父方と母方の違いね

亡くなったのが父方だけど　母方の人ってソコまで口出してくるものなの

何もすることなく　でも帰る訳にもいかずにいると　喪主を務める長男さんがやって来ていう

ももびーと　ももびー妹は葬儀だけで良いから　　あとは何も出なくて良い

ももびー母は葬儀に出ないで　葬儀の間　ココで留守番してて

入棺や火葬は　ももびー兄と父だけで良い　　

甥っ子は何か必要になった時の為に車で会場待機してて　　　　　　と


そしてお婆さんたちは　　　大変だけど　じゃ　私たちは火葬位出なきゃいけないね



へっ

血縁関係の無いお婆さんたちが火葬に出て　血縁関係のある私たちは出れないの

親等からすれば　あちらは２で　私たちは３かもしれないけどさ・・・

伯父は親戚が広いので人数削減というものが必要だったのも分かるけど　なんかねぇ・・・





伯父とご主人様は　仕事上の付き合いがあり　私と出会うより前に伯父たちと付き合いがあった

なので　亡くなった時にご主人様も顔を出せば良いのに　と思ったが彼は足を向ける事無く

葬儀の前日にいきなり　香典の袋を書くように言われた

伯父と同じ日に偶然があるのねぇと思ったら　彼は彼で一般席で葬儀に出席するという

親族なんだから一緒に行けば香典もひとつで済むのに　別々に出席するという

行かない訳にはいかないけど　よほどうちは敷居が高いらしい




葬儀の時は　三五日法要までやるのはココでは普通だがその後初七日も会場でやってしまった

私も妹もソコまでするとは思わずにいたので　御斎まででお暇したが　早急すぎない

初めて見た次男さんの奥さんと子供たち　(唯一の跡取り)

私も長男の妻らしい事はしていないが葬儀をやったその日のうちに横浜に帰ったらしい

暮れから体調を崩していた伯父さんの見舞いも全然来てないし　　なんか可哀想

雪が消えたら出て来たトンネル
誰が作ったのかなぁ～



伯父は秋に体調不良で入院検査を受け　癌だと判明
でも　年も年なので　　もう年だから・・・と入院も治療もして貰えなかったそうな・・・
長女さんはその事にすごく怒っていたなぁ

そういう愚痴を母にすごくするんだけど　なんかうちんちの立ち位置って微妙

何かお手伝いはと言ったら　

忙しいのは午前中だったから　もう何もする事ないよ　って言われちゃうし

コレからも良いように使われちゃうんだろうなぁ