|
テーマ:ひとりごと(15030)
カテゴリ:日々これドタバタ
金曜夜のお話です。
仕事でへろへろになったモモマロは22時過ぎ帰路につき、 15分先の駅まで寝過ごした後何とか最寄り駅に到着しました。 モモマロのおうちは更にここからチャリで10分。 その道筋の中程を過ぎた辺り、川に架かる大きな橋を通りますが ここで人が倒れていました。 既に深夜0時過ぎ。 住宅街は人影もあまりありません。 生きてるなら助けなあかん 死んでるなら通報せなあかん チャリを停めて近寄ると倒れているのは みなりのきちんとしたおばあさんでした。 仰向けにころがり足を4の字に曲げています。 大丈夫ですか? 声をかけるとはたと目を覚ましましたが おばあさんは一言も発しません。 お酒、飲まれましたか? ここで寝てては危ないですよ そばにちょうど大型トラックが通りました。 歩道と車道に別れていない大きな橋のはじに寝ているのです。 車にひかれない保証はありません。 しかも寝ている場所はすぐ下が川。 川面の風は非常に寒いので危険です。深夜は特に。 おばあさんはろれつがまわらないのか 状況がよく分かってないのか気恥ずかしいのか こちらを見ても何も話しません。 うつろに微笑んでいます。 歩けなさそうですから、どうしましょう おうちに今、人はいますか? 携帯電話お持ちじゃないですか? 色々話しかけますが彼女は小さな声で 『私へいき。 大丈夫よ…ふふ』 と途切れ途切れ答えるだけ。 頭を打っていると怖いので下手に動かすのもためらわれます。 すると 『大丈夫ですか?』 と中年のサラリーマンがおずおず訪ねてきたのです。 状況を説明すると一緒に手伝ってくれました。 おばあさんを起こそうとしてもふらふらで起こせません。 これでは歩行もままなりません。 頭の下の地面は塗れていないので 幸いけがをしているわけではないようでした。 お酒を飲むジェスチャーをするので、彼女はやはり泥酔状態のようでした。 そこでもう一人、酔っぱらいのおっちゃんがやってきました。 おう! どぉかしたかっ? ピンクのコートの髪の長い女と中年のサラリーマンが 倒れている人を囲んでいる所に気になって声をかけてくれたのです。 おばあさんを見るなり あぁああ~ こりゃ(おばあさんが)飲んでるよ~ 立てねぇわなっ! まぁ俺も人のこと言えねんだけどなっ! どんま声でべらんめえ口調のおっちゃんでしたが ぐいぐい統率するタイプの人らしく 彼が参加してからとても心強くなりました。 すぐ近くによぅ 交番あるじゃねぇか! あそこ行くしかねぇよ~ 酔っぱらいおっちゃんの提案を聞いて、 その場は二人に任せて チャリの機動力で私が交番に行くことにしました。 そうして何とか警察におばあさんを引き渡すことができ、 即席救援隊は解散して家路に向かうことができました。 途中までは同じ道中なので 並んで歩きましたが、酔っぱらいのおっちゃんは 『いゃぁ~俺もよぅ いつあんななって 人様の世話になるかわかんねぇからなっ こういう時助けとかねぇとな、なんてよぅ! ぐゎっはっはっはっは~!』 と豪快に笑い飛ばし、 『おぅっ! じゃあお疲れさまでしたぁ~!』 なぁんて号令で別々の道に向かいました。 あの連帯感、なんかよかったな(^▽^) ランキング参加中★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月12日 12時23分48秒
コメント(0) | コメントを書く |