わたしの本棚、本のむし。

[小説・自叙伝] カテゴリの記事

全58件 (58件中 1-50件目)

1 2 >

• 

  又吉直樹「劇場」を読んだ。

  　　　　　　又吉直樹さんの「劇場」を読んだ。「火花」よりこっちの方があたくしは好きだ。時代は違うんだけど神田川とか赤ちょうちんを思わせられた。 破天荒な劇場作家志望の永田君と青森出身の服飾の大学に通ってる沙希ちゃんの出会いもまた唐突で奇妙な成り行き。成り行きというには勿体ない感じがするのだけど。若者はこうあるべきだと思うのね。永田君みたく、ぐいぐい行くべきだと思うのね。そしたら日本のいろんな問題が解決の道へ辿っていくんじゃないかと思うのね。それたけど。 あー、又吉、こんなん描けんのやなー、すっごい素敵な恋愛小説やなーって思いました。 劇場 [ 又吉 直樹 ]価格：1404円（税込、送料無料) (2017/8/1時点)

  2017年08月01日

• 

  羽田圭介「成功者K」を読み終えた。

  　　　　　　　　読み終わった。主人公は「成功者K」。芥川賞受賞者である。 これって羽田さんのこっちゃなかろか？ あたくしがTVで見かけた感じそのものだったけど？？信じがたいほどのヤり師ではあったけど、願望？？又は実話？？？どのようにでも取れるファンタジーさではあったけど 羽田さんの人柄、描く文章が大好きです。ガシガシとアグレッシブな疾走感ある表現法成功者Kの屈折したでも正直すぎる 行動読んでいてとっても笑えたりした。「成功者K・二章」を期待したいです。  成功者K [ 羽田 圭介 ]価格：1512円（税込、送料無料) (2017/5/10時点)

  2017年05月10日

• 

  村田沙耶香「コンビニ人間」読んだ。

  　　　　　　　　「コンビニ人間」読んだ。幼少の頃から思考が変わってるって言われてきた古倉さんがコンビニでバイトすることによって社会の歯車として「普通」を保てていた。職場の空気、雰囲気に上手く同調して仲間とも店長ともお客様ともトラブルなく、あっても臨機応変に対応して商品管理も陳列も優秀にこなしていた。　 「普通」でいる事って、大変なんですよね。そうこうしているうちに古倉さんも三十六歳。大学生の時からずーっとアルバイト。社員じゃないの。同級生はほぼ結婚もしてるし子供も数人出産済み。古倉さん未婚、彼氏なし。でも全く世間体気にならないの。でも変わってるって思われたくないの。変わってるから。そこに白羽くんが現れるの。このコも変わってんの。ここからは読んでみて。面白いからｗ何通りもの人生を考えたくなるはずです。  コンビニ人間 [ 村田沙耶香 ]

  2017年03月18日

• 

  J・Dサリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」　読んだ。

  　　　　　　　  ライ麦畑でつかまえて [ ジェローム・デーヴィド・サリンジャー ]私が高校生だったころ、GUNS　N’ ROSES ってバンドが凄く好きでボーカルのAXL　ROSEが「好きな小説は？」って雑誌記者の質問に“ライ麦畑でつかまえて”って答えてたのを見てこれは読まなくては!!!って思っててあれから何十年か経ってしまったんだけどσ(∧_∧；)ようやく今日読み終えました。 ホールディンは賢く聡明で兄弟姉妹思いのヤンチャな大人になりかけの少年だと思った。彼は目立たないクラスメイトに憧れられてるのにも気づいてない様子だったけどかなりのイケメンで人を惹きつける要素を持った“もったいない“ 人物であったのだろうと。。。 古い名作なのだろうけど　ちっとも古臭くなんかなくて現代でも通用する若気の至り的な疾走感でもって人生を無駄にすんじゃないよってな感じに捉えたんだけど。 AXLもそんな風に思ってたのかな (｡´-ω･)?

  2017年02月13日

• 

  伊藤勇司　「部屋は自分の心を映す鏡でした」　読んだ。

          ですってよ？そうなんですってよ！？部屋は自分の心そのものなんですってよ？どーしましょ、、、 ((ヽ(ﾟωﾟ;;;)ﾉﾉ)) 「やりたいこと探しに夢中な人の部屋は片付かない」分かる気がしますね。。。。教材やら、教本、how-to本、目に見えるようです。。。 「痩せたいのに痩せられない人の部屋は片付かない。」これも、マシンやなんやら、痩せたら着る服やら、、、嗚呼、怖ろしい、、、 <(ﾟωﾟlll)> 「理想の相手と出会えないと嘆く人の部屋は片付かない」出会いの場を求め過ぎて部屋がなおざりに。。。ラッキースポット巡りで疲れ切るとか、、、 <(ﾟωﾟlll)> 「本棚」で自己評価パターンが見える。 成功者の本や自己啓発本がたくさん並んでいる場合今の自分を過小評価してまだ見ぬ未来の自分に 過大な期待をしているケースが多い。自分の本棚の本の種類を見れば　あなたが自分をどう捉え何が足りないと思っているのかが一目瞭然。。。。あたくしがこんな風に気に入った本を日々ブログに書くってことは自分をどう捉え何が足りないのか知られてしまってるってことだ  (((((((( ；ﾟωﾟ))))))))  ま、イイんですけどね（⋆’　‘⋆） ってな具合になんで部屋が散らかるのか、なんで部屋とココロが密接に繋がってくのかがわかる、読んで納得の記事が掲載されているちょっと気に入った本なのでありました。この手の本で近藤麻理恵さんの本も好きなのですが彼女の著書と違うところは少し出来た自分を認めて褒める事、片づけてみて、些細な幸せを見出す事、 時間が掛かっても良いから、楽しみながら掃除して自分が本来持っているものを活かす事身の回りの物、人を大切にってことを述べている。このような心構えでいれば来年も良いことがある気がしてきた一冊でした d(・ω・●)☆  部屋は自分の心を映す鏡でした。 [ 伊藤勇司 ]

  2016年12月30日

• 

  末井昭「自殺」読んだ。

  　　　　 自殺 [ 末井昭 ]商品レビューは賛否両論でしたが私は面白く楽しく読めました。重たいテーマなだけに読んで気分すっきり晴れ渡るわけにはいきませんが末井昭さんの経験して来た事、かなり行き当たりばったり破天荒な人生を歩んでこられたようですがこんな風でも(失礼かと存じますが)生きていても大丈夫。って思えることが出来ました。ひとつだけ、引っ掛かることがあるのですが電車の人身事故は主に月曜日に起こるのだそうです勤め先のシフトにもよるのでしょうけども休み明けってのが引き金の一つでもあるのでしょうかね飛び込みたくなったのならばいつもの線路のホームではなく反対側のホームへ行って電車に乗り込むんです。勤め先とは反対方向へ逃げるんです。そしてこころゆくまで旅を楽しむんです的なことが書いてありました。楽しむのは良いのでしょうけどもその後の代償はどうなるんだろうかと無断欠勤をして、又は一応は連絡を入れたにしても代わりの居ない職場だとしたら皆に迷惑を掛けてしまうことになる。そしてまた居づらくなる。。。辞表を提出したとしてもその後の暮らしは、次の職が見つかるかどうか等小心者の私めは考えてしまうのです。↑このような考えをも覆される内容も記述されてはおりましたが首を括りたくなったような当人は本を読んだからと言って根本的に考え方が変わるとは思えないのです。まだ括ったことはないのでわかりませんがでも、少しは読むと楽になる感じはしました。なのでシンドくなった→末井昭「自殺読」読む。また暫くしてシンドくなった→「自殺」読む。これを永遠にループするのが良いのではないかと。・・・・（　＾ω＾）

  2016年11月17日

• 

  「掲載禁止」長江俊和　読んだ。

  　　　　掲載禁止 [ 長江俊和 ]この原稿は某文芸雑誌に匿名で送られて来たもので、特異な内容で掲載する事を検討されていたが後日ネットにこの内容そのままの殺人動画が流出されたんだとか(現在は削除されてる)「人の死を見ることが出来るツアー」をTV局の番組制作側がネットで発見してそれをツアー客に扮して隠しカメラ携えて取材する模様だとか元宗教団体の教祖が信者を惨殺しておきながら精神疾患のため責任能力の有無から逃れべく記憶をなくしてる振りを暴く元教祖の妹の話だとかフラれた彼氏のことが忘れられなくて彼氏ん家の屋根裏で生活していた女の話だとか全部で五話分ねどれも最後の予想を覆される内容で、興味深く読めたんだけど、後味悪いのね、悪い方にのめり込んでしまう人間の浅はかさだとかね、その場の状況で自分もいつそうなるかわかんないもんだろうとも思えるし反面教師にはなるんじゃないかな。なかなか面白い作品でした。

  2016年11月10日

• 

  グレート・ギャッツビー　スコット・フィッツジェラルド　村上春樹翻訳

  　　　　グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)著者 : スコット・フィッツジェラルド中央公論新社発売日 : 2006-11ブクログでレビューを見る»登場人物の感情や、情景が事細かに丁寧に読み手にも伝わり易く捉えることが出来ました。他人の冷たさ、友人の有難さ、行動に出さずともJ・ギャッツビー氏を慎む人物の存在も一行やそこいらの言葉でも重く伝わって来ました。一生分を生き終えたかのような感覚を味わったような作品でした。【新品】【本】グレート・ギャツビー　スコット・フィッツジェラルド/著　村上春樹/訳

  2016年11月04日

• 

  羽田圭介「メタモルフォシス」読みました。

  　　　　　「メタモルフォシス」を読みました。 メタモルフォシス [ 羽田圭介 ]価格：561円（税込、送料無料) (2016/9/24時点)昼は何食わぬ顔で会社勤めする男が夜は一転SMクラブへ通い奴隷と化して快楽を追及する物語。、、、、こんなプレイがあったのか、、、私の率直な意見、感想でありました。知らなかった、こんな世界があったのね。。。。羽田さんの作品はすべて主人公は羽田さんのイメージで読んでいるんですよね。あのようなイケメンがこのようなプレイを夜な夜な楽しんでらっしゃるのか、、、と想像してまた、楽しさ倍増でした。何かの番組で羽田さんが言ってたけど、こういった世界を知ることで読者がまだ自分は大丈夫なんだって自分を許すことが出来たらいいんじゃないかな的なことをいってたんだよね、私の言葉は違ってるかもしんないけど。なんか嬉しく思った瞬間だったな、思い当たる節があったもんでｗ

  2016年09月24日

• 

  百田尚樹「プリズム」読んだ。

  　　　　　「プリズム」読みました。 プリズム [ 百田尚樹 ]価格：745円（税込、送料無料) (2016/8/29時点)家庭教師のバイトを始めた主婦(三十代子供まだ)が恋に落ちてしまうお話。その相手ってのは多重人格者でその中の一人。身体はひとつだけどいっぱい人格があるの。存在してるんだけど、神出鬼没なわけだからよけいに逢いたくなっちゃうんだろな。。。許されぬ恋なわけだしねｗでね、多重人格者って病なんだけど、なんでそんな病になってったかってゆうと現実逃避から始まったんだって。エライ酷い場面にあった、死にそうになったって時に形成された人格を出す事によってその場を回避して忍んで来たその繰り返しで多重人格になった、と。でもそおいうことって万人にも言えることじゃないかって自分を守るために自分を嘘偽りで良く見せようと装って他人と接しているって記されてあったの。これには共感したね。本のオビに「モンスター/百田尚樹」(整形美女のお話し。)と対になってる作品だってあったけどその通りだったね。「モンスター」は外観を装って生きて来た一人の女性に対して「プリズム」は内面を装って生きた一人の男性を掘り下げた作品だった。両方読むとまた違った面白みが出て来るね。(本選ぶ時はオビの情報って結構重要なのねｗ)

  2016年08月29日

• 

  読了。

  　　　　　　　　購入してから結構経ったけど三日ほどで読んだ気がする。 君の膵臓をたべたい [ 住野よる ]価格：1512円（税込、送料無料) それはそれはとても感動的だった。話もしたことのないクラスメイトの病気を知ってしまうところから始まってその子はとても積極的な女の子で知ってしまった男の子は内向的な子でお互い手探りで歩み寄って行く様は何ともソワソワざわざわきゅんきゅんしてしまった。ただ流されて来たんじゃなくて自ら選んで来た事に気づいた時のあの後悔といったら、ねえ、、、泣いたねー。。。 良いお話だった。薦めてくれたМさんに感謝だよ。 

  2016年06月13日

• 

  思いわずらうことなく愉しく生きよ。

  思いわずらうことなく愉しく生きよ [ 江國香織 ]価格：699円（税込、送料無料) 何年か前にドラマ化された作品だなって気づいて中古屋で手に入れた文庫本。ようやく読み終えた。。。仲良し3人姉妹のお話し。仲良しだけど性格がそれぞれ全く異なった3人姉妹。DV旦那と暮らしちゃってる長女自由奔放肉食系な次女これまたいろんな意味で自由奔放な三女自分はどのタイプにも当てはまらない気がするのだけど、どのタイプのコの気持ちもああ、分かる、こうゆう時ってあるよね。って思う。それを実行しないだけなのだけど。 それを疑似体験したようなきもちになった。彼女達の絆ってのは家族だからってだけなのかそれとも誰にでも潜んでいる潜在意識的なものに気づいたからなのかどうかは定かではないが実際小説の中で長女は似たような境遇の主婦を助けていたし共感、共有することで自分を客観視出来たのかもしれない。それを読んだ自分も共感することで何かこう心が晴れて来ると言うか、江国さんの作品中毒になってる理由なのかもしれない。  

  2016年05月21日

• 

  「豆の上で眠る」湊かなえ

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】豆の上で眠る [ 湊かなえ ]価格：1,512円（税込、送料込）とある姉妹が幼少の頃のお話。お姉ちゃんが神隠しにあったてか、誘拐されてしまった。運よく二年後に見つかったけどどうも怪しい。。。お姉ちゃんは本物なのか・・・お姉ちゃんが居なくなってからも見つかってからも主人公はずーっと悩み葛藤し続けてる様が読みどころなんだと思う。血の繋がりが重要なのか思い出が重要なのか、終わりの捉え方は人それぞれなんだろな。。。星四つ。

  2015年03月23日

• 

  江國香織の「とるにたらないもの」

  お久しぶりです。。。バイトとお義父（ジィ）やんのお見舞いとちょっと認知なお義母（バァ）やんの相手と旦那と娘と自分のことでいっぱいいっぱいの日々を過ごして今年ももうあと一ヶ月半を切ってしまった。あたしの日記はＤＥＡSHブログ　だからあんま更新しないようにしてきたけど、（思いあたることがあった。）↑このように書けばジンクスも死ぬかと思って。今日は書いてみよ。。。 今日はお休みなんでお部屋の模様替えとかお掃除とかやろうと思ってたんだけど魔の本棚の前ですっかり読み耽ってしまったのがこれ↓【送料無料】とるにたらないものもの [ 江國香織 ]価格：440円（税込、送料込） 江國さんの「とるにたらないもの」 日々の暮らしの中のとるにたりないもの達の愛しさと切なさと心強さと・・・・逢いたくて逢いたくて震える・・・美しい文章表現絶好調ビームにやられて もう夕方になってしまった。 お気に入りの文庫本カヴァーを装用して鞄に忍ばせたい一冊DEASH。　　　　　次のお休みこそは模様替えしよ   

  2013年11月17日

• 

  小川糸「リボン」を読んだ。

  表紙に一目惚れしてしまって購入したのがこちらの【送料無料】リボン [ 小川糸 ]価格：1,575円（税込、送料込）「リボン」 黄色いオカメインコ「リボン」とリボンと深く関わり合う人達の物語。「人達」なので同じ人ではない。名前も｢リボン」だけではない。リボンはいろんな目に遭うけれども優しくしてくれた人のことはけして忘れない。優しくして貰って嬉しかったことの気持ちの「おすそ分け」を次に出会う人へ知らないうちに届けて いるのだ。 正に皆を結ぶ｢リボン｣リボンの姿形が目に浮かぶような表現。作者もインコちゃんを飼ったことあるんじゃないかな。 インコ好きにはたまらない一冊でした。　　　　ではまたね

  2013年06月06日

• 

  金子哲雄｢僕の死に方」を読んだ。

  【送料無料】僕の死に方 [ 金子哲雄 ]価格：1,365円（税込、送料込）去年若くして亡くなられた金子哲雄さんのエンディングダイアリー500日。いまだになんか実感が湧かない。あんなに元気で丈夫そうだった人があっさり逝ってしまうなんて。いつだったか、金子さんがＴＶで「ヲタクが日本の経済を救っているのです!!」っていってた言葉が忘れられない。コミック、写真集、フィギュアやイベント等に惜しげもなくお金を使ってくれるヲタクの皆様のお蔭で日本経済はうまい具合に回っているのだと言うようなことを力説してたんです。それ聞いて、なんて良い人なんだ。金子さんは分かってくれている！私が日々、後ろめたくフィギュア等を購入している気持ちを汲みとってくれての言葉だろか？そうか、私等は日本経済に貢献してるのか―!!! って金子さんがお釈迦さまに視えた瞬間でした。 本にはこれまでの経歴から奥様との馴初め街頭インタビューをキッカケにＴＶ出演にまで至ったこと、経済ジャーナリストと語るからには自分の足でお店を回ってハダで感じて皆にお得情報を伝授してパワフルに活躍する姿。肺カロチノイドを患ってからもその意気込みは変わらなかったこと。それでも病魔は刻一刻と金子さんの身体を蝕んでいったこと。治療の選択。身辺整理、告別式に至るまでの辺りはもー泣けてしょうがなかった。。。。最後の最後まで周りの人達に気を使って、命尽きる時まで仕事をやり遂げた金子さん。ほんとにほんとにおつかれさまでした。お得情報をありがとう。。。。　　　　

  2013年02月18日

• 

  ゴマブっ子｢怖い女」を読んだ。

  【送料無料】怖い女 [ ゴマブッ子 ]価格：1,050円（税込、送料別）イタリアンレストランを経営するイケメン☆シェフの皆川英俊を廻って女のコワい感情の部分が渦巻く。。。とっくに捨てられたのに認めず・気づかず彼のブログにコメントを残した女共のブログに罵りのコメントを書き込むジェリー店の店長。 何人たりとも（特に色目を使う女）少しでも彼に近付くことは許さない！絶対にーーーー（゜曲゜））ヮナヮナ・・・・ 仕事もそっちのけでネットのコメントチェックに半狂乱で躍起になってるm(~^~m)怨・恨・呪(m~^~)mそんな店長が徐々に壊れて行く様を陰でコッソリ見物する女子社員もコワい。ﾌﾟﾌﾟ(￣ｍ￣(￣ｍ￣|壁|￣ｍ￣)￣ｍ￣)ﾌﾟﾌﾟ このウッカリ遊ばれてズタボロになってく女子の心理をとっても真に迫った描写であーわかるわかるって同感させられる表現でうまーく描いてくれるのがゴマブッ子さん。恋愛相談も賜っておられるだけあってほんといろんなタイプの女子を知ってるのね。明日は我が身と思って肝に銘じようと思った。 何年か前にゴマブッ子さんの白鳥の絵が幸せを呼ぶって聞いたことがあったのだけど沢山の体験談が寄せられてる どうやら本物みたいね ゴマブッ子さん白鳥の絵ブログ 私も早速待ち受けにしました  私はまだ幸せに気づかないのだけれど 皆様も待ち受けにして幸せになるがいい。 　　　　ではまた

  2013年01月15日

• 

  湊かなえ｢母性」を読みました。

  【1000円以上送料無料】母性／湊かなえ【100円クーポン配布中！】価格：1,470円（税込、送料込） 湊かなえの｢母性」。母と娘のすれ違う胸の内が綴られていた。親離れが出来ないでいる「母親」母に愛されたい、褒められたいと必死な｢娘」それらをとりまく父・舅・姑・小姑・甥。同居してから娘と母の環境は益々悪化。姑から母を救おうと手を差し伸べるも返って逆効果。このなかでいちばんの悪者は誰なんだろうって思うんだけど、湊かなえさんの作品の場合、最終的には母も娘も舅も姑も小姑も皆、ひとりひとり苦労して生きて来た人間として認めたくなるような描き方をしてくれるので、ひとりの人物を憎んでしまうことが無い様に思われる。（登場人物の占い師は完璧に悪者だったけど。）最後の最後まで母と娘の｢名前」が明かされないまま｢私」「娘」だけでストーリーが続いて行ったのにはちょっと驚かされた。。。気付かずに｢母性」について考えさせられた内容だった。｢娘」について少し参考になった気がする。読んで良かったと思う♪ｖ(*'-^*)ゞ^；*・'ﾟ☆☆　　　　ではまた

  2012年11月02日

• 

  湊かなえ｢白ゆき姫殺人事件」を読みました。

  【送料無料】白ゆき姫殺人事件 [ 湊かなえ ]価格：1,470円（税込、送料別）書店で湊かなえさんの本を見つけると、どうしても買って読みたくなる。。。最初に読んだ「贖罪」がとっても引き込まれる内容だったから贖罪に匹敵する部分は半分ほどだったけど、ひとりの人物を掘り下げていく辺りはとっても興味深い。 ｢しらゆき」という石鹸を販売している会社の美人で気品漂う女子社員が山中で焼死体として発見された。十数カ所刺された痕もある。彼女に恨みを持った者の犯行か。。。 雑誌記者のような人が聞きこみにあたっている形式で事件に何らかの関わり合いをもってそうな人達が次々登場してくるのだけども、ひとり、本音を明かしてない人が居るのね。これは意外だったー。。。 後半にツイッタ―の掲示板みたいのが掲載されてる。事件に関する書き込み達。ネット住民って愚かだなーって思ってしまう。自分もそのひとりかと思うとせつない。何が真実かは本当に相手を知り尽くした人。相手を思いやることが出来なかった｢白ゆき姫」は刺されて焼かれても仕方なかった事じゃないのかな。って思うほど面白かった。  　　　　ではまた   

  2012年09月18日

• 

  小島水青「鳥のうた、魚のうた」を読んでいる。

  　この時期になるとホラーが読みたくなる。書店で表紙の絵が気に入って手に取ってみた。それがこんな絵。  【送料無料】鳥のうた、魚のうた価格：1,365円（税込、送料別）この絵、昼間、見る分にはいいんだけど、夜ながめると、やっぱコワい （|||゜Д゜）夜は本を伏せて枕元に置いてます。なかなかグロい、ゾヮっとくる感覚があります。頭が女の人で身体がニワトリとか、箱いっぱいの虫だとか、想像をめいっぱいめぐらして怖がっています（（（（|||゜Д゜） ｢ダヴィンチ」｢幽」主催第六回｢幽｣怪談文学賞大賞受賞作選考委員の岩井志麻子さん曰く「この気持ち悪さ、不気味さは私の中で一番でした」岩井志麻子さんが言うんなら本物だろうと思う 岩井さんの話し方が好きね（*＾ｍ＾*）） 　　　　ではまた

  2012年07月23日

• 

  江國香織「つめたいよるに」を読んだ。

  新潮文庫つめたいよるに／江國香織価格：420円（税込、送料別）　これも短編集で最初の「デューク」というのが泣ける。　飼っていた犬のデュークが天国へ行ってしまって　それでも次の日は出勤しなくてはならない。　朝、駅へ向かう途中も電車の中でもびょおびょお泣いて（こう書かれている）いたら　カッコイイ男の子（十九歳くらい）が席を譲ってくれた。　同じ駅をおりても男の子はずっと傍でかばうようについてきてくれた。　　江國さんはすぐになんでも恋の予感的なことをさらっと描いてくれる。悲しぃ場面なのになんでこんなドラマティックなシチュエーションを思いつくんだろって思って読み進めていたら、こうだ。 　お礼に「コーヒーをごちそうさせて」と男の子を喫茶店へ誘導。男の子も満更ではなく「朝ごはんまだなんだ、オムレツもたのんでいい？」そういえば、デュークもたまご料理が大好きだった。あとアイスクリームも、落語も。そしてキスが上手い。　　勤務先に休みますと連絡をすると「じゃあ今日ヒマなんだ？」とカッコイイ男の子。それからふたりは、プールで泳いだり、アイスクリームを食べたり落語を鑑賞したり。　楽しいひと時をすごした。　うす青い夕暮れ。ネオンがつきはじめ「いままで僕はずっと楽しかったよ。」「そう。私もよ」 ｢今までずっと、だよ」懐かしい目でキスをしてくれた。デュークのキスに似た。「僕もとても愛していたよ」｢それだけ言いにきたんだ。じゃあね。元気で」 　デュークが男の子の姿になって飼い主の前に現れて、一日デートして一生分の感謝の気持ちを伝えて去っていく。というペット飼ったことある人ならこんな体験をしてみたいもんだと思うに違いない。　　　　ではまた　  

  2012年06月13日

• 

  江國香織「泳ぐのに安全でも適切でもありません」を読んだ。

  【送料無料】泳ぐのに、安全でも適切でもありません価格：480円（税込、送料別）　これも短編集なのね。　“泳ぐのに安全でも適切でもありません”It's not safe of or suitable to swim. アメリカの田舎町の川べりに立てかけられた看板標示。はっきり遊泳禁止、とは言っていない。安全ではないけど、うってつけでもないよ。泳ぎたければ泳げばいいってことなんだろか。　ストーリーひとつひとつ実に短い。ある場面場面をちょっとづつ垣間見た感じ。でも、すべて汲み取れる。それでイイって気がする。恋愛したり不倫したり近所付き合い大変だったり悲しかったり嬉しかったりしてる人生。  泳ぐのに安全でも適切でもありません泳いでみたからには自己責任で岸まで辿り着けよその道のりは安全じゃないけどわくわくするよね？って付け足したくなる短編集だった。　　　　ではまた

  2012年06月02日

• 

  湊かなえ「サファイア」を読みました。

  【送料無料】サファイア価格：1,575円（税込、送料別）　湊かなえさんの本は全て単行本で購入してきている。　読み始めたら停められない文面が大好きで。　でも、「往復書簡」、「花の鎖」、「境遇」辺りから、　今までの勢いが弱って来たように感じられていた。　どうしたのかなー、ネタ切れたのかなーって思って、　今回のも、たいしたことないんじゃないかな、、、って　高をくくっていたら、　面白かったっ（＠ヮ＠*）　　*真珠*ルビー*ダイアモンド*猫目石*ムーンストーン*　*サファイア*ガーネット*******　宝石の名前のタイトルが短編ストーリーになっている。　美しい宝石の輝きの奥に暗闇を観出すような　ザワザワとした感触もあり、　湊かなえさん特有の読みだしたら停められない感、　リアルな人物像、御本人が体験してきたことなのだろうか、と　想像させられてしまう文面。　とっっってもおもしろかった!!!　個人的には*ダイアモンド*　*ムーンストーン*サファイア*ガーネット*　の件がもう泣けてしょうがなかった。　ネタをばらさないように書いてるからなんのこっちゃ　伝わらないかもしれないけど、　この先も湊かなえさんの作品を購入して行くと思う。　　　　　　　　※*゜※*゜※*゜※*゜※*゜※*゜※サファイアネックレスの決定版！あのタイタニックモデルが蘇る！コーンフラワーブルーの鮮烈な...価格：10,000円（税込、送料込）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ではまた（*＾＾*）ノ　　　

  2012年05月27日

• 

  伊坂幸太郎｢砂漠」を読みました。

  【送料無料】砂漠価格：780円（税込、送料別）　大学で知り合った男女５人が様々な出来事を経験して互いの絆を深め成長してゆく物語。　羨ましぃくらい仲良しな五人＆その中のひとりの男子の彼女鳩麦さん　学生時代の思い出ってのはやはり、友情が大半を占めるのね。　彼等と四年間を共に過ごせたような感覚でした。　著者の伊坂さんは魅力ある人物をいとも簡単に生み出すことが出来る　天才だと思う。　　　　　　※　※　※　※　※　※　※　※　※　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ではまた（＾＾）ノ

  2012年05月24日

• 

  草下シンヤ「裏のハローワーク」を読みました。

  　題名の通り、闇のお仕事の内容が現役もしくは引退された方を著者が取材して書かれたもの。   【まとめ買いで最大15倍！5月15日23：59まで】裏のハローワーク　特別編集／草下シンヤ価格：500円（税込、送料別）　マグロ漁船から、大麻栽培、治験バイト、臓器売買…読んでて面白いけど、絶対に薦めない。危険すぎる。でも、詐欺師、悪徳鍵師の手口を知れば身を守る事には役に立ちそう。。。 　衝撃だったのは、大麻栽培の章でマリファナの種ってのは合法で、発芽させた瞬間に違法になります。七味唐辛子の中に入ってる麻の実ってマリファナの種だしペットショップじゃ小鳥の餌として売ってますよ。Ｐ208より。　　　　Σ(－Д－|||) エクセル　あさの実　250g【関東当日便】【2sp_120417_b】価格：182円（税込、送料別） ウチの鳥達が大好きな「あさの実」が　マリファナの種！！！　　　　　　　((゜Д゜|||)))) 　だから、あさの実パッケージ裏に“注意本品はペット・フードです。目的以外のご使用はおやめ下さい。” 　“目的以外”ってそういうことだったのかぁ。。。  　うっかり発芽させないようにしなくては（－－；） 　　　　　　ではまた

  2012年04月19日

• 

  好きな本を好きなだけ。

  　来週、ウチのコ、修学旅行なのね。集合場所が隣の市の駅。　場所が定かでない為ドライブがてら下見へ 　駅周辺をぐるぐる廻って場所確認をした後マックでランチして、古着屋と古本屋をウロついた。。。 可愛いチュニックをみつけたっって思ったら、２千円ね、、、古着も結構高い＞＜ ２千円だったら新しい服がイイや。 　購入諦めて古本屋へ行ったら欲しかった本達に出会ってしまった。　つめたいよるに 新潮文庫 / 江國香織 エクニカオリ 【文庫】　集英社文庫泳ぐのに、安全でも適切でもありません／江國香織　幻冬舎文庫　え-4-2スイートリトルライズ／江國香織 　新潮文庫こうばしい日々／江國香織　ハルキ文庫ウエハースの椅子／江國香織　集英社文庫　え6-9日のあたる白い壁／江國香織　ぼくの小鳥ちゃん／江國香織　砂漠 (新潮文庫) (文庫) / 伊坂幸太郎　裏のハローワーク 交渉・実践編 / 草下シンヤ 【文庫】　ビッグコミックススペシャル鉄コン筋クリート　1／松本大洋　ビッグコミックススペシャル鉄コン筋クリート　2／松本大洋　鉄コン筋クリート 3 BIG SPIRITS COMICS SPECIAL / 松本大洋 マツモトタイヨウ 【コミック】　　こんなに買っても２千円!!!　新品なら約７千円程。そんなに汚れてなかったし、お得～～（*´▽`*））） 　とくに「ぼくの小鳥ちゃん」はうっかり、遠い昔ブックオフに売ってしまった後で、やっぱ売らなきゃ良かった、と後悔してたものそのとき持ってたのは文庫本で　今日手に入れたのはハードカヴァーの単行本（１０５円） 　文鳥（たぶん）と男の子とその彼女さんのお話。先に男の子と暮らしていた文鳥は彼女さんを意識してしまう。 　江國香織さんはよく男女の三角関係を描くけどこのお話もその中のひとつだと思う。　この文鳥（たぶん）が人間の女子であったら駆け引きの上手い小悪魔タイプなのだろう。。。　 ぼくの小鳥ちゃん／江國香織価格：1,260円（税込、送料別）　挿絵の荒井良二さんのイラストもホントにかわいくって癒される 買い戻して正解だった♪　　　　ではまた　　

  2012年04月07日

• 

  「ひとりごはんの背中」能町みね子　を読みました。

  【送料無料】ひとりごはんの背中価格：1,260円（税込、送料別）　「ひとりごはんの背中」は、「モーニング」２００９年１号から２０１１年４２号に連載された「ひとりごはんの背中～独身男女の自炊と暮らしの手帖～」から抜粋し、加筆・編集したものを収録された本である。 　私は、ひとり暮らしをしたことがないので、ひとり暮らしにとても憧れている。　自分だけのキッチン・食器・バス・トイレ・風呂。自分だけの空間・時間。　カーテン・寝具も自分色。 　全て自己管理のうえで成り立っている。　チャンネルで争うこともない。 　ごはんも自分がその日食べたいものをchoose.　素敵だ 　そんな素敵（多分きっと！）にひとり暮らしをしている方達を能町みね子さんと担当のキサラヅさんが街角でとっつかまえて、お部屋にお邪魔して図図しくお料理を頂いてお話を聞く。という企画が面白可笑しく綴られている。 　紹介されてるのは一般の人から作家さんスタイリストさんヨーヨーパフォーマーさん犬猫写真家さんコピーライターさん予備校生（３０歳）さん大学院生（未来の僧侶）さん営業職の有給消化中さん不倫で人生をダメにしたヘア＆メークアップアーティストさん占い師（！）さん帽子屋さん栄養士さんグラビアアイドルさんなまたまごさん（父：ゆでたまごさん）清野とおるさん他 と、職業も個性も様々な方達、お部屋もその方の個性が表れてる。　新築タワーマンションからゴミ屋敷調の家（この物件を下見に来た時は畳に尋常でなく大きな人型のシミがあったらしい！）まで 　お料理も本格的なものから赤いきつねと緑のたぬきまで 　様々な個性あふれる方達と様々なごはん。　様々な暮らし方。　いろんな生き方があって全て正解な様な気がしてきた。　ちょっと楽しぃ本でした。。。 　作中に登場してた ↓↓↓ヨーヨーパフォーマーnaotoさん 　　彼のごはんは「定食屋風豪快肉野菜炒め」お部屋でもパフォーマンスを披露してくれたそうです。　　　　　ではまた

  2012年03月26日

• 

  ｢凶悪」ある死刑囚の告発　新潮45　編集部　編　を読みました。

   　死刑判決を受けて在監中の元暴力団組長が他にも警察に認知されていない余罪があるとして、殺人や死体遺棄を自白したノンフィクション小説があることを去年の暮れごろ、奇跡体験アンビリ―バボーで 実写映像でもって紹介されていた。　　 【送料無料】凶悪価格：580円（税込、送料別）　実話の凶悪事件の小説だったら是非とも読んでみたいと思いその時放送された実写映像は途中までとして見なかった。　見てしまうと読む楽しみが半減するんじゃないかと思って。。。 　こんな恐ろしい事が事実だとは、、、　人の死を巧みに金に換えるある不動産ブローカー“先生”の存在を元暴力団組長の後藤良次死刑囚が監中仲間のツテのツテを辿って新潮編集者の宮本太一氏に語る。　宮本氏の方も、事実かどうか、懸命に現場を歩き、聞き込みをし、本物だと確信してゆく。 　事件を解決に導いて行くのはなにも警察ばかりではないのですね。報道ってのは凄い。。。　　“こちらにすれば、あくまで、闇に埋もれた犯罪を炙りだし、解明するための「重要な」取材対象者でしかなかった。後藤はやはり死をもって、償いを果たさなければならない人間である。”と、あとがき最後の文章から　宮本氏の優しさ（なのかな？）が垣間見れる。 　宮本氏が後藤良次について色々調べるうちに彼の人間性を知って情みたいのがうつっちゃった所もあるんじゃないかな。　捜査に協力してくれた後藤だけど、ゴメンネあんたはやっぱ法に裁かれる運命なんだよってノラ猫突き放すような心境だったんじゃないかなってこのページでちょっと泣きそうになった。　　読んだ後、実写映像も見ればよかったとやや後悔してyoutube検索したけど無かった。カーテン屋殺害実行のシーンで使われた曲は紹介されたいた。↓RadioheadのＬａｓｔ　Ｆｌｏｗｅｒｓこれは、たしか、映画「告白」で　中学生男子が屋上でイジメに合うシーンでも使われていた。　悲しい場面によく使われてる。（でも結構好き。） 　カーテン屋の栗山さんの無念が伝わるような曲調だ。「凶悪」全体のイメージと言ってもイイ。 　録画しとけばよかった。。。。（－＿－；）　　　　ではまた

  2012年03月21日

• 

  伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」を読みました。

  【送料無料】フィッシュストーリー価格：578円（税込、送料別）　今月は「読みたくて買ったくせに買って放置していた本を最後まできちんと読みましょう」月間。と決めたので、伊坂幸太郎ファンは既に読んだであろう「フィッシュストーリー」を読み終えました。 　四つの短編集で構成された「フィッシュストーリー」は英語で直訳すると“ホラ話”という意味なのだそうだ。そういったら、小説なんてほぼ全てが“ホラ話”なのだろうけど。。。。そのホラ話のうちのひとつ、「ポテチ」で不覚にも泣いてしまった。（Ｔ▽Ｔ）ネタばらしをしてしまうけど、 　今村は憧れている野球選手がいる。彼とは幼なじみで誕生日も、生まれた病院も同じ。幼い頃から自分より群を抜いて出来が良かった。野球も上手く、彼はプロの球団に入ることが出来た。　一方、今村は泥棒稼業で生計を立てている。　生まれた日が同じなのにこうも違うものなのかポテチも塩味とコンソメでは全く違うように。　母はどう思っているだろう。そおいや、自分と母は似てないや、今村は自分の出生の秘密を知ってしまう。　病院で取り違えられたのだ。自分と憧れの野球選手とを。　母はどう思っているだろう。。。取り違えさえなければ もっと出来の良い息子を育てる事が出来たのではないか。 ↑このね、今村の気持ちね。母を想っている心境がなんとも、、泥棒なんかしちゃってる自分を恥じ　母に申し訳なく思ってる。　お母さんはお母さんで、そんな風に思ってるんだろなって息子の気持ちに気付いてるのね。　親子愛って血縁だけではないのね。　感動したな～（*´▽`*）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※↓カルビーでキャンペーンやってました～カルビー遠足に行こうキャンペーン　　　　　　ではまたー

  2012年02月19日

• 

  ｢アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎　を読みました。

  【送料無料】アヒルと鴨のコインロッカー価格：680円（税込、送料別）一年以上前にＤＶＤで｢アヒルと鴨のコインロッカー」を観てから、すぐブックオフで購入して放置していたのを最近読み終えました。。。。　やはり伊坂さんの作品は台詞が小洒落ててカッコイイ映画化されてる作品を観るより小説の方が面白い。 登場人物の胸の内を詳細に把握出来るから。。。 読み終えて、あとがきのページにきたらレシートが挿んであった。“愛知県立大学生活協同組合”文庫親書が二冊・合計金額。　私がこの本を買ったブックオフは近くに名古屋直通のバス停があった。　きっと、名古屋に通っていた学生さんが読みおわったこの本をブックオフに売ったのだろう。　この本が辿った経路も知ることが出来た様で　中古本も悪くないなって思いました。　　　　　　　ではまた

  2012年02月10日

• 

  ｢夢違い」恩田陸　を読みました。。。

  【送料無料】夢違価格：1,890円（税込、送料別）　浩章の職業は「夢判断」　人が眠っている間に見る夢を映像化する技術が発達して肉眼で夢を見て本物の夢判断が出来るようになった時代の物語。 　浩章がこの職業に就いたのは彼の兄の婚約者だった結衣子さんの影響でもある。　ある日、浩章は幽霊を見る。　十年以上も前に亡くなった結衣子さんの・・・ 　「夢」が題材なだけあって読んでいるこっちも夢を見ているようなボンヤリとした感覚が付き纏った。　ボンヤリなんだけど、自分も予知夢っぽいもの見たことあるので、なんとなく登場人物達の言おうとしてる事わかるなって感覚もあってG県で起きた小学校の不可解な事件もどんな理由で起きたのかが気になってなんとも不思議な感覚で読み進めた。 この仕事をしている浩章達も、ず～っと他人の夢を見続けることによって”夢酔い”を起こすのだそうだ。　可視化さえしなければ考えたり悩んだりすることもなかったものを。。。。　可視化する事によって人類は進化して来た。見える事のなかったウィルスも宇宙の彼方の星も。。。なるほどなぁ～って考えさせられた。 　この物語の終わり方が好きですね。　喋ってしまいそうになるけど、　浩章の結衣子さんへの想いが夢で終わらぬ事を祈りたい。　　　　　　ではまた　

  2012年01月13日

• 

  「ハニー・トラップ探偵社」ラナ・シトロン　田栗美奈子　訳

  　表紙がカワイイので購入して読んでみました。 【送料無料】ハニー・トラップ探偵社価格：1,995円（税込、送料別）　未婚の母、イシーが“おとり捜査官”の仕事に付いて、転んだり、躓いたり、ヘマしたり、　恋に落ちたりして　愛しの一人息子マックスくんを育てるべく日々奮闘している様が面白可笑しく綴られている　読んでてほのぼのしちゃいまいた。　生活の為、必死に仕事してるイシーなんだけど、　どこか、いつも気持ちに余裕持ってる所は見習いたいなって思いました。　異国のホームコメディードラマを観てるような雰囲気もなんだか安心出来て安らぐ感じもしたかな。　イシーの容姿って、きっと友近の演じるキャサリン、なんだと思う。。。（－ｍ－*）　　　　　　ではまた

  2011年12月28日

• 

  「また必ず会おう」と誰もが言った。　喜多川泰　を読みました。

  【送料無料】「また、必ず会おう」と誰もが言った。価格：1,470円（税込、送料別）　半分ちかく本屋さんで立ち読みしちゃったけど、やっぱり家で読みたかったので購入しました。　ざっくりあらすじは高二の秋月和也は見栄っ張りのイイカッコしぃのプライドが高いビックマウス。　クラスの友達にディズニーランドへ行ったと嘘をついてしまって引き下がれなくなりホントに行くことを決意。（熊本→東京）親にも兄弟にも内緒で、お小遣いも足りないから母に嘘をついてねだった。 　無事、ディズニーランドへ着いてみたもののすべてお独り様で（ミッキーとの写真も）なんにも楽しくない。おまけに帰りは渋滞に巻き込まれ熊本行きの飛行機には間にあわなかった。　チケットは変更・返金は一切受け付けない。お金もない。親にも言えない。　途方にくれている所へ売店のおばちゃんが声をかけてくれた。　このおばちゃんがとってもイイ仕事をしてくれたお蔭で和也の人生を大きく変えることに。　お金を貸したとかではないんです。和也に良いことを伝授してくれたのです。おばちゃんのお宅へあがらせてもらった和也に「あなたね、あなたが泊まった家では食事の後片付け、布団の上げ下ろし、風呂掃除からトイレ掃除、誰よりも早く起きて、朝のゴミ出し、部屋や廊下、階段の掃除から玄関の掃除までそりゃあもうこれでもかというくらいしっかりやりなさいよ。いいから座っててと言われても、取り上げてでもやるくらいの勢いがなくちゃダメ。　それができればね、世界中どこへ行っても居候できるわよ。逆にいつまでも居てちょうだいって言われるくらいにね・・・あとはやってみればわかることだから。」　　お金がないので　ヒッチハイクで　東京→熊本に向かうわけだけど、自分自身と、おばちゃんの教えてくれたことを頼りにこの“やってみればわかること ”の意味を和也が掴んでいく様が面白かった。　途中、読んでいてこんなうまくいくかな～とか思ったけど、トラック運転手さんの言葉とか、船で知り合ったお医者様とか出会った人々の言葉に響くものがありました。　　　私も娘にヒッチハイクでもさせようか、、、なんて錯覚を起こしそうでした。（させませんけど）　　　　　　　　ではまた   

  2011年11月22日

• 

  「閉鎖病棟」帚木蓬生　を読みました。

  　四月の後半ぐらいから読み始めて今日やっと読み終わりました。（長っ）　引っ越しの新幹線の中で読んでいたのですが　泣けてくる場面にさしかかり、ここで泣いたらハズかしいな～と出来れば誰もいない所でひとり読むに限る本だな、、と 読むのを止めて、後は途切れ途切れに今日まで掛ってしまいました。ここまで掛ってしまうと、もう読む気も失せて放置してしまったりもするのですが、この帚木蓬生さんの「閉鎖病棟」はとても興味深く、登場人物の言葉に重みを感じました。（武田鉄也の漢字の成り立ちの説明を受けたような）　精神病棟でのおはなしで、患者さん達は家族、社会から疎まれながらも前向きに生きようとする。 皆、色んな過去をもっていて、殺人、放火、奇妙な行動を繰返す者。 まっとうな判決は彼らには相応しくない、入れられた場所が精神病棟。　警察ですら偏見を持っている。どうしても持ってしまうものだとは思う。　まともじゃないんだから。でも、その考えを覆された。損得ばかりを考えて相手を思いやる気持ちを忘れ、都合のいいように物事を運ぼうとするそんな者の方が病んでいるのではないかそう思えた。　作者の職種（精神科医）を活かした患者側の視点から捉えられた絶望の中にも小さな光を求め力強く生き抜こうとする姿が感動だった。 久々に何度も泣けた作品に出会いました。。。 【送料無料】閉鎖病棟価格：580円（税込、送料別）　　　　　　　　ではまた

  2011年11月16日

• 

  「月の破片」　鬼束ちひろ　を読みました。。。

    【送料無料】月の破片価格：1,500円（税込、送料別）  　『月光』を聴いた時、　凄い、良い曲・詩を歌う人が出たな～って思ってたら、しばらくして、　おかしな噂と共に活動休止とかしてたので、　その時の真相が知りたくて読んでみました。　　ＰＣを蹴り倒して破壊したとか、フロントガラスを素足で蹴り割ったとか、　過緊張だとか、不眠症だとか、　タトゥ－、自殺未遂・・・・・。　家族のことだとか、きちんときちんと彼女の言葉で書き記されていた。 　でも、彼女は自分の在り方を掴んで好きなこと、曲作り、人付き合いも楽しんでいるようなので、安心した。。。　これからの鬼束ちひろを応援したくなりました￥2500【新品】≪CD邦楽≫鬼束ちひろ　剣と楓 　↓↓↓ＬＩＶEの『月光』素敵です　　　　　　　　ではまた

  2011年10月30日

• 

  『号泣する準備はできていた』　江國香織　を読みました♪

  　短編集で、どの物語も面白かった。物語って言ってしまうと架空な出来事っぽくて他人事みたいな感じがしてしまうけど、　どのお話も、自分に当てはまってしまう。こうゆう、しっくりこない感情って私も懐いたことあるって思えた。　こうしてほしいのに、　こう言ってほしかったのに、＝自分のことを願い事のだるまみたいだと思った。両目が揃っても、動くことが出来ない。だって棚の上にいるのだ。（そこなう　より）＝　と、江國さんの表現は上手い 作品を毎回読んでて思うのは感情の表現がとっても分かりやすいし、思い当たる。 　解説で作家の光野桃さんも、「自分がほっそりした女の人になったような気もした。珈琲カップを持つ手つきまで変わっている。　五感に魔法をかけられてしまう。生きる力が蘇生する。嘘のない人生を歩いていこうと思う。」と述べていた。　そうそう、ピッタリだって思った。江國さんの作品読んだ後ってこんな気持ちになる(*^^*)　 【送料無料】号泣する準備はできていた価格：420円（税込、送料別）　本読む時の「しおり」はお洋服に付いてくるタグだったりする。。。（カワイイと取っておいてしまう）　　　　　　　　ではまた

  2011年10月28日

• 

  「ＦＬＹ」窪井凛　を読みました。

  　【中古】afb【古本】FLY／窪井凛価格：361円（税込、送料別）　｢うちは売れもしない奴を置いておくほど、暇じゃないんだよ！」そうどやされるのが、僕の日課になっていた。　俳優を目指すもなかなか芽が出ない及川勇斗。思っていた以上に芸能界は厳しかった。　クラスの女子から『カッコイイ！』と持て囃されていただけで業界でも成功できると思い込んでいた自分の浅はかさを痛感した。顔がイイ奴なんて山ほどいる。ルックスが良いだけではこの世界は生きては行けない。　演技力や個性、人付き合いの上手さやインパクトも必需品だ。　オーディションにことごとく落とされる日々。　そんな僕にもファンが一人だけいる。　毎週送られてくるファンレター。ペンネームは「ＦＬＹ」。　彼女がくれる手紙に、文章に、いつも励まされていた。　ある日初めてのＴＶ出演が決まったのに、　その番組のスポンサーの息子が“テレビに出てみたい”と父親に強く主張した末僕に決まっていたＴＶ出演はその息子へ変更された。　落胆する僕に「ＦＬＹ」からの慰めの文章と共に月の光に照らされてピンク色に輝く石が送られて来た。“ムーンストーンと言うそうで、持っていると良いことがあるそうです。”　半信半疑でそれを持ち始めてからＣＭ出演が決まった！！　事務所の人達が僕の門出を祝う中、石を御守りの中へそっとしまった。これが、僕を残酷な闇へ突き落すとも知らずに・・・・・・・・・。　　　　　　怖い、ただひたすら、怖い(|||゜Д゜)))勇斗の同棲中の彼女、滝沼未来が・・・　挿絵なんか一個もないんだけど、想像してしまう、思い描いてしまう所が、、、傷口を指でぐちゃぐちゃにするだとか、生ぬるい血液がボタボタだとか爪が皮膚をメリメリと、、歯が散らばって、、　眼球が飛び出て、、、、、云々　こ～わ～い～　でも、続きが気になる！！止められない、、彼らはどうなってしまうの！！！最後の最後まで怖かった、、、、、～心臓が弱い方にはお薦めできません。～ でも、私は好き。。。。。。。。。。。。。。。。　　　　　　　　ではまた

  2011年10月23日

• 

  ｢境遇」　湊かなえ　を読みました。。。

    【送料無料】境遇価格：1,470円（税込、送料別）　湊かなえさんの最新作、｢境遇｣を読みました。 待ちに待った湊かなえさんの作品！　期待して読みました。。。 ～人と人との“絆”を描くヒューマンミステリー～デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と新聞記者の晴美は親友同士。　共に幼い頃親に捨てられた過去を持つ。　ある日。｢真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。二人が辿り着いた「真実」とは・・・・・。（オビ表記より） 「告白」や、「贖罪」の時の様な　次の展開が気になって仕方がないというような感覚はさほどありませんでしたが、　湊かなえさん特有だと思われる、女の人の醜い部分、妬みだとか嫉妬だとか、、、そんな部分が包み隠さず表現する所が好きでした。「告白」でも、悪いのは法律を搔い潜って幼気な子供のフリしたあの子達なのに。　娘の仇をとって何がいけない？？といった感じの潔さが面白かった。｢境遇」でも　陽子は市議会議員の奥様で、初出版の絵本がベストセラー。　　晴美は最近、不倫相手と別れたばかり。　表向きは仲良さげに振る舞ってるけど、　心の声が読者にダダ漏れ。。。　女友達の愚痴でも聞いてるような心境になった部分がありました。　肝心なミステリーの部分はもう少しひねりがあっても良かったかな。。。。。 　この冬ＡＢＣ・テレビ朝日系列にてドラマ化決定！なのだそうで、そっちは面白そうかも。陽子役に松雪泰子さん、晴美役に　りょうさんが演じられるようだ。→　｢境遇」サイト　　作中に｢ミツ子の部屋」という番組が存在するのだけど、これは是非、黒柳徹子さんが演じてくれないだろか(*＾艸＾*)【送料無料】「徹子の部屋」の30年　　　　　　　　ではまた

  2011年10月15日

• 

  「四十九日のレシピ」　伊吹有喜　著

  【送料無料】四十九日のレシピ価格：1,470円（税込、送料別）　百合子が５歳の時、父と、新しいお母さんになる人、乙美（おとみ）さんと動物園に行った。　乙美さんは、いっしょに食べようと言って重箱のお弁当をさしだす。でも、百合子はそれを渾身の力でたたき落とした。　父が怒鳴り、彼女はそれをなだめる。足下には小さなハンバーグや、星形に抜かれた玉子焼きが散らばる。 　あれから三十三年。　あのとき継母はどんな思いでお重を詰めたのだろう、初めて会う継子の為に　どれほど心をこめて弁当を作ってきたことか。。。　二週間前の朝、継母、乙美は父との間に子をもうけぬまま　七十一歳でこの世を去った。 　～第一章～　二週間前、熱田良平が釣りに出かけると言ったら、妻の乙美が弁当をこしらえてくれた。　ところが玄関でさしだされた弁当の袋にはソースがしみていた。おもわず熱田は怒鳴った「おい、何やってるんだ、ソース、袋にソースが沁みてるじゃないか。あぁ、手についた、べとつくハンカチ、ハンカチ、」手についたソースをハンカチでぬぐうと、さらに大声が出た。「なにやってるんだ、ちゃんといれておけ」「あれあれ」そう言って乙美が弁当袋を見た。「コロッケサンドのソースがしみたのね。ビニール袋に入れてもっていく？」いらない、といって靴を履いた。「もういらんよ」「大好物なのに？」「カバンが汚れる。いらない」弁当の包みを手にして乙美は寂しげな顔をした。　それが生きている妻を見た、最後だった。　その数時間後、乙美は心臓発作を起こし、一人で世を去った。テーブルの上には手つかずの弁当包みが置かれたままで、それを思い出すたび涙がこみあげる。　なぜあの時、怒鳴ってしまったのだろう。　たかがソースのシミぐらい注意して持っていけば済むことだったのに。　　コロッケ、ハンバーグ、かぼちゃの煮物、　どれも最高にうまかったのに、思えばきちんと乙美の料理を褒めたことはない。　それどころか気が付くといつも声を荒げていた。　声が大きいのは警備の仕事をしていた名残だとしても言い方というものがあったのだ。。。（Ｐ5～Ｐ6より）      読み始めから泣けてくるお話でした。　百合子から見ても、熱田良平から見ても乙美さんは献身的に尽くす良い母、良い妻であるのは勿論のこと職場であった施設の子達からも慕われていた。　その中の一人である井本ちゃんが現れ乙美さんから伝授してもらった「レシピ」の存在を明かされる。イラスト入りで描かれたそのレシピには料理、掃除、洗濯、美容、その他に分かれていて「ひな祭りのレシピ」「お誕生日のレシピ」に続いて「葬儀の日のレシピ」、「四十九日のレシピ」と綴られていた。　自分のもしもの時の為の段取りまで考えて周りが困らないように、楽しんでくれるようにと気遣い、心遣いを忘れなかった乙美さん。　私も見習わなければ、と家事を放棄したくなった時に思い出したい本であります。　　映画は見逃したけど、近々ＤＶＤが発売されるようなので観てみようかな。。。 【23%OFF！】四十九日のレシピ(DVD)価格：6,144円（税込、送料別） 　　　　　　　ではまた

  2011年10月07日

• 

  ｢落下する夕方」　江國香織　を読みました。

  　【中古】文庫 落下する夕方【10P26Aug11】【画】価格：60円（税込、送料別）江國香織さんの「落下する夕方」を読みました。  八年も一緒に暮らしていた健吾に別れを告げられ突然のことで戸惑う梨香。好きな女が出来たという。健吾の方が部屋を出て行った。それでも定期的に電話連絡を取り合うふたり。何気ない会話の中で梨香はちょいちょい健吾を茶化す。「新しい女は？」「苦戦している」洟もひっかけてもらえない。と笑った。ハナモヒッカケテモラエナイ。その言葉に梨香は息苦しくなる。健吾に対してなのかその女に対してなのかわからない。 この時々文字をカタカナに換えて表現する所が梨香の心の寂しさ、虚しさが伝わって来ます。「笑う」を、「わらう」と表現したり、（健吾との別れ際での会話）私は亡霊だった。と、健吾の居ない部屋で過ごす梨香の様子の表現。いきなりフラれた女を簡単に想像することが出来る言葉を操れるのが江國香織さんの魅力だと思います。それと、奇妙な関係。三角関係だとか、同性愛だったり、顔馴染でどこかで繋がってたり。「落下する夕方」では、三角関係なんだけど、健吾の新しい女華子の行動・言動・容姿・仕草が、梨香を登場人物皆を振り回してしまう。たいてい、主人公の前に現れたライバルって良い印象なんて無いものだったりするのだけど、　華子はなんか違う。なんかとっても魅力的。。。華子は働かない。外出をしない。料理をしない。なのに色んな人達にモテモテ。妻子持ちにも子供にも。とくに何かを頑張ってる様子もない。荷物は、ごくすこしの洋服と下着、靴が二足、歯ブラシ、歯みがき、チューインガム。ラジオ一台、本が一冊、毛布一枚、ヘチマコロン1壜。口紅が１本。それで全部。これを持って梨香の部屋で暮らすことになった。華子との暮らし、時々垣間見える健吾の存在にだけに生きがいを覚えているような梨香の感情。日々淡々と送っているようなんだけど、情景がいちいち、お洒落なのだ。読んでいてとても心地よい。自由奔放な華子に読んでいる私も振り回された。Ｐ250で私も梨香と同じ感情でした。(T_T) 映画化もされているらしいですけど、私は観ない方向でいようと思います。　　　　ではまた       

  2011年09月01日

• 

  「黒い団欒」平金魚　を読みました。

  【送料無料】黒い団欒価格：1,365円（税込、送料別）タイトルと表紙絵に惹かれて本屋でチラ読みして益々惹かれて、楽天ポイントでＧｅｔしました 可愛いけど、ちょっと不思議な表紙をめくり、おかしな配列の目次があって、第一話のタイトル、不幸大魔王　が　や　っ　て　　く　　　る 制服着たい。スクールバックだって欲しい。教科書も使い古しなんかじゃなくて、新しいの欲しい。ピカピカでつるつるでへりが捲れていない、ピンクのアンダーライン引かれていないやつ。そしたらもっと勉強出来たと思う。友達も出来たはずだ。今、あたしはジャージの上下を着て、トートバッグにノートと筆箱つっこんで、それで通学している。勉強は全然出来ない。友達は一人もいない。パパは「太っているから合う制服がないんだ。ＬＬサイズがあったら買ってやる。」なんて言うけど、ＬＬサイズあるもの。知ってる。｢そのうち買ってやる」の｢そのうち」っていつのことだろう。こんなスーパーマーケットのロゴ入りバッグで学校に来ている子なんかいない。可愛いシャープペンシルや消しゴムもほしいのに、ねだるとパパは厭な顔をする。さらに要求を強くすると怒鳴られた。嫌なことはもっとある。（Ｐ6より。） なんかもう、不幸のどん底みたいな出だしが気に入っちゃって。不幸な時って、このままじゃいけない、這い上がらなくてはって思うんだけど、その反面、どこまで沈むことが出来るんだろう、このまま行ってみるか、無理するよりも、このままの方が楽じゃない？もがくより流されてみたい、怖いけど、、、ちょっと愉しんでみたい。というような感覚に似ていて、可哀想なこの子の行く末がどうなって行くのかわくわくドキドキしながら読みました。読んでるうちに不思議な感覚、この子は誰だ？彼女の正体が薄々わかってくる辺りがなんともたまらなく怖い。 普通に幸せな家庭が崩壊して行く様子が登場人物すべての視点から描かれている。客観視しているこちら側がもどかしい気持ちになった。あの時、あの時点で、もっと優しくしてあげたら、もっと話し合っていたら、誤解を生むことなく上手くいっていたのに。。。 今、自分が生活している様子を客観視されているのなら見ている側は、あ～なんだよ、なんでそうなるかなぁ～とか思われたりしているのだろうな。。。見られてたら、怖いなぁ 不幸の闇に呑まれる感覚を愉しめる一冊でした。　　　　　ではまた～  

  2011年08月16日

• 

  「ネトゲ廃女」石川結貴。を読みました。

  ゲームを全否定するつもりはありません。タイトルに惹かれて興味本位で読んでみました。ネットゲームによって通常の社会生活が送れなくなったり世間からドロップアウトしたした人を指してネトゲ「廃人」と言う言葉が使われている。寝食を忘れてゲームにのめりこみ心身の健康を損なう人。レアなゲームアイテムやゲーム内で使う装備品欲しさに消費者金融で数百万円もの借金をする人。顔を洗わず、歯も磨かず、髭も伸び放題、歩くこともなくなって、筋肉が衰え「人間らしい外見がなくなっていく人。そんな｢廃人」には一方で別な意味もあるという。尊敬、自慢、羨望、憧れ。「廃人」と呼ばれるに至るまでゲームを極めた人、高いスキルを得た人に対する、敬意を込めて使われる。また「廃」という一文字で表す。崇める対象として「廃神」とも呼ばれ、高いレベル、ハイレベルのことを「廃レベル」ともいうらしい。。。Ｐ64より。 ゲームでも、読書でも、何か夢中になれる事がなくては生きていてつまらないだろうし。ま、なんでもほどほどにってのが妥当なとこなんでしょうなぁ・・・この本はゲームの攻略本な等が置かれている棚に並んでありました。こんな風にはならないでねって言う本屋さん側の警告なのかな。　　　　ではまた

  2011年08月06日

• 

  湊かなえ「花の鎖」を読みました。

  湊かなえ『花の鎖』湊かなえさんの新作や！と、とびついて購入しました。「告白」。「Ｎの為に」。「少女」。「贖罪」。「夜行観覧車」。「往復書簡」。どの作品もスルスルすらすら、あっと言う間にページを消費することが出来のたけど今回の「花の鎖は」ちょっと、そうは行かず、やたら和菓子の「きんつば」が登場し、何が何のことやら全六章までの内、三章まで読んでもまだ何も攫めず、でも登場人物の「美雪」さんの旦那様に対しての献身ぶりには感心させられた。旦那様が部屋で仕事をしている時は邪魔しないように隣の部屋で編み物をしていたり、元気がない時はどんな食べ物が栄養になるだろうと思考を凝らし質素倹約を志しながら食事を用意し、暮らしに彩りをと花瓶に生花も飾る。今時、編み物か、、と疑問に思いましたが、六章辺りでこういうことかと、全てが繋がった時は清々しさを覚えました。時空を越えて世代を渡って「花」で繋がっていた。まさに“花の鎖” これは、あらすじも何も全く無智の状態で読むことをお薦めしたいです。登山を楽しむかの如く。 老舗の和菓子屋が物語のよいアイテムになっていました。読んでいて何度食べたくなったことか、仕方なく羊羹で代用（－▽－*）きんつば　　　　よい休日をお過ごしくださいませ～  

  2011年04月09日

• 

  「陽気なギャングが地球を回す」　伊坂幸太郎。

  【送料無料】陽気なギャングが地球を回す 　伊坂さんの作品だから読みました。題名も表紙のデザインも気に入らなかったのですが・・・m(_ _)m　でも、やっぱり面白い！　嘘を見抜く名人、成瀬。　天才スリ、久遠。　演説の達人、響野。　精確な体内時計を持つ、雪子。 この四人の天才たちは　百発百中の銀行強盗。　映画化もしているけど、そっちは見なかった。　伊坂さんの表現する文章が読みたかったから。セリフの言い回し、登場人物の容姿の説明、人を犬の種類に例えるところ、　合鍵作りや盗聴の職人・田中のマニアックな軍事基地の様な城の内部説明のあたりもそそられた。ヒキコモリでスナック菓子ばかり食べてる田中だけど、田中に不可能は無いように思えた。田中の職人技が地球を回してるんじゃないだろうか。　伊坂作品を読む時は、一行も読み逃してはイケないですね。（そんな人はいないと思いますけど。） どの行が大事だったかは後になって気付くのですが。ミステリ評論家・村上貴史氏の解説も面白いです。　　　　ではまた 

  2011年02月17日

• 

  ラッシュライフ　a life 　伊坂幸太郎。読みました。

   　魔王、グラスホッパー、オ―デュポンの祈り、に続いて今回伊坂作品四冊目なのですが、登場人物それぞれの物語の交錯がまたもや面白く描かれていました。　この作品を飛び越えて以前の作品にまで交錯が絡んでいるのには、驚き以外の何物でもないような気がします。　どうやったら、こんなお話が思いつくのか、伊坂さんって凄いです。　登場人物達：成金の画商・戸田、新進の画家・志奈子。　　　　　　プロの泥棒・黒澤（ターゲットの下調べは綿密、アフターケア万全）　　　　　　新興宗教の教祖に惹かれている画家志望の河原崎、指導役・塚本　　　　　　精神科医・京子、サッカー選手・青山（お互いの配偶者を殺害予定）　　　　　　豊田（リストラ後、四十社連続不採用） 　舞台は仙台市の駅周辺で繰り広げられます。女子高生たちが楽しげに、「死体がバラバラになったり、くっ付いたりするらしいよっ・・・」なんて 都市伝説なのかただの噂話で盛り上がってるのか。仙台では物騒な事件が多発していた。 私自身、仙台にはよく娘と二人で出掛けていた場所なので、知っている通りの名称が登場すると親近感がわいてきたりして、益々リアルな物語に感じとることが出来ました。　最後まで読んでみて、改めて出だしの触り具合を説明しようと、ページをめくってみておりますが、どの辺から読んでも、最終的にはどこへでも繋がってしまう。。。　解説にも述べられていますが、エッシャーの騙し絵のようだと。　セリフの掛け合いも、登場人物の心境も、名言といえる言葉が多くて、蛍光ペンでラインを引きたくなるような感覚にとらわれていました。　感じとる感覚は人それぞれだと思うので引用はしませんけど。。　時々、読んでるこっちが作者に騙される場面があります。知ってたでしょー、書いててニヤけてたんでしょ～って思いましたね。(＾ｍ＾；） 　伊坂さんが描く登場人物には岩手山好きの人が多く、ラッシュライフの河原崎もその中の一人のようです。河原崎さん、無事にたどり着けたかな。。。　　煮え切らない感想になってしまったけど、前作のオ―デュポンの祈りの伊藤が額屋でバイトしていたことが分かって、なんか嬉しかったです。こんな調子で伊坂作品はあっちこっちでリンクしてるらしいです。よし、また次も伊坂作品で！（白夜行が先かも）ではまた

  2011年02月07日

• 

  オ―デュポンの祈り　伊坂幸太郎。

   　喋るんですよねぇ、案山子（かかし）が。。。 　主人公の伊藤もびっくりしてましたが、私も驚きました。伊藤が包丁片手にコンビニ強盗っていうのも、捕まって乗せられたパトカーの中に同級生の警察官（城山）が居たってのも、気が付いたら、江戸時代から外との交流が途絶えてしまっている「荻島」に居た。という出だしからミステリーな設定も驚きでした。　伊藤が島で初めに出会ったのは日比野という整った顔立ちの犬に似た男。　嘘しか語らない、画家・園山。　郵便配達員の草薙、死に逝くお方の手を握ってあげる職業の百合さん。　地面に耳を付けて音を聴く遊びをする少女、若葉。 　いつも詩を読んでいる美しい殺し屋、桜。騒々しいのが嫌い。人も嫌い、たぶん。長髪が風に揺れると繊細な糸のように見えた。頬が痩せている・・・ 文面からして桜は絶対にカッコイイに決まってる。姿も見てないけど惚れました。。　小さい頃にお菓子を食べ過ぎて太って動けなくなってしまった、ウサギさん。どうしても、この方を想像してしまいました。（そして、小さい頃の、ウサギさん。）　ウサギさんのお婆さんが言っていた「一回しか生きられないんだから、全部を受け入れるしかない。」悲しいことがあっても、家族が殺されても、たった一度の大事な人生なのだから。「受け入れる」ことで苦しみを乗り越えられる、そうとらえました。　登場人物が全てとても魅力的でした、　中でも警察官の城山は誰が見ても憎むべき相手で、これで彼の生い立ちや何故こんなにも性悪になってしまったかの理由など一言も書いて無かったのが良かったと思います。彼への同情心など微塵も湧いてこなかったお蔭でラストは胸の内がスッとする思いでした。（こう書くと自分も結構腹黒いなって思います。）　未来を予言出来る案山子、優午が何故自分の死を語らなかったのか、　自分も考えながら事件に参加してる様な感覚で、読後もまだ続きがあるような伊坂幸太郎さんのまた別な作品にもヒントは隠されてるんじゃないか、よし、次もまた伊坂作品で・・・ 　読みたい本がいっぱいあり過ぎる、、ではまた～　　　 

  2011年01月24日

• 

  「グラスホッパー」伊坂幸太郎

  あけましておめでとございます。今年も時間の許される限り漫画も小説も読んで生きたいと思います。紅白を見ながら、昨日の正月番組を見ながら、一冊読み終えたのが伊坂幸太郎の「グラスホッパー」です。 魔王とWaltzの原作と言うのを後から知って読んでみました。（魔王は魔王で伊坂さんの小説有り）漫画を読んでからの原作って私の場合、途中で飽きてしまうのですが、これは面白かったです！非合法な会社＜令嬢＞を取り巻く殺し屋達の様々な視点から捉えた行動が上手い具合に重なり合って、読み進めて行くのが楽しくて夜ふかしし放題でした。 登場する殺し屋の中には漫画と同じく鯨も蝉くんも槿さんも居て風貌も大よそは漫画のイメージで読み進んで行くことが出来ました。蝉くん　岩西　鯨さん文章でこの表現は凄いです。 伊坂幸太郎さんの他の作品も読みたくなりました。Waltzの続きもかなりきになります～（－ｍ－*）Waltzが載ってる「ゲッサン」の発売までまだ十日もあるので「グラスホッパー」を毎晩　エロ本聖書のように読み返したいと思います。ヘンなひとでごめんなさいｍ（＿ ＿）ｍ 明日こそは神社へお参りに行きたいと思います(*＾＾*)余計な煩悩を祓わなくては(―艸―*）   　　　　　　ではまた 

  2011年01月02日

• 

  「カラフル」　森絵都

  【中古】afb【古本】カラフル／森絵都 遅く起きた今日のお昼頃から電話が五～六件程あったほとんど娘のお友達から。最初のコのお誘いは、今日は引き籠りたいから遊ばないと言って断り、次のコは一緒に本屋へ行こうと誘われ、自転車無いから、と言って断ろうとしたら代わり番こに自転車貸したげるって言ってくれたんだとか。それなら行く。と本屋が好きなもんだから喜んで出掛けて行った。その後も小学校からのお友達から電話が。。。 いいねえ、今日のあんたは人気者で お友達が居るのは本当にありがたいことです（＾＾）久しぶりに「本のむし」に戻って「カラフル」を読み終えました。 死んだ身体から抜け出した魂がこれから天国へ、または地獄へ向かおうとした時「おめでとうございます。抽選に当たりました！」と言って天使が表れる。なんでも、この魂、大きな罪を犯したものだから本来なら生まれ変わるなんてことは許されない。でも、当選したので、もう一回チャンスをあたえられたのだ。それは自殺した小林真の身体で生きて行くこと。。。この真くん（中三）チビで性格もおとなしく、お友達もいない。 家庭環境は、お父さんは自分さえよければ良い的な人。お母さんは習い事が趣味、でも長くは続かない。(ちょっと私に似てる）最近までフラメンコ講師と不倫。（ここは私に似てない(笑)）兄、満。意地悪。初恋の人、「ひろか」が（映画ではアッキーナ：声）援助交際をしてるとこ目撃してしまいショックあまり恵まれた環境とはいえない場所で生きて行く事になる。ひとつだけこの魂と真くんには共通点があった。絵を描くこと。この物語のキーワードになってます。馴染めない身体で生きて行く真くんの成長して行く過程を読んで行って家族の事、友人の事、もしかしたら私も気づいてないもっと感謝すべき事があるんじゃないかなって思いました。読後はとても爽やかな気分になれました 夕方ずいぶん暗くなってから娘帰宅。「けったで２ケツ出来た～」（訳：自転車で二人乗り出来た）と妙にハイテンション どんな些細な事でも分かち合える友達が居るって素晴らしいことですネ（＾＾）カラフル公式サイトへＧＯ　おつきあいありがとうございます♪では良い休日を

  2010年11月06日

• 

  湊かなえさんの「往復書簡」

  往復書簡 湊かなえ /幻冬舎湊かなえさんの新書が出ていたので即買いしました。彼女の本はどれも読んでいてドキドキ・ワクワク感があります。人に対してのダークな部分も納得出来るような文面で表現されているので、読後に嫌な感じは無いのです。 こんな風に文章が書ける湊かなえさんってどんなお方なのかなって、思っていたらいつだったか「めざましTV」に出演されてました。見た目おとなしい清楚な話し方が優しい感じのお方でした。  YouTubeで映像が残っていたら、と思い検索しましたが見当たらず、代わりに、こんなカワイイ映像をみつけてしまいました。 スミマセン本の内容と関係ないですが可笑しくて・・・   今回のこの本はすべて手紙の内容のみで書かれていました。今はやでメールの時代で私自身なかなか手紙を書くという事から離れてしまってましたこれを読んで今まで自分が貰って来た手紙を思い出すことが出来ました。 中学から高校までの間、文通をしてくれた長崎の女の子：お互いMADONNAファンで盛り上がってた福島の男の子：お互い吹奏楽部の話題 就職の為離れ離れになった友達から貰った手紙 娘が小３の時三重県に転校することになってクラスの子全員から貰った手紙これは娘にとっても宝物だと思います  こっちに越してから義理母が何か送ってくれる度に一筆添えてくれた便箋。流れるような楷書で綴られておりました。けして私には真似の出来ない美しい文字でした。一昨年たおれられてから、右に少し麻痺が入ってしまい、今年の年賀状には以前の様な文字ではない義理母の字で身体に気をつけてね。と書かれてあったのには泣けてしまいました。。。   手紙というのは、本当に良いものだなとあらためて感じさせて貰えた一冊でした。今年の暮れに書く年賀状にも心をこめて、一言手書きで綴りたいですね。 おつきあいありがとう♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ではまた  小ぶりな便箋としても便利！一筆箋レターセット 

  2010年10月15日

• 

  「西の魔女が死んだ」　梨木果歩さん

  西の魔女が死んだ DVDも購入したほどこの作品に惚れました。勿論、本の方を先に読んでからでした。 登校拒否を決め込んだ主人公のまいちゃんおばあちゃんの家でしばらく魔女修行をする事になります。魔女修行とは、朝早く起きて、にわとりの世話をしたり、朝ごはんの準備を手伝ったり、お洗濯、ジャムの作り方をおそわったり。 これらをすべて、おばあちゃんのやり方で。 おばあちゃんと暮らしていくうちに、 まいちゃんは少しずつバランスを取り戻していきます。 自然に恵まれた良い環境、食べ物もおばあちゃんの畑で採れたもの   なによりも、おばあちゃんは、まいちゃんのすべてを受け入れてくれている。おばあちゃん、大好き！の返事は イギリス人のおばあちゃんの言葉「I  know」わかってるよ。 最後は感動でいっぱいでした。 有名な作品なので、観たり、読んだりされた方も多いと思いますが、この秋に、もいちど読み返してみるのも良いものですね。  連休は雨の日が多いみたいなので、読書には最適ですね　　　　　　では良い連休を           楽天ブックスの「ブログネタ」をブログで紹介して10万ポイント山分けに参加しよう

  2010年10月09日

全58件 (58件中 1-50件目)

1 2 >