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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9165)
カテゴリ:スイスで不妊治療
もうすぐ出産を迎えます。 子作りを始めてから5年、最初の流産から4年、 2度目からは3年半、本格的に治療を始めて2年半。 長かったかな~、やっぱり。 人工授精の前日に見た超音波画像の20mm弱の卵胞の中に、見えないけれども卵があって、 それが受精して、もうすぐ人間として生まれてこようとしているのが、とてもとても不思議です。 そして、ここまで育ってくれて、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。 3年ぶりに陽性反応を見たときは、結構冷静で、 「あっ、私、まだ妊娠できるんだ」と、淡々と思いました。 その直後に、また流産したらどうしよう、と不安になりましたが。 3ヶ月のときに出血があり、どうしようもない不安におそわれたりもしましたが、 それ以降は、ありがたいことに大きな問題もありませんでした。 それでもやはり、流産・不妊から受けたトラウマというのは簡単には消えないもので、 安定期に入っても、ちょっとしたことで、不安になったりしました。 妊娠を報告をしたとき、私の今までのことを全部じゃなくとも知っている友達は、 自分のことのようにうれしいと、半泣きで喜んでくれました。 そして、安定期に入っても不安な私の気持ちを知っている友達は、 「あなたは今まで辛い思いをしてきた分、絶対にいいことがあるよ。きっと大丈夫だよ。」 と、優しい言葉をかけてくれました。 どれだけうれしかったか、どれだけ心強かったことか。 そんな友達みんなに感謝でいっぱいです。 ありがとう、ホントにありがとう。 3年前に乗り越えられそうにないと思った、自分の前に立ちはだかる高い壁、 こういう結果になったからだけではなく、ならなかったとしても、 前ほど高くは感じなくなっていました。 ツライ経験でもありましたが、たくさんのことに気付きました。 いろんな気持ちがあることに気付きました。 そして妊娠すること、それを継続すること、生まれてくることがどんなに奇跡的なこと、 それに気付けたことは、本当によかったと思うし、だからこそ、経験してよかったと思います。 そして、30後半にして、親になるということ。 体力面から言って、正直もっと若いときに、とは思います。 でも4年前に私達が親になれなかったのには、きっと理由があるんだと思います。 人生全てタイミング、今がそのときなんだろうな、と思います。 自分自身に起こることには必ず意味がある。 なりたかった強くてやさしい人間に、少しは近づけたのかな~。 今まで読んでくださって、ありがとう。 これにて、「スイスで不妊治療」を終わりたいと思います。 最後に、ツライときに支えてくれた友達のみんな、心からありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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