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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9165)
カテゴリ:体外受精の話。
【1】の続きです
6月中旬に、不育症のクリニックに初診で行ってきました。
そして、ちょうどその頃4回目の体外受精に向けて治療を始めるところでした
不育症の検査は5万弱。
凝固系・自己抗体・甲状腺機能・ストレス因子・精神面などを見ていきます。
精神面を知る性格判断みたいなものをしたり、採血も詳しくしていただけました
結果は1か月後ということで、もし異常が出ても、すでに体外受精にむけて治療を開始しているので 今回は結果をみるだけになります。というお話でした。
結果は、自己抗体の抗カルジオリピン抗体・IgM(正常値8以下)が、19
抗リン脂質抗体症候群ということが判明しました。
※抗リン脂質抗体症候群は習慣流産の原因の一つである。胎盤の血管に生じた血栓が引き起こす胎盤梗塞により、胎児に血液が供給されなくなるのが原因と考えられている。
あとは、マクロファージコロニー刺激因子(生殖反応)というのが500以上あればいいということでしたが、394とやや低めでした。
この項目は、妊娠成立・維持のために必要な数値のようです。
抗リン脂質症候群の治療については
移植した日からバイアスピリンという血液が固まらないお薬を飲むこと
妊娠成立した日からカプロシンという血液を固まらせない注射を1日に2回自己注射すること
マクロファージ刺激因子が低かったことについては
ピシバニールという注射を移植前(1週間から10日)に1回 妊娠成立したら7~10日間隔で3~4回
の治療方針になりました
そして、その時期の4回目の体外受精の方は、4つ採卵でき 3つが受精
受精後3日目の状態は、8分割まで細胞が分かれているのがいいのですが
それぞれ5分割・8分割・9分割ということでした。
その時35歳になったばかりの私は、クリニックの規定として
35歳以上なら受精卵を2個おなかに戻すことができる、とあったので相談したところ、
「過去2回は妊娠反応が出ているので、できれば1個戻した方がリスクが少ない。
ただ、この5分割の受精卵は成長が遅いのでたぶん、育たないでしょう。
もし2個戻すという希望があれば、いい受精卵を2個戻すのではなく、 あまりよくない5分割と、2番目にいい8分割を戻します。」
1番成長もよく、形もよい9分割の受精卵は、妊娠する可能性が高いので 2番目にいいのと戻すと多胎児になる可能性があるのでだめだということでした
その時に1番いい受精卵をおなかに戻せばよかったのかもしれませんが、
このまま5分割の受精卵は育たなくなったら破棄します、という言葉に
もしかしたらおなかの中でなら育ってくれるのかも・・・という気持ちも捨てきれず せっかく頑張って育てた卵を破棄することが嫌だったので、
5分割の事8分割の子を2つ、戻すことにしました
結果、妊娠しなかったのですが後悔はしていません
治療を長く続けていると、精神的にも肉体的にも金銭的にも負担が大きい中
痛みに耐えて大切に育てた卵や、頑張って受精してくれた卵たちは
どれも私にとっては我が子のようなもので、妊娠できた受精卵だけが 愛おしいとは到底思えません。・・・大げさかもしれませんが(笑)
でも、どれもこれもその時のいろいろな経過や気持ちがあって 一つ一つの子に思い入れがとってもとっても強いのです
たとえ育たなくても、移植から判定までの2週間、おなかにいるんだという気持ちは 本当に幸せな日々で・・・
だから、この2つの受精卵の結果は出なかったけど、 短い間頑張ってくれてありがとうという気持ちで4回目の治療を終えました
次に挑戦するのは、年末くらい!と決めていたので、その時は 不育症の治療もできるということにワクワクもあり(おかしい表現だけど(笑)) それまで体調を整えよう!!!と意気込んでいました
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