桃の缶づめ

ぽっつりと、週の真ん中の水曜日に当たった春分の日の祝日。

着物仲間をお誘いして、かでる２・７で行われる、「北海道邦楽大会」を聴きにいくことになりました。
乗っかってくれたのは、金魚ちゃんとひよこさん。３人のこじんまりオフです。

ランチは金魚さんが探してくれた、イタリアンのお店で、時計台からほど近い、「イルピーノ」というお店で、お初の店です。

前日になって急にバタバタとお誘いしたので、ひよこさんは都合でランチに間に合わず、残念

キャベツと長ネギの塩味スパゲティをメインにした、ミニコースにしました。
前菜とパスタ
デザートのとうもろこしのムース
この他に、パンと飲み物

私たちが食べてる間に、席は見る間に満員に・・予約しといて、良かったぁ。
便利な場所だし、お味もなかなかぐっ
特にデザートの　とうもろこしのムースが、とってもとうもろこしで美味しかったなぁ。
ちなみに、とうもろこしは北海道弁では「とうきび」と言います。


金魚さんの帯にはさんだ手ぬぐいは桜柄

さて、お腹も満足、メインイベントの会場かでる２・７のロビーでひよこさんと待ち合わせ。

この日は、年に１度の「北海道邦楽大会」。さすがに邦楽関係者が多く、出る人はもちろんだけど、観客も　お着物率が高かったです。

ホールに入ると、ちょうど１曲目の途中で、曲が終わってから席に着きました。

演目
１曲目　長唄「小鍛冶」　作曲　杵屋勝五郎
２曲目　筝曲「桜狩」　　作曲　山田検校　邦楽新人演奏会で大賞を受賞した方のソロ演奏でした。
３曲目　筝曲「合奏曲六段」　作曲　藤井凡大　
４曲目　小唄三題　２曲目の唄に９８歳の方が出演されていて、やんやの喝采でした。
５曲目　筝曲「動と静の影」　作曲　沢井忠夫
６曲目　長唄「勧進帳」　作曲　三世　並木五瓶　　舞台からこぼれんばかりの大人数で息の合ったお三味線。早弾きの聞かせどころでは、客席から思わず拍手が。

長唄「勧進帳」の舞台

７曲目　地歌「古ざらし」　作曲　深草検校　いわゆる「さらし物」の元になった曲だそうです。
８曲目　琵琶歌「青葉の笛」　作曲　牛島襄二
9曲目　筝曲「四季彩」　作曲　菊重精峰
１０曲目　長唄「神田祭」　作曲　三世　杵屋六四郎　途中二丁三味線の連れ弾きがぴったりと合ってソロのようで見事でした。

この後も3曲あったのですが、ここで会場を後にしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

いつもは、うちの先生も琴友会の一員として出演してることが多いんだど、今回は出演せずに、先生も会場で鑑賞。見つけたのでご挨拶しました。

しゃべり足りずに、紀伊国屋のイノダコーヒでお茶しました。演奏会中は、おしゃべり出来ないし～。


紀伊国屋書店内を闊歩するコート姿の金魚さんとひよこさん

３人とも、ケーキセットを頼んだのだけど、わたしと金魚ちゃんのも、「ケーキけっこう大きいね」って言ってたのですが、ひよこさんのレモンシフォン？（だったっけ？）が運ばれてきたら、山のような大きさに驚愕

桃和香の勇気ある選択で頼んだ、真っ黒ケーキ
でも、味は美味しかったですよん

金魚さんのアップルパイもボリュームたっぷり。ひよこさんのケーキの驚愕の大きさ

ケーキを目の前にすると、ついついニヤつく

偶然、演奏会にひよこさんのお知り合いの方が出演されてたハナシやら、越後の縮緬問屋の話題で爆笑したり・・

日もとっぷりと暮れてきたので、お開きになりました。

今日は、長丁場を私の趣味に付き合っていただいて、ひよこさん、金魚さん、ありがとうございましたぁ。

では、最後にこの日の着姿の写真です。

ひよこさん黒地の塩澤の着物・細い縞に猫ちゃんのアンティークを復刻した刺繍帯
話題の組織りの半襟・灰桜色に縞柄帯揚・白の陶器帯留・薄グレイ三分紐
（猫ちゃん帯が会場で年配のご婦人方の関心をひいてましたね～）

金魚さん結城紬・紬地に辻が花の染め帯・たまご色帯揚・薄グレイ帯締
（東京旅行の戦利品の帯が結城にピッタリだったね）

桃和香　白大島・青地縮緬に蝶柄の紅型染め帯・菜の花色帯締・ピンクと白の帯揚。

偶然ですが、3人とも紬に染め帯のコーデでしたぁ