桃の缶づめ

毎秋宗家で催される、宗旦忌。今年は、宗旦の３５０年遠忌にあたり、記念茶会が京都の大徳寺で大々的に催されます。
社中で大勢応募した中で、宗旦忌が当たったのは、私と紫さんのふたり！
先生はご招待なので別ですが・・

当たってからふたりで連絡取り合って、それから飛行機や宿の手配したので、紅葉シーズンまっただ中の京都、どこのホテルも満杯で、お願いした旅行社には苦労をかけて、
ようよう手頃なホテルをとってもらいました。

朝早い飛行機なので、かなり早い時間に最寄り駅で待ち合わせしたのですが、え？え？？え？？？紫さん、現れない・・・
「何かあったのか？来られなくなったのか？？」と、不安をいだきつつも電車に乗り込み、空港へと行きます。
搭乗手続きを済ませ、カウンターのあたりをぼんやり歩いていると、「桃和香さん」と着物姿の紫さんから呼びかけられました。
あぁ、良かった。会えたわぁ。次の電車で来たそうです。
何か、私の電車時間を知らせたメールに間違いがあったみたいで、そりゃまた失礼いたしました。

今回、紫さんは全行程着物旅行に挑戦。
私は軟弱に、着物は荷物で送りました。

金曜日にお稽古へ行った時に、先生たちと一緒の飛行機ということがわかりました。
ゲートをくぐる前に、やはりお会いしたので、ご挨拶。
紫さんの赤い色襟に、早速先生のチェックが

揺れもなく、快適な２時間の空の旅で、関空に到着。
降りると、ふたりして「暖か～～～いい！！！」
ここは、どこの国？同じ日本？同じ星？？と思っちゃいました

確か、関空から京都へ直通の高速バスがあったはず、と思ってさがしましたが、土地勘のないふたり、探し出せずにＪＲで京都駅まで行きました。

車窓からの景色は、いちょうがほんのり黄色くなっているくらいで、紅葉の気配はなく、暖かいことに喜びつつ、紅葉してないことにちょっぴり失望しつつ、京都駅到着が午後１時ジャスト。

１時に関西のお友達と待ち合わせで、早速１回目のオフ会が待っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく