『イグアナの嫁』細川貂々(幻冬舎)
この本、貂々さんの『ツレがウツになりまして。』第2弾と書かれてます。ダメダメ夫婦の成長ストーリーとも。貂々さんご夫婦がイグちゃんを飼うきっかけのようなことから始まって、イグちゃんがお嫁さんをもらうまでのお話ですが。その間の夫婦のあれこれももちろん出てきます。ツレさんの、ウツの具合とか。貂々さんの絵が可愛いので読んでるときは余り感じないんですけど。私、爬虫類、嫌いなんですよ。蛇がとぐろを巻いているのを見るだけで、叫んじゃうぐらい。だから、貂々さんたちがイグアナを飼ってると知ってもう尊敬しましたもん。絵で見る限りは、可愛いと思えるんですけどね。やっぱ、爬虫類はダメです。貂々さんたちの日常とイグちゃんをメインに話は進んでいきますが、たまにツレさんのコメントも入っています。この本は、貂々さんご夫婦とイグちゃんの成長記録ですね。ふたりでお互いのことを思いやったり、自分のことを振り返ってみたりして、自分の弱いとこダメなとこを治しながら成長していくお話。人間、誰にだってダメなところがあるんだから、それを否定ばかりしないで、ダメなものはダメときちんと認めることが第1歩だと、この本を読んでいて思いました。