|
テーマ:今夜のばんごはん(49967)
カテゴリ:家庭
早く帰れたのでヤキソバをつくる。
カレーとならぶバカ料理。というとヤキソバをバカにしているようだが、そうではない。それはたとえば卓球をバカにするのに似ている。卓球はヘタなやつがやるとヤワだが、うまいひとがやると短距離ダッシュを繰り返す消耗のはげしいスポーツだ。百万人の料理。だれでもできる。うまいひとはうまいなりに、ヘタなひとはヘタなりに。無難なところに着地するようにできている。 シメジを切る。ピーマンをきざむ。ニラを切る。ネギを刻む。ニンジンを薄く切る。ベーコンをきる。キャベツもいれる。いれすぎだろ。とはいわせない。炒めて最後に溶き卵をいれる予定。 とりあえず下準備は終了。男の料理について考えてみた。むかし父の日曜日の定番はヤキソバだった。モヤシをつかってからっとつくる母にくらべ、父のはソースを多めのしっとりめの麺だった。またつくってねというと父は得意げな顔をした。 いま思えば味よりはふだんやらない父がやるというイベント性が好きだったのだろう。それぞれの家の男の出番。料理というのは不思議と記憶に残る。たとえば叔父の家に行くと必ず叔父がにぎったでかいオニギリが出た。いまでもその味の記憶があるような気がする。たぶん塩かげんが叔母にくらべると多めだったりするのだろう。いま頼んでもつくってくれるのだろうか。きっと照れ笑いをうかべながら厨房にたってくれるだろう。 私のは親戚の子供にたべさせるレベルではないのだけれど。ニラとベーコンとキノコと卵が入り混じって見事にデブ料理の完成。こくがある。もとい、コクだけはある。 ヤキソバだけが載ってるレシピってあってもいいよな。今度本屋で探してみよう。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月16日 00時55分44秒
|