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カテゴリ:おたく
不安定な国際情勢を舞台に活躍するネゴシエーターを主人公にしたマンガ。
文庫版登場でロシア編・ハンガリー編・パキスタン編いっきに購入。いっきに読む。情勢のこみいった部分が難しくて何回か読み直す。そういう複雑な情勢の解説もさることながら、主人公の交渉にあたって手段を選ばないスーパーマンぶりと女性の美しさがいい。登場人物の視線の強さがいい。でもこんなにカラダを傷つけたらギャラにあわんだろう。 それにしても何ヶ国語しゃべるんだこいつ。アラビア語がわかってもコーランを深いところまで理解するのって学者でないと難しくないかね?・・・というツッコミをさせないほどこいつは体を傷つけ、依頼内容の完遂をめざす。そう、この作品の魅力は論理性よりは論理を超える主人公の狂気じみた騎士ぶりである。 検索してみたらどうやらケーブルテレビでアニメ化されているらしい。これだけ硬派な内容をアニメ化しようという企画。どっから来るんだその発想。 たしかに一見硬派なんだけど実際スーパーマンの話だし。ある行動原理あるいは哲学をもって混沌とした世界に光をさしこもうとするという意味ではじつはサラリーマン金太郎とかわらない。だからアニメむきなのか。といったら作者は怒るだろうか。 著者がシベリアを旅したときに列車の中移動中の警察官の集団に珍しい日本人ということで歓迎されてウォッカを飲まされた経験をそのまま主人公のエピソードにしているのが興味深かった。酒は呑めたほうがやはり得なようだ。財布と判断能力さえなくさずに酔っ払っちゃえば国籍関係ないしな。よかった飲兵衛で。あ、アラブ圏はだめか。まあ外人と飲む機会なんてないだろうけど。 酒ののめるのめないより相手がたのしいヤツかどうかのほうが大切かもしれない。それはこちらも同じこと。とりあえず、 らぶびあ~?(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月19日 13時26分23秒
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