カテゴリ:おたく
とあるバンドが好きな同僚に話ををふった。
ギターのひと死んだねー? ファンだから当然知っているだろうと世間話感覚だったが、意外なリアクションが。 えっ(絶句) 無言でPCをいじり確認すると黙る。 ほんとだ(かすれた小声)。 かりにも人の死である。そこでイジるほど無粋でないのでほうっておく。 肩をおとすというのはこういうことなんだろう。みるみる空気が静かになっていく。 数分後、ようやく言葉がでた。 いま、ボクの青春が終わりました。 すこし笑顔を浮かべたのは彼なりの気遣いか。ベタといえばベタだが実感がこもっている。 もう再結成はないんだろうなあ。はあー すっかり気が抜けている様子だ。 ヤ●ーニュースにでてたよ、というと。 最初にもんたまさんから聞かされたというのがショックでかいんですよー これはわかる。ニュース番組でなく、ふつうの人から通りがかりにあじあわされるほうが喪失感は大きいだろう。 親しいと思っていた人の結婚をハガキで初めて知るような。 そこまで思い入れがあるのはいいね。歳をとるとだんだん音楽を「消費」するようになるんだよ。 といってみる。 だからなに?といわれそうだが。フォローじゃない。正直な気持ちだ。 ジョンが死んだときはまだ子供だった。家の朝刊で知った。誰だか当時は知らなかった。 オザキの死を知ったのは大学から帰る電車の中だ。おっさんが読む夕刊紙の見出しだった。途中下車してコンビニに寄った。新聞はなかった。あきらめて帰った。 マイケルが死んだときは休日のドライブ中だった。メン・イン・ブラックの宇宙人役は面白かったなあとか代表作でないものを思い出していた。 ・・・だれもかれもみんな死が遠いなあ。 好きになれるけど、愛せない。音楽ってそういうモノだ。 一般論じゃなく、私のスタンスの話。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月23日 22時14分35秒
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