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カテゴリ:Music
出演する人は10:00からリハをします。 「はぁ~い、OKでぇ~~す!」 と言うだけだ、平和である。
そこへツイード・アンプと金色のギターを持った髭面男と酸いも甘いも噛み分けきったような風情のJazzSingerの登場である。 「お二人はオケは無しですか?」 20代後半と思しきツンツン頭の青年が訊く 「はい、彼のギターだけです。」 「ギターの方は座られます?それとも”立ち”で?」 「エレキなんで立ちます。」 はぁ~い、ギターの方 ”立ち”でバッキングでぇ~す!マイク立てまぁ~す! インカムを通してミキサー室に連絡しているのだろう、どこかと探してみると天井近くの壁面に縦1m 横5mほどのガラス張りの部屋が見える。 私も軽く一礼し、ハイコードのEからアドリブで下がってゆきローコードのE7をガ~ンと弾いてヴォリュームを絞った。 「はい、OKでぇ~す!」ツンツン頭の若者が言う、どうやらピークは取って貰えたようだ。 「じゃ、時間が無いんで As Time Goes By を、、」と言うや否や You ~ must remember this A kiss is still a kiss と歌いだした。
う、魚ぉ~い、、ま、待ってくれぇ~! と叫びたい所だが、なんでもないような顔をして3小節目からリズムを刻む、私の額には汗とともに「バージン・ピュア・とうちゃん・オイル」が噴出す。2コーラス歌って 「今度はPaper Moonを、、」とフルコーラス歌い 私に
かっこエエゎ、、私は振りまわされぱなしだが、、、 歌が上手いというのはスゴイな、、、リハの As Time Goes By を歌っている時 ステージの袖で社員と思しき人達と進行の打ち合わせをしていたアナウンサー(関西ローカルではちょっと有名)や 他10人ほどがその手を止めてジッと聞き入ってたぐらいだ。 キャピキャピのOLさん達も上手いのだけれど、なんというのか、歌が下手な私が言っては怒られそうだが(怒るって)、ただ単にリズムに乗ってるだけのように聴こえる。歌詞が解らない、いや、日本語だから解るのだけれど、、、 その点 彼女は大声で歌っても 囁くように歌っても低音でも高音でも ちゃんと歌詞が伝わってきた。
そう これだけは忘れないでほしいの
なかなか乙なもんですぞ、ご同輩。
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