ぎんぎんぎらぎらのお日様に、全ての喧騒を凌駕する蝉の多重奏、アスファルトに立ち上る陽炎や逃げ水・・・・・う～っ暑い！！！

　こんな日には絶対にかき氷が一番ですね！

　近頃の飲食店は何処もかしこも利便性と能率ばかりが優先されて、かき氷すらスイッチひとつで出来上がっちまう始末！
暑いなつの情緒ってやつが、もー少しだけ必要だとは思いませんか？

　昔のかき氷と言えば、ござの間に仕舞ってある真四角で透明な氷を、ステテコ姿のおやじがひょいと取り出して、鋳物でできた機械にセットして、横についたハンドルをぐるぐるっと回すとつめた～いかき氷の出来上がり！
　最後に思い思いの蜜をかけてもらって出来上がりってな感じでしたよ。

メニューは、すい（みぞれのことね）、レモン、メロン、イチゴの４種類のみ！
ミルクとか金時とか抹茶なんて、ふざけたメニューはもっと後になってから出来たもの！！！

　今時のかき氷は製氷機で作ったキューブアイスをスコップですくって上蓋を開けて投入、後はスイッチを入れれば勝手に出来上がる。
冷たいし、蜜を入れればやっぱり甘いよね！

　でもでも、なんか違う
・・・・・これってフラッペ（私的には）でしかない。

所謂ニホンノカキゴオリってやつぢゃないよ！

氷はロックアイス、一貫目幾らのやつをのこで４つに挽いて使う。
マシンは画像のコレ、　「Hatsuyuki」　←何故か初雪じゃなくて英語表記（笑）

しかも電動タイプ（現在はほぼこればかり）ではなく、あくまで手回し式
砕いた氷ではなく削った氷（ここが最重要点）こそがカキゴオリであるということにあくまで拘りたい・・・・・ただの変なおやじです（笑）