リンタロウ的・公演日記

去る５月３０日、パルティせと前で「一人が三人」というイベントを行ないました。
基本的にはストリートで出店をして人を呼ぼうというイベントなのですが、
行政や告知に頼らず、ブースの人たち自身が
「一人当たり三人呼んで瀬戸を盛り上げよう！」という所がイベント名の由来です。

ただ単にクリエイターズマーケットや出店にならないよう、
個々店がそれぞれ頭を捻って個性豊かな出店をしました。
「売る」ことにはあまりこだわらず、それぞれがイベントを楽しむために。
それぞれの活動を、それぞれの表現で知ってもらうために。
規模は小さいですが、身の丈に合った表現活動をそれぞれ行なって貰いました。

ブース、出店、というと、何かを売ることにとらわれがちです。
でも、「クリマのプロ」なんていないでしょう。
プロがいるとすれば、それはテキ屋さんです。
出展者はそれで生活をしているわけではありません。
経済活動を意識してしまうと損得勘定だけにとらわれてしまい、
イベントにおいて一番大切なことを忘れてしまうことが多々あります。

こういうイベントで一番大切なのは、楽しむこと。
それを忘れたら一番つまらないです。
私達表現に関るものは、そこを伝えるのも大切な使命の一つと思っています。
そういう意味では、この「一人が三人」は大成功でした。

参加の方々、そしてご来場の方々、先日は誠に有難う御座いました。

写真は、上二枚が商店街の和食処「静香」さんが
このイベントに萌え絵で参加した際に店の前に張り出した紙で、
三枚目が昭和のまーくんのショーが始まりそうな当日の様子、
そして四枚目が商店街の有名人R君の遠心分離ブースです。