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今年の夏は、各所で講師という名目で表現についての布教的な何かをしております。
ひとつは先日二週連続でやらせていただいた、 高蔵寺中日文化センターでの講座。 みなさんやる気のある方ばかりでしたので、 各3時間ずつ、たった2回の講座でしたが発表まで行うことができました。 おかげさまで参加者の皆さんには好評をいただき楽しんでいただけたようですが、 何かを必死に表現しようとしている姿はこちらも見ていて楽しいです。 こういう講座はどんな短期間であれ発表会、 「一生懸命誰かに見せる」事まで体験する必要があると個人的には思っています。 別に上手い必要は全然ないです。必死にやる。それを見て貰う。 それはあまり大舞台ではなく、ちゃんと観客の呼吸が感じられる場所がいい。 そういう舞台に立ってみて、初めて見えるものがあります。 その先にどうなるのかはその人の資質や気持ち次第なのですが、 根本の部分はそのあたりかなと。 表現というものは、どんなに上手くなろうが偉くなろうが、今の自分の無理を見せることです。 上手くなったからってどこか大事なところを抜いちゃったら面白くなくなるんですね。 上手くなるにつれ、みんなそこでハマります。満足しちゃう事もあります。 そういうのをちゃんとわかってて抜かない人は、 プロでもアマでも無名でも有名でもやっぱ良い何かを持ってますし、 何より見ていて楽しいです。 そしてもう一つの尾張旭市文化会館での市民参加ミュージカル 「リバーサンド・ストーリー」は現在進行中です。 こちらは現在ぼちぼちと週一回稽古中で、 お盆明けからはいよいよ本格的に追い込み月末には公演までもって行くのですが 無難な発表会にだけはならないようにと固く誓っています。 オーディションやそれからの稽古であれだけ皆さんに表現を見せてもらったのだから、 どうせやるなら参加者個々人を一人の「役者」「表現者」と認め、 それぞれ無理をしてもらった方がいい。個人の限界を見せてもらった方がいい。 初心者相手に自分でも無茶苦茶要求してんなあと思いつつ、 例えば昨日の稽古も自主的に2時間オーバーという 謎のやる気と気合だけは皆さん持っていらっしゃるので、 なんとなく最終的にはそれぞれの身を削った変な何かに化けてくれる気がする、 と勝手に確信しています。 まだまだチケットございます。 よくわからないけどきっといいもの、になります。 どうぞ文化会館までご予約を。お待ちしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
老骨に鞭打って、必死にセリフを叩き込もうと努力して居ります。最悪、アドリブで逃げるけど、そうすると廻りが大変な事に成る?
(August 11, 2017 10:20:11 PM)
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