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リンタロウ的・公演日記

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September 19, 2017
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カテゴリ:ステージ
「さいごのドラゴン」公演ツアーから帰って名古屋に戻ってきています。



3泊4日で6会場7公演の、なかなかの強行日程。
体力とテンション勝負の公演なので公演後は役者陣(僕も出てますけど)は休ませ、
現地制作のふくい演劇工房の山本氏と音響の堀場氏と僕とで仕込み。
2公演後に2会場仕込みはさすがにハードでしたが、幸い各公演とも好評で、
無事に公演が終えられ一安心です。

「さいごのドラゴン」は年内で終了が決まっていますので、残り2公演。
ここ数年しばらく営業新作を作れていなかったのですが、
「ドラゴン」に代わる作品を含め来年に向けて新作を複数本作ろうと思っています。
特に一人作品の「おとなしいきょうりゅうとうるさいちょう」は作ってから10年が過ぎたので、
改めて今後10年くらい上演できる作品を作らなければと思います。
こういう営業作品は長く色々な場所で上演することで変化し良くなっていくものですが、
一人作品はそれをダイレクトに受け自分自身とともに成長してゆきます。
実際、「きょうりゅう」での様々な危険な条件での公演がなければ
僕は歌が上手くなってなかったと思います。
そういうものに耐えうる作品がそろそろ新たに欲しいですね。

さて、公演先での色々をすっかり馴染んだoneplus5で撮った写真(リサイズ済)とともに。



信号待ちの雨晴海岸。公演前に朝寄ったのですがあいにくの雨。
公演と公演の間の移動の際に晴れていてチラ見できました。
再来月には中学校に「メロス」で伺うのでその時には今度こそ。



ホテルはセブンセブン高岡。朝食は高岡コロッケつきのホテルバイキング200円。や、やすい…



高岡市の小中学校はみなさんこういう学校せんべいを持っているようで、
今回も頂いてしまいました。
公演後の仕込みの際はずいぶんと助けられました。ありがとうございます。



高岡市といえば路面電車ですが、ドラえもんのラッピングが。
高岡はF先生の故郷なんですね。



駅前のドラえもんたち。あの「空き地」を再現した公園もあるとのことでしたがそこには行けず。



富山ブラックラーメン。クセが確かに強い… 
労働者のための塩分・栄養補給から生まれたらしいのですが、まさにそんな味でした。



そしてやっとねんがんの高岡大仏にも行けました。



乗ってます。



見上げるとありがたさが増幅する気がします。



台座の中には頭が。
この高岡大仏は火事で焼失したことがあり、その燃え残った先代の頭部が安置されているんです。



後ろはこんな感じ。中が開いて乗り込めそうです。



近くにはこういう飲み屋街まで。
高岡の中心部は一歩入ると道が非常に狭いです。
それがまた良い雰囲気で、お寺の多さと相まって非常に魅力的な街になっています。
探訪が好きな人にはたまりません。



牧野小学校の公演と公演の間に、先生に教えて貰って伺ってきた長福寺。
長い歴史を持ち、そして由来と伝説を持つお寺です。



立派な山門です。歴史感がすごい! 事実凄く古いのですが。



お寺の中にはいろいろな石碑が点在を… 



本堂も軽く100年以上昔の建築。覗く堀場さん。



中には立派な装飾が。いつも通りの突然のアポなし来訪でしたがご住職は快く応対して下さり、
いろいろなお話をしてくださいました。



昔このあたりには河童が住んでいたそうです。
ある時、このお寺の馬にいたずらをして川に引き込もうとしました。
が、逆に引っ張られて自分の腕が取れてしまったそうです。
それでお寺にやってきて「取れた腕を返してください」と。
返すのはいいけどどうやってくっつけるの?
と住職が聞くと、それはこの薬を使うのです、と…
それが今でもこのお寺に伝わる秘伝の湿布薬。



そう、最初の写真に載っていた「整骨院」はほんとにやってるんです。それも500年前から。
日本各地に伝わる「河童の妙薬」伝説の一つですが、
薬を使って今でも整骨院をやっているのはすごいの一言。
今では来訪する人も減ったそうですが、いやあ、すごい。
(河童像はまさかの個別取り外し可能)



これがその湿布薬の元になる木。昔は集落中にいっぱい生えていたそうですが、いまはこれだけ。



「この葉を乾燥させて炒って粉にして米といっしょに張り付ける…持っていきなさい。」
レクチャーを受ける演奏の田中氏。
というわけで行ってみた三人は葉っぱを貰って帰りましたとさ。



先日までの尾張旭市でもそうでしたが、長福寺のような歴史ある場所は探すと沢山あります。
情報を得てそういうところに足を運び話を聞いてみるというのが僕の趣味のひとつです。
そこで出会う方々は、ほとんどの場合こだわりと個性を持ってそこで待っていてくれます。
「ようきてくれたなあ!」
「わしゃあ金ぴかは好かんからこのままでいい」
「跡継ぎは欲しいけどこれこれこういう人じゃないとイヤでなあ~」

こだわりや個性とはその人の場に対する想いであり、想いは味付け。
いわゆる観光地の一般化された外向きの無難な言葉ではない、
ちゃんとした個人の言葉がそこでは聞けてしまいます。
そういうのを聞けるのは最高に幸せなことです。

こういう場所が下手に観光地化せず、チェーン店のようにもならず、
誰か個人の手によってしっかりと長く続いてゆくといいなあと願わずにはいられません。
我ながら無理な希望をしてるなーと思いつつ、
自分も自分の表現やPICO2にはこだわりを持ってやらなければと改めて思いました。



そんなこんなで高岡公演でした。
公演先の皆様、誠にありがとうございました。





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Last updated  September 22, 2017 06:41:33 AM
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