カテゴリ:美術館博物館
「博物館でアジアの旅ーアジアのパーティー」 (9/26〜10/22)をやっているので、今日は東洋館を中心に見てきました。 「アジアのパーティー」の札が付いてるものの中から気になったものを。 <上:加彩舞人・楽人>中国 後漢時代(1〜2世紀) ジャグリングをやってるところ、らしい <下:加彩楽人>中国 唐時代(7〜8世紀) 女性の楽団、竪琴、琵琶、太鼓を持っている これらは墓に副葬するための俑(よう) 俑は召使や芸人など主人に使える様々な人物をかたどった人形のこと。 俑って聞くと兵馬俑しか思い浮かばなかったんだけど、なるほど、こういうのもあるんだね。というか、こういうのが一般的なんだね。 <上:動物形リュトン>イラン パルティア時代(前3世紀〜3世紀) <下:山羊頭形リュトン>イラン ギーラーン地方 アケメネス朝時代(前6世紀〜前5世紀) リュトンは宴席や儀礼の場で使われる酒器。上のは馬?で前足2ヶ所が注ぎ口、下のは鼻先が注ぎ口になってる。コルクとかで止めてたのかなぁ。 お次は東洋館で私が好きなものを。 <獅子>カンボジア、癩王(らいおう)のテラス アンコール時代(12〜13世紀) 1階からB1行く階段脇にいるこの獅子。お尻がキュート。ていうか肛門?も付いてる。つい撫でたくなってしまうお尻(触っちゃダメ)臀部を突き出すのがカンボジアの獅子の特徴、と解説に書いてある。うん、いい尻だ。 <女神立像>カンボジア、プレア・コー アンコール時代(11〜12世紀) 同じくB1にある像。この腰周りに掘られた模様が綺麗。ずっと見ちゃう。 <銅鼓>ラオス(18〜19世紀) 銅鼓とは金属製の楽器。中国南部〜東南アジアの一部の少数民族が農耕儀礼などで使用しているものらしい。5点展示されているんだけど、その中でもこれが好き。上面の三段重ねのカエル、側面の象、カタツムリ、鳥、どれもいい。これでグッズ作って欲しい。叩くとどんな音がするのか気になるけど、叩けないもんな。 次は今回気になったものを。 <土偶 馬>朝鮮 三国時代(新羅)(5〜6世紀) 2体の馬の土偶、どちらもコミカルな顔!なぜ。 ↓下の馬形容器の顔は普通なのにw <馬形容器>重要美術品 伝韓国昌寧出土 三国時代(新羅)(5世紀) <紅陶鬲(こうとうれき)>中国陝西省出土 (前2500〜前2000) 袋状の三足のついた鬲。新石器時代から戦国時代にかけて華北でよく使われていた煮炊き用の土器。 洗うのめんどくさそうと思ってしまうのはいけないことなのだろうか… でもこの形で長い間使われてたということは、この形でのメリットがあったってことなんだろうな。 お次は平成館の考古展示室へ。 <扁平鈕式銅鐸>国宝 伝香川県出土 弥生時代中期(前2〜前1世紀) 国宝どーん!展示替えで9/5から展示されてる!来年の3/3まで。 やっぱり模様が綺麗だ。国宝展ではあんまりじっくり見れなかったもんな。クッションも買えなくてそれが心残り。また見にこよう。 <埴輪 笠を被る男子頭部> 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代(6世紀) 踊る埴輪と同じ古墳から出土したそう。だから表情も同じなんだね。以前聞いた埴輪の話。古墳時代の前半は写実的な埴輪が多かったのが後半になると簡略化されたものが多くなる。それはコピーのコピーのコピーをしていった結果、踊る埴輪のような感じになったのではって話だった。 左<埴輪 髷を結う男子>千葉県柏市出土 古墳時代(6世紀) 右<埴輪 片手を挙げる男子>群馬県伊勢崎市豊城町出土 古墳時代(6世紀) 髷、というかカブトムシのツノにしか見えない。立派すぎる。 片手を挙げる男子はニヒルな表情がたまらん。 2時間半ほどの滞在でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.07 10:20:49
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