マクロレンズも買った
友人が霊長類を扱っている研究所で働いていて、サルの骨をたくさん管理していた。サルの骨の研究は大学院生のときのことだが、興味は持ち続けていた。自分の手元にいくつかの骨は置いていたが、ゴリラやボノボの骨はない。実物は無理でも写真を持っていれば考える材料になる。そこに行って骨の写真を撮らせてもらう話になった。これはマクロレンズの出番だ。そこでイギリスで衝撃を受けた S-Planar 60mm f2.8が欲しくなった。新品はもう手に入らないので、中古で買った。これをEOS 5Dに装着して研究所でたくさんの写真を撮らせてもらった。 イギリスでの感激そのままに、実に良い写真が撮れた。あれは夢や幻ではなかった。やはり立体感や階調が良い。その後も、オークションで自転車のパーツなどを売るときの写真に使った。高値で落札されるものが多かったのはレンズが良かったおかげかもしれない。 私が所有しているカール・ツァイスのレンズは、Distagon 28mm f2.8, Planar 50mm f1.4, Planar 85mm f1.4, S-Planar 60mm f2.8, Sonar 180mm f2.8の5本だが、お気に入りはPlanar 85mm と S-Planar 60mmの二本だ。