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テーマ:山登りは楽しい(12111)
カテゴリ:散策と登山の話
涸沢カール(からさわ) 約2,300m 長野県
日程 : 18年10月5日 21:30出発 ~ 10月9日 1時頃帰宅 (夜行2泊3日) コース : 上高地バスターミナル→明神→徳沢→横尾→涸沢カール(テント泊) 雨はあがりそうにない。 台風はそれてくれるのだろうか。 駐車場にて登るか中止にするかを検討する。 上高地行きのバスは一度見送った。 駐車場のトイレで神戸のパーティの方たちと話してみる。 彼らは、天気予報の「次の日からは曇」を信じて登るそうだ・・・・・・ 私たちも天気予報と運を信じることにして登ることを決意! 雨具を着込んで、次にきたバスへと乗り込む。 バスには私たちを含めて、たったの4人! この時期にありえねー(゜□゜) やはり中止にする人が多いのかな。 しかし上高地バスターミナルに着いてみると、カラフルな登山者で溢れていた。 それでも、毎年この時期に登っているYに言わせると、かなり少ないそうだ。 ※今回はずっと雨・雪でカメラを出したくなく、3日目にヤケで撮った写真数枚のみ。しかも変。 山行記録も付ける気力がありませんでした(^^;) ----------------------------------------------------------------------- ●10月6日(1日目) 7:30 バスターミナルを遅い出発。 横尾までは、平坦な道をひたすら歩く。 明神までは、観光客もいるが、それから先は登山者の世界。 バテバテで、なんとか横尾に到着。 ただの平坦な道は余計疲れるかも。 ここからは、約690mの登りとなります。 本谷橋(渡るとき横揺れで酔いそう)までは、緩やかな登り。 私は、思いっきり勘違いしていた_| ̄|○ 涸沢までは、ハイキング気分で行けると思っていたのに、とんでもない! アップダウンも危険な箇所もないけれど、行程が長過ぎる。 ずっと雨だったこともあり、涸沢まで7時間もかかってしまった。 本当にバテバテ。 晴れていれば、景色も良く楽しみながら歩けるんだろうけど、雨具のフードを目深く被った状態では、 足元しか見えない。 ザックの重みは肩に食い込むし、まさに修行の気分でした。 紅葉がちらほらと見えてきた。 でもバテバテでうっとり眺める余裕はなし_| ̄|○ しかしダケカンバの黄葉は、今までに見た中で一番きれいでした。 カールまであと一息のナナカマドの赤いトンネルも素晴しかった。 写真、マジで撮りたかった・・・。 でもカメラが濡れて壊れるのもイヤだったのよ。 14:00頃、やっと涸沢カールに到着。 雨なので絶景を前にしても感動が薄い・・・ Yはセッセとテント設営。 ウェアは汗でビッショリ。安物ゴアテックスの靴はなんと浸水していた_| ̄|○ 全て着替えて、ビニール袋を履いてから靴を履き、涸沢ヒュッテへ行く。 どんなに疲れていても寒くてもビールは飲むんです。 名物のおでんも食べた! 次の日は曇り(もしかしたら晴れ)と疑わない私は、さっさとシュラフに潜って寝る。 カイロ必須。 ----------------------------------------------------------------------- ●10月7日(2日目) 朝、一瞬青空が出た。 今日は、カメラ担いでゆーっくりカール散策しようと思ってたので大喜び! ・・・・・・が、青空は本当に一瞬だけで、また雨の世界_| ̄|○ 結局、1日テントに篭もっていた。 気合の入ってる方たちは、奥穂高、北穂高へと登っていきました。 テントにずっといても仕方ないので、お昼はまたビール&おでんを求めてヒュッテへ。 連休初日のこともあり、続々と登山者の皆さんが到着。 ツアー団体もいた。 みんな、雨の中よく登ってくるなあーとヒトゴトのように思う。 室内は大混雑なので、風雨のテラスでビール&おでんを。 激さむっ! このあと、結局トイレに数回行っただけでずっとテントの中でシュラフに潜って過ごす。 何もないので、昔のドラマ話や歌で盛り上がる。 Yは長淵剛の歌マネ(似てない)、私は冬彦の物マネ(似てる)。 変な2人。だって暇なんだもん。 夕方からは、みぞれの吹雪になりました_| ̄|○ 奥穂・北穂は薄っすら白く染まっています。 登った方たちは、大丈夫なんだろうか。 そして明日、私たちは下山できるのかしら? (夏山しか知らない私は不安でいっぱい) ----------------------------------------------------------------------- ●10月8日(3日目) なんと朝起きたら、銀世界でした(;゜д゜) しかも吹雪いている_| ̄|○ テント場の風景。 ありえねー ヒュッテのトイレは、吹雪のなか大・大渋滞。 ありえねー そして吹雪のなかテント撤収。 ありえねー(by、Y) 昨日、新聞で知ったのですが、まさにこのとき奥穂で救助要請があったみたいです。 助かったのでしょうか? 無事を祈ります。 テント撤収後、サッサと下山。 もうこうなったら下山後の温泉を楽しむしかない。 白骨温泉に行きたいなぁ~♪ しかし登ってくる人と下りる人で、登山道はまたまた大渋滞(ToT) そういえば山の写真を一枚も撮っていないことに気付く。 涸沢カールからは離れてしまったので、渋滞で止まってる時にその辺をパチリ。 もう全然、満足できる写真が撮れなかったけど、そのまま載せます_| ̄|○ なんなんだ(-“-;) このどーでもいい写真たちは・・・・・・。 本当はね、コレ(PhotoGralleryの涸沢カールをクリック)を撮りたかったのよ。 でもって雪を見に行ったんじゃなくて紅葉目的で行ったの。 約5時間半で上高地バスターミナルへ到着。 連休中だからか明神からターミナルは、どこもかしこも観光客ばーーっかり(@@) そしてバスやタクシーに乗る人たちで長蛇の列。 何台もバスを見送る羽目になった。 ----------------------------------------------------------------------- ●白骨温泉に入る。 一番入りたかったところは、順番待ち(ここでもか!)してたので、奥の<わたの湯>へ。 いつまでたってもシャワーからお湯が出ない点はマイナスだけど、泉質は最高! ここが一番、源泉に近いそうです。 飲泉可。 (日帰り入浴¥500) ----------------------------------------------------------------------- ●感想 「涸沢に何しに行ったの?」と聞かれたら、「寝に行った」「おでん食べに行った」としか言えない。 多分、最初で最後の経験になるでしょう(^^)b これはこれで楽しい思い出になりました。 ところで、私の4月25日の日記。 モコと暮らし始めたことで、到底行けそうにないと思っていた憧れの燕岳と涸沢へ 続けて行く事が出来た。 自分でも驚いている。 あの日記を書いた頃、「もう自分は山にもどこにも行けないんだ」と悲観していたので。 諦めちゃいけないんだなーと思った。 想いを持っていれば叶うこともあるんだね。(って大袈裟な私) あ!もしかしたらモコが招き猫になって願いを叶えてくれたのかしら~(^^) とにかく!お留守番してくれた猫たち、預かってくれた母、そしていつも連れてってくれるYに、 スペシャルサンクスです☆ 今年の山旅はこれにて終了(多分ねー)でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.10 16:39:06
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