カテゴリ:読んでみた本
高校野球「裏」ビジネス 高校野球は地区予選が真っ盛り。 今年から千葉県は、東と西に分かれ、 県から2校出場できるようになりました。 昨日は西大会の決勝が行われ、本命の千葉経済大附が優勝。 甲子園での活躍が期待されます。 そんな時期に読んだ本がこれ。 昨年度特待生問題が話題となりました。 有力な選手を特待生扱いにして、授業料などを免除するなどの 好条件で地方の高校に入学させるというものです。 この特待生問題は氷山の一角であると、 この本を読むとよくわかります。 甲子園にあこがれる中学生。 子供の希望をかなえさせたい保護者。 有力選手を手に入れたい私立高校。 両者の思惑が一致した瞬間、 ブローカーの出現を許す土壌が できあがるわけです。 この本では、保護者・ボーイズリーグの監督・高校の指導者など、 利権にかかわる人たちを丹念に取材しています。 ここから浮かび上がるのは、選手は商品であるということ。 売りたい人と買いたい人がいる以上、 野球留学はなくなりそうもありません。 またそこに利権を見出す『野球ゴロ』がいる限り、 根は一層深くなります。 読み終わった後、決勝戦の出場メンバーの出身中学校を チェックしてみました。 …思いのほか、県内出身の選手が多い。 なぜかちょっと安心しました。 -------------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月27日 18時45分04秒
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