テーマ:美術館・博物館(1495)
カテゴリ:プチ感動!
モネの絵は光が溢れだしそうなほど、
眩しく明るい。 一方コローの風景画は、 どんよりとした空気が立ち込めているよう。 ただし遠景に目を向けると、 確かに池の水面は光をうけて輝いているし、 空は青く澄んでいる。 視線を動かすだけで、これほど 目に映る景色が変わるのだろうか。 一枚の絵に込められた、 コローの心象の一端に触れられたような気がしました。 そして人物画。 女性たちは、一様に物憂げな表情をしている。 どこかけだるいような、 魂が抜けているような…。 そんな想いを抱きながら、 鑑賞していると、突然目に飛び込んできた作品がこれ。 澄んだまなざしにうっとり。 コローが生涯、手元に置いておいたという気持ちが わかるような気がする。オーラを感じましたよ。 コローは後日、加筆したそう。 頭と、胸元。 胸元はブラウスを少しはだけさせたそうです。 理由を考えてみたけれど、これといって思い浮かばない。 私の貧弱な想像力で、せいぜい思いつくことは、 堅い印象を緩めて、親近感をもたせるため?ぐらい。 名画には見る人の想像力をかきたてる、 不思議な魅力が宿っているもの。 あの『モナリザ』と同じですね。 最後に『青い服の婦人』 ドレスのスカートのふわっとした質感が素晴らしい。 照明の光が絵の具に反射してキラキラ光ります。 今にも風に吹かれてそよぎそう。 やっぱりすごい画家だわ。 自分の部屋にも飾りたくて、 B3版のポスターを購入しました。 今手元に置いて眺めていますが、 実物の質感とは程遠い…。 当り前ではありますが。 上野では8月31日まで開催。 まだの方は是非どうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月08日 09時59分56秒
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