636920 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

architect.coach(アーキテクトコーチ)

architect.coach(アーキテクトコーチ)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
Dec 12, 2023
XML
カテゴリ:建築士受験!!


​​構造文章編第15回(RC造 材料-3)

構造-22

構造の問題は大きく構造力学(計算問題)と各種構造・建築材料(文章問題)に分かれます。ここでは、計算問題と文章問題を交互に紹介していきます。

構造(文章)15.RC造(材料-3)

今回はRC造の文章問題の中から、コンクリートの材料系-3(セメント・骨材・調合等)の問題をまとめました。
(問題は、一部修正しているものもあります。)

​************************************************

​​​問題
コンクリート 材料一般-3
​□ セメント・骨材・AE剤・練混ぜ水・膨張剤・混和材(2級)
1 AE剤の使用により、硬化後のコンクリートの耐久性は低下するが、早期に強度を発揮さ
  せることができる。(2級H15)

2 凝結遅延剤の使用により、コンクリートの硬化を遅くして、発熱量をおさえることがで
  きる。(2級H15)

3 減水剤の使用により、所定の流動性を得るのに必要なコンクリートの単位水量を減少さ
  せることができる。(2級H15)

4 膨張材を使用することにより、硬化後のコンクリートの乾燥収縮によるひび割れを低減
  させることができる。(2級H15,R02,R05)

5 流動化剤の使用により、フレッシュコンクリートの流動性を増大させることができる。
  (2級H15)

6 コンクリートにAE剤を使用したときの効果は、ブリーデイングが増大する。
  (2級H17)

7 コンクリートにAE剤を使用したときの効果は、ワーカビリティが良好になる。
  (2級H17)

8 コンクリートにAE剤を使用したときの効果は、凍結融解作用に対する抵抗性が大きく
  なる。(2級H17)

9 コンクリートにAE剤を使用したときの効果は、空気量が増大する。(2級H17)

10 コンクリートにAE剤を使用したときの効果は、単位水量を低減することができる。
  (2級H17)

11 早強ポルトランドセメントは、普通ポルトランドセメントに比べて、より細かい粉末
   で、水和熱が大きいので、早期に強度を発現する。(2級H18)

12 中庸熱ポルトランドセメントは、普通ポルトランドセメントに比べて、水和熱や乾燥
   収縮が小さく、ひび割れが生じにくい。(2級H18,H23)

13 セメントは、水和反応後、時間が経過して乾燥するにしたがって強度が増大する気硬
   性材料である。(2級H18,H30,R05)

14 骨材の粒径は、均一であるよりも、小さい粒径から大きな粒径までが混ざり合ってい
   るほうが望ましい。(2級H20)

15 A~Cのセメントを用いた一般的なコンクリートの初期強度(材齢7日程度までの硬化
   初期の過程における強度)の大小関係として、正しいものは、次のうちどれか。ただ
   し、呼び強度の条件は同一とする。(2級H21,H27)
    A:普通ポルトランドセメント
    B:早強ポルトランドセメント
    C:高炉セメントB種
      1 A>B>C
      2 B>A>C
      3 B>C>A
      4 C>A>B
      5 C>B>A

16 コンクリートに用いる細骨材及び粗骨材の粒径は、いずれもできるだけ均一なものが
   望ましい。(2級H23)

17 AE剤によりコンクリート中に連行された微小な独立した空気泡は、耐凍害性を増大さ
   せる。(2級H23)

18 計画共用期間の級が「超長期」の場合、スラッジ水は、コンクリートの練混ぜ水に用
   いてはならない。(2級H24)

19 ポルトランドセメントには、凝結時間を調整するためにせっこうが混合されている。
  (2級H24,H30,R05)

20 骨材に含まれる粘土塊や塩化物などは、コンクリートの耐久性を向上させる効果があ
   る。(2級H24)

21 高炉スラグ粗骨材は、溶鉱炉で銑鉄と同時に生成される溶融スラグを徐冷し、粒度を調
   整して製造されるものであり、普通骨材に含まれる。(2級H24,H28)

22 AE剤の使用により、コンクリート中に微細な独立した空気泡が連行され、耐凍害性を
   低下させる。(2級H24,R03)

23 フライアッシュを使用すると、一般に、コンクリートのワーカビリティーは良好になる
   が、中性化加速度は速くなる。(2級H23,R03)

24 高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントに比べて、アルカリ骨材反応抵抗性に
   優れている。(2級H23)

25 高炉セメントB種を用いたコンクリートは、圧縮強度が同程度の普通ポルトランドセメ
   ントを用いたコンクリートに比べて、長期の湿潤養生期間が必要となる。(2級H29)

26 高炉セメントB種を用いたコンクリートは、圧縮強度が同程度の普通ポルトランドセメ
   ントを用いたコンクリートに比べて、湿潤養生期間を短くすることができる。(2級R03)

27 再生骨材は、コンクリート構造物の解体等によって発生したコンクリート塊を、粉砕・
   分級等の処理を行い製造したコンクリート用骨材である。(2級H28)

28 軽量コンクリートは、骨材の一部又は全部に人工軽量骨材を用いたもので、一般に、単
   位容積質量が小さいコンクリートである。(2級H28)

29 高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントに比べて、アルカリシリカ反応に対す
   る抵抗性に優れている。(2級H30)

30 骨材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合ってる
   ほうが望ましい。(2級H30)

31 AE剤は、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を増大させ、耐久性も向上させ
   る。(2級H30)

32 フライアッシュを使用することにより、フレッシュコンクリートのワーカビリティーを
   良好にすることができる。(2級R02)

33 高炉スラグ微粉末を使用することにより、硬化後のコンクリートの水密性や化学抵抗性を
   向上させることができる。(2級R02,R05)

34 AE剤を使用することにより、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を大きくする
   ことができる。(2級R02)

35 実績率の小さい粗骨材を使用することにより、同一スランプを得るための単位水量を小
   さくすることができる。(2級R02)

36 セメントとそれを使用するコンクリートとの組み合わせとして、最も不適当なものは、
   次のうちどれか。(2級H26)
    1 早強ポルトランドセメント マスコンクリート
    2 低熱ポルトランドセメント 高強度コンクリート
    3 中庸熱ポルトランドセメント 高強度コンクリート
    4 フライアッシュセメントB種 マスコンクリート
    5 高炉セメントB 海水の作用を受けるコンクリート

37 高性能AE減水剤の使用により、単位水量を低減させるとともに、優れたスランプ保有性
   能を発揮させることができる。(2級H28)

38 減水剤の使用により、硬化後のコンクリートの耐久性は低下するが、早期にコンクリー
   トの強度を発揮させることができる。(2級H28)

39 収縮低減剤の使用により、硬化後のコンクリートの乾燥収縮及び収縮ひび割れを低減さ
   せることができる。(2級H28)

40 流動化剤を使用することにより、硬化後のコンクリートの強度や耐久性に影響を及ばさ
   ずに、打ち込み時のフレッシュコンクリートの流動性を増大させることができる。
  (2級H28,R05)

41 AE剤の使用により、フレッシュコンクリート中に微細な独立した空気泡が連行され、コ
   ンクリートのワーカビリティと耐凍害性を向上させることができる。(2級H28)


​□ セメント・骨材・AE剤・練混ぜ水・膨張剤・混和材(1級)
1 AE剤を用いたコンクリートは、微細な空気泡が生成されるので、凍結融解作用に対する
   抵抗性が増大し、耐久性も向上する。(1級H15)

2 セメントの粒子が大きいものほど、コンクリートの初期強度の発現が早くなる。
  (1級H21)

3 硬化課程におけるセメントの水和熱による膨張変形は、発熱量が大きく放射量が少
  ないほど大きい。(1級H22)

4 高炉スラグを利用した高炉セメントを構造体コンクリートに用いることは、再生品の
   利用によって環境に配慮した建築物を実現することにつながる。(1級H21、H30)

5 AE剤を用いたコンクリートは、凍結融解作用に対する抵抗性が増大し、耐久性も向
   上する。(1級H25)

6 高強度コンクリートの温度ひび割れの防止対策として、水和熱の小さい中庸熱ポルト
   ランドセメントを使用した。(1級H27)
7 凍結融解作用を受けるコンクリートの凍害対策として、AEコンクリートとし、空気量
   を4.5%とした。(1級H27)

8 計画共用期間の級が「超長期」のコンクリートの練り混ぜ水に、コンクリートの洗浄排
   水を処理して得られたスラッジ水を用いた。(1級H27)

9 AE剤を用いたコンクリートは、AE剤により連行された空気がコンクリート中で独立した
   無数の気泡となることから、凍結融解作用に対する抵抗性が増す。(1級H30)

10 コンクリートの初期の圧縮強度の発現は、一般に、セメントの粒子が細かいものほど早
  くなる。(1級H29)



□ コンクリートの調合 (2級)
1 表は、プレーンコンクリートの調合表の例であり、使用材料の絶対容積及び質量を記号
  で表したものである。この表によって求められる事項と計算式との組合わせとして、最も
  不適当なものは、次のうちどれか。(2級H14)


2 下記のプレーンコンクリートの調合表(使用材料の絶対容積及び質量を記号で表したも
   の)から求められる事項とその計算式との組合わせとして、最も不適当なものは、次の
   うちどれか。(2級H25)


3 表は、コンクリートの調合表の一部である。この表によって求められる事項と計算式と
   の組合わせとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、いずれの計算式も
  その計算結果は正しいものとする。(2級R01)


4 普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートにおいて、計画共用期間の級が、
   短期・標準・長期の場合、単位水量を200kg/㎥とした。(2級H19)

5 普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートにおいて、計画共用期間の級が、
   短期・標準・長期の場合、単位セメント量を300kg/㎥とした。(2級H19)

6 普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートにおいて、計画共用期間の級が、
   短期・標準・長期の場合、水セメント比を60%とした。(2級H19)

7 普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートにおいて、計画共用期間の級が、
   短期・標準・長期の場合、AE剤を用い空気量を4.5%とした。(2級H19)

8 普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートにおいて、計画共用期間の級が、
   短期・標準・長期の場合、塩化物量は塩化物イオン量として0.2kg/㎥とした。
  (2級H19)

9 コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度又は耐久設計基準強度のいずれか大きい
   方の値以上となる。(2級H16,H22)

10 コンクリートの設計基準強度は、その品質基準強度よりも大きい値とする。
  (2級H17,R01,R05)

11 コンクリートの調合設計における強度の大小関係は、調合強度>調合管理強度>設計基
   準強度となる。(2級H20)

12 コンクリートの調合設計における強度の大小関係は、品質基準強度>調合管理強度>
   調合強度である。(2級H23)

13 コンクリートの調合管理強度は、設計基準強度よりも小さい。(2級H26)

14 コンクリートの調合強度は、調合管理強度よりも大きい。(2級R01,R05)

15 コンクリートの耐久設計基準強度は、計画共用期間の級が「標準」の場合よりも「長期」
   の場合のほうが大きい。(2級R01)

16 コンクリートの耐久設計基準強度は、計画供用期間の級が「標準」の場合より「長期」
   の場合のほうが小さい。(2級R04)



​**************************************************

​​​​解説
​コンクリート材料一般-3
□ セメント・骨材・AE剤・練混ぜ水・膨張剤・混和材(2級)
 早強ポルトランドセメントは普通ポルトランドセメントより、
   ①粒子が細かいので強度発現が早い 
   ②水和熱が大きい 
   ③緊急工事、冬季工事に適している

 中庸熱ポルトランドセメントは普通ポルトランドセメントより、
   ①乾燥収縮が少ない 
   ②水和熱が小さい 
   ③マスコンクリート、高強度コンクリートに適している

 低熱ポルトランドセメントは普通ポルトランドセメントより、
   ①水和熱が小さい 
   ②マスコンクリート、高強度コンクリートに適している

 高炉セメントは、
   ①初期強度がやや小さい 
   ②強度発現が遅い(湿潤養生期間が長く必要) 
   ③水和熱が小さい 
   ④化学抵抗作用が大きい 
   ⑤アルカリ骨材反応抵抗性が大きい 
   ⑥マスコンクリート、酸類・海水・下水に接する工事に適している

 フライアッシュセメントは、
   ①ワーカビリティ良好 
   ②水和熱が小さい 
   ③乾燥収縮が小さい 
   ④中性化速度が大きい(早い) 
   ⑤マスコンクリートに適している

 シリカセメントは、
   ①化学抵抗性が大きい 
   ②水密性が大きい 
   ③マスコンクリート、酸類・海水・下水に接する工事に適している

 材齢7日程度までの初期強度の大小関係 
   早強ポルトランドセメント > 普通ポルトランドセメント >高炉セメントB > 中庸熱ポルトランドセメント
    > 低熱ポルトランドセメント

 セメントは水と反応(水和反応)して硬化する水硬性であり、セメントに加えるせっ
  こうは、水を加えたときに瞬時に凝結(硬化)しないよう、時間調整のために加えら
  れている粒度が小さいほど、水和反応が早く起こり初期強度の発現が早くなる

 セメントの水和熱による膨張変形は、発熱量が大きく放熱量が少ないほど大きい

 高炉スラグ粗骨材は、溶鉱炉(高炉)で、銑鉄と同時に生成される溶融スラグ(高炉
  スラグ)を徐冷し、粒度を調整して製造される粗骨材で、普通骨材に含まれる

 コンクリートに高炉スラグを用いると
   ①ワーカビリティを良好にする 
   ②水和熱を低減する 
   ③水密性を向上させる 
   ④アルカリ骨材反応の抵抗性を大きくする 
   ⑤塩化物イオンの浸透を抑制 
   ⑥化学抵抗性の向上 
   ⑦再生品の利用によって環境に配慮した建築物の実現につながる

 コンクリートにフライアッシュを用いると、
   ①ワーカビリティを良好にする 
   ②水和熱を低減する 
   ③多量に用いると、中性化速度が大きく(早く)なる

 骨材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合ってる
  方が実績率が大きくなり、単位水量を小さくできる。粒径が均一だと隙間ができやす
  く、実績率が小さくなりやすい。

 骨材中に含まれる粘土塊はコンクリートの強度を低下させ、塩化物は鉄筋を錆びさせ
  て、構造体の耐久性を低下させる不純物であり、含有量に制限がある。泥分の多い骨
  材を用いるとコンクリートの乾燥収縮が大きくなり、ひび割れが生じやすくなる。塩
  化物量は、塩化物イオン量として0.3㎏/㎥以下

 再生骨材は、コンクリート構造物の解体等により発生したコンクリート塊を、破砕等
  の処理を行い製造したコンクリート用骨材。

 コンクリートの練り混ぜ水は、JISに適合するものとして、一般に地下水、工業用水、
  上水道および回収水などが用いられる。計画共用期間の級が超長期の場合や高強度コ
  ンクリートには、スラッジ水を用いない

 空気量は、AE剤を用いる普通コンクリートでは4.5%、軽量コンクリートでは5%を標
  準とする。空気量が大きくなると(6%以上程度)、圧縮強度が低下する。

 普通コンクリートは気乾単位容積質量2.1~2.5t/㎥。軽量コンクリートは、粗骨材に
  人工軽量骨材を用い気乾単位容積質量 1種1.8~2.1t/㎥、2種1.4~1.8t/㎥

 AE剤は微細な空気泡が連行され、
   ①ワーカビリティを良好にする 
   ②耐久性を向上する
   ③凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性の向上)を改善する 
   ④ブリーディングを減少させる 
   ⑤単位水量を減少させる ⑥空気量が増大する 
   ⑦コンクリートの早強性は得られない

 高性能AE減水剤は、
   ①高い減衰性(単位水量の低減) 
   ②良好なスランプを保持する 
   ③高強度、高耐久性が可能となる

 凝結遅延剤は、
   ①コンクリートの硬化を遅くする 
   ②発熱量を抑える

 減水剤は、
   ①所定のスランプを得るための単位水量を減少させる 
   ②コンクリートの耐久性、早期の強度発揮を図れる

 膨張剤は、硬化後のコンクリートの収縮ひび割れを低減させる

 流動化剤は、強度や耐久性に影響を及ぼさずに、流動性を増大させる

 収縮低減剤は、
   ①硬化後のコンクリートの乾燥収縮を低減 
   ②収縮ひび割れを低減させる


□ セメント・骨材・AE剤・練混ぜ水・膨張剤・混和材(2級)
1 × AE剤を使用すると、耐久性を向上させ、凍結融解に対する抵抗性が上がる。誤り

2  凝結遅延剤を使用すると、コンクリートの硬化を遅くする、発熱量を抑える等の
     効果がある。  正しい

3  減水剤を使用すると、所定のスランプを得るための単位水量を減少させる、コン
     クリートの耐久性、早期の強度発揮等の効果がある  正しい

4  膨張剤を使用すると、硬化後のコンクリートの収縮ひび割れを低減させる。正しい

5  流動化剤を使用すると、強度や耐久性に影響を及ぼさずに、流動性を増大させるこ
     とができる。  正しい

6 × AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、ワーカビリティを良好にし、ブリーデ
    ィングを減少させる。  誤り

7  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、ワーカビリティを良好にする。誤り

8  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性)
     が向上する。  正しい

9  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、空気量が増大する。  正しい

10  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、単位水量を減少させる。  正しい

11  早強ポルトランドセメントは、粒子が細かいので強度発現が早く水和熱が大きい。
     正しい

12  中庸熱ポルトランドセメントは、乾燥収縮が少なく水和熱が小さいので、ひび割
     れしにくい。  正しい

13 × セメントは水と反応(水和反応)して硬化する水硬性である。しっくいは気硬性。
    誤り

14  骨材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合っ
    てる方が実績率が大きくなり、単位水量を小さくできる。  正しい

15 2 齢7日程度までの初期強度の大小関係 早強ポルトランドセメント > 普通ポルトランドセメント >
    高炉セメントB > 中庸熱ポルトランドセメント > 低熱ポルトランドセメント   正解2番

16 × 骨材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合っ
    てる方が実績率が大きくなり、単位水量を小さくできる。  誤り

17  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害
    性)が向上する。  正しい

18  コンクリートの練り混ぜ水は、計画共用期間の級が超長期の場合や高強度コンク
    リートには、スラッジ水を用いない。  正しい

19  セメントに加えるせっこうは、水を加えたときに瞬時に凝結(硬化)しないよう、
     時間調整のために加えられている。  正しい

20 × 骨材中に含まれる粘土塊はコンクリートの強度を低下させ、塩化物は鉄筋を錆びさ
    せて、構造体の耐久性を低下させる。  誤り

21  高炉スラグ粗骨材は、溶鉱炉(高炉)で、銑鉄と同時に生成される溶融スラグ(高
    炉スラグ)を徐冷し、粒度を調整して製造される粗骨材で、普通骨材に含まれる。
    正しい

22 × AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性)
    が向上する。  誤り

23  コンクリートにフライアッシュを用いると、ワーカビリティを良好にし水和熱を低
    減するが、多量に用いると、中性化速度が大きく(早く)なる。  正しい

24  高炉セメントは、アルカリ骨材反応抵抗性が大きい。  正しい

25  高炉セメントは、強度発現が遅く、湿潤養生期間が長く必要となる。  正しい

26 × 高炉セメントは、強度発現が遅く、湿潤養生期間が長く必要となる。  誤り

27  再生骨材は、コンクリート構造物の解体等により発生したコンクリート塊を、破砕
     等の処理を行い製造したコンクリート用骨材。  正しい

28  軽量コンクリートは、粗骨材に人工軽量骨材を用い気乾単位容積質量が1種1.8~
     2.1t/㎥、2種1.4~1.8t/㎥となり、普通コンクリートより小さい。 正しい

29  高炉セメントは、アルカリ骨材反応抵抗性が大きい。  正しい

30  材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合ってる
     方が実績率が大きくなり、単位水量を小さくできる。  正しい

31  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性)
     が向上する。  正しい

32  フライアッシュセメントは、水和熱が小さく、ワーカビリティを良好にする。  
      正しい

33  コンクリートに高炉スラグを用いると、水和熱を低減し水密性、化学抵抗性を向
    上させる。  正しい

34  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性)
    が向上する。  正しい

35 × 骨材の粒径は、均一であるよりも、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合って
    る方が実績率が大きくなり、単位水量を小さくできる。  誤り

36 1 早強ポルトランドセメントは粒子が細かいので強度発現が早くなり水和熱が大きく
    なる。マスコンクリートには向かない。  正解1番

37  高性能AE減水剤は、高い減衰性(単位水量の低減)があり、良好なスランプを保
     持する。  正しい

38 × 減水剤は、所定のスランプを得るための単位水量を減少させ、コンクリートの耐久
    性、早期の強度発揮を図れる。  誤り

39  収縮低減剤は、硬化後のコンクリートの乾燥収縮を低減し、収縮ひび割れを低減さ
    せる。  正しい

40  流動化剤は、強度や耐久性に影響を及ぼさずに、流動性を増大させる。 正しい

41  AE剤を使用すると微細な空気泡が連行され、ワーカビリティや凍結融解に対する抵
    抗性(耐凍害性)が向上する。  正しい


□ セメント・骨材・AE剤・練混ぜ水・膨張剤・混和材(1級)
1  AE剤は微細な空気泡が連行され、ワーカビリティを良好にし、凍結融解に対する抵
     抗性(耐凍害性の向上)を改善し、単位水量を減少させることにより、耐久性を向
     上する。  正しい

2 × セメントは、粒度が小さいほど水和反応が早く起こり初期強度の発現が早くなる。
    誤り

3  セメントの水和熱による膨張変形は、発熱量が大きく放熱量が少ないほど大きい。
    正しい

4  コンクリートに高炉スラグを用いると、再生品の利用によって環境に配慮した建築
     物の実現につながる。  正しい

5  AE剤は微細な空気泡が連行され、ワーカビリティを良好にし、凍結融解に対する抵
     抗性(耐凍害性の向上)を改善し、単位水量を減少させることにより、耐久性を向
     上する。  正しい

6  中庸熱ポルトランドセメントは乾燥収縮が少なく、水和熱が小さい。マスコンクリー
     ト、高強度コンクリートに適している。  正しい

7  AE剤は微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性の向上)を改
     善する。空気量は、AE剤を用いる普通コンクリートでは4.5%とする。 正しい

8 × コンクリートの練り混ぜ水は、計画共用期間の級が超長期の場合や高強度コンクリー
     トには、スラッジ水を用いない。  誤り

9  AE剤は微細な空気泡が連行され、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性の向上)を
     改善する。  正しい

10  セメントの粒度が小さいほど、水和反応が早く起こり初期強度の発現が早くなる。
      正しい


​□ コンクリートの調合 (2級)
 単位セメント量(㎏/㎥)=1㎥当たりのセメントの質量(C)、
  単位水量(㎏/㎥)=1㎥当たりの水量(W) (質量

 水セメント比(%)=水の質量(W)/セメントの質量(C)×100%、
  セメント水比=(C)/(W)×100% (質量比で表す

 細骨材率(%)=
  細骨材の絶対容積(Vs)/細骨材の絶対容積(Vs)+粗骨材の絶対容積(Vg)×100% 
  (容積比で表す

 空気量(%)=空気の絶対容積コンクリートの絶対容積×100%  
  (1,000-水の絶対容積(Vw)-セメントの絶対容積(Vc)-細骨材の絶対容積(Vs)
   -粗骨材の絶対容積(Vg))/1,000×100 (容積比で表す

 練上がりコンクリート(フレッシュコンクリート)の
  単位容積質量(㎏/㎥)=単位水量(W)+単位セメント量(C)+単位細骨材量(S)
  +単位粗骨材量(G) (質量で表す

 粗骨材の表乾密度(㎏/㎥)=粗骨材の単位質量(G)/粗骨材の絶対質量(Vg)
  (㎏/㎥で表す

 細粗骨材の表乾密度(㎏/㎥)=細骨材の単位質量(S)/細骨材の絶対質量(Vs)
  (㎏/㎥で表す

 AE減水剤の使用量(㎏/㎥)=単位セメント量(C)×AE減水剤の転嫁率(%)/100
  (㎏/㎥で表す)

 計画共用期間の級が、短期・標準・長期の場合の普通コンクリートの一般規定 
   ①単位水量:185㎏/㎥以下 
   ②単位セメント量:270㎏/㎥以上 
   ③空気量:4.5% 
   ④水セメント比:65%以下  
   ⑤塩化物イオン量:0.3㎏/㎥以下

 コンクリートの調合設計における大小関係は、
   調合強度>調合管理強度>品質基準強度>設計基準強度

 コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度又は耐久性基準強度のいづれか大きい
  方の値となる。 品質基準強度に、構造体強度補正値(S値)を加えて値が調合管理
  強度。 調合管理強度に、強度のばらつきなどを考慮して割増したものが、調合強度

 コンクリートの計画共用期間の級と耐久設計基準強度の関係は、
   短期(30年):18N/㎡
   標準(65年):24N/㎡
   長期(100年):30N/㎡
   超長期(200年):36N/㎡ 
   (耐久設計基準強度は、計画共用期間の級に応じて定められている


​□ コンクリートの調合 (2級)
1 2 水セメント比=W/C×100(質量比)   正解2番

2 1 水セメント比=W/C×100(質量比)   正解1番

3 5 細骨材率=290/(290+390)×100=42.6%(容積比)   正解5番

4 × 普通コンクリートの単位水量は、185㎏/㎥以下  誤り

5  普通コンクリートの単位セメント量は、270㎏/㎥以上  正しい

6  普通コンクリートの水セメント比は、65%以下  正しい

7  普通コンクリートの空気量は、4.5%  正しい

8  普通コンクリートの塩化物イオン量は、0.3㎏/㎥以下  正しい

9  コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度又は耐久性基準強度のいづれか大き
     い方の値となる。  正しい

10 × コンクリートの調合設計における大小関係は、調合強度>調合管理強度>品質基準
    強度>設計基準強度  誤り

11  コンクリートの調合設計における大小関係は、調合強度>調合管理強度>品質基準
     強度>設計基準強度  正しい

12 × コンクリートの調合設計における大小関係は、調合強度>調合管理強度>品質基準
     強度>設計基準強度  誤り

13 × コンクリートの調合設計における大小関係は、調合強度>調合管理強度>品質基準
    強度>設計基準強度  誤り

14  コンクリートの調合設計における大小関係は、調合強度>調合管理強度>品質基準
    強度>設計基準強度  正しい

15  コンクリートの耐久設計基準強度の関係は、短期(30年):18N/㎡、標準(65年)
    :24N/㎡、長期(100年):30N/㎡、超長期(200年):36N/㎡   正しい

16 × コンクリートの耐久設計基準強度の関係は、短期(30年):18N/㎡、標準(65年)
    :24N/㎡、長期(100年):30N/㎡、超長期(200年):36N/㎡   誤り


今回は、RC造の材料編からセメント・骨材・混和材・調合等についてまとめました。次回部材のひび割れ当についてまとめます!

今日はこんな言葉です!

何か事件が起きると「大変だ、大変だ」と言いますが、大変だという時は、「大きく変わる」チャンスです。宇宙のしくみ、構造として、損得勘定で、否定的な考え方をしていると損。肯定的な考え方をしていると得なのです。(小林 正観)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Dec 12, 2023 04:11:40 PM
コメント(0) | コメントを書く


PR

Freepage List

Calendar


© Rakuten Group, Inc.