|
テーマ:長寿犬と共に(147)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日はモモの命日です。もう2年になるんですね。 ご近所で、「飼い主の分まで愛想がいい」と言われ、 (ん?飼い主の分まで・・・?) いつの間にか「接客係」と呼ばれていたミスティ。 じゃあモモは?と聞くと、愛想ないから、裏方だね、 ということで「家事手伝い」(って何もしてなかったじゃん:笑)。 確かに自分から人に寄っていったりというようなことはあまりなく、 少し距離を置いたところからじっと見ているタイプ。 モモちゃ~ん、と声をかけてもらっても おしり向けたままだったりしてました(笑) いつもかわいがってくれるご近所さんが他の犬を撫でていると、 押しのけたりはしないけれど、間にじょうずに割り込み、 その人の脇のあたりからスポッと顔を出して、 撫でて~、とやるミスティとは対照的。 愛想ない分、運動神経はあります、とばかりに、 助走なしでいきなり塀の上へ垂直飛びでジャンプしたり、 虫を追いかけてレースのカーテンを駆け上ったり、 (カーテンはみごとにビリビリ:泣) 「ほんとはネコなんじゃないの」疑惑もあり、 にぼしやかつぶし(両方とも好物)なんか食べていると、 ニャ~と鳴きそうな感じでした。 最後も、そんなモモらしい逝き方だったのかもしれません。 金曜日の晩から急に体調が悪くなり、 日曜日の深夜、突然、思い立ったかのように 私が寝ている間に旅立ってしまいました。 呆然としていた私は何人かの身近な人にしかお知らせしなかったし、 突然の旅立ちを平静に話せる自信がなかったので、 しばらくはわざわざ知っている人に会わないような時間に ミスティを外に連れて行っていました。 しばらく経って、直接、あるいはまた聞きで知った人たちから、 なんで教えてくれなかったの、と言われ、 ミスティのときには思いついた人には全員連絡したので、 いろいろな人からお花やお菓子をいただきました。 手作りのクッキーを持ってきてくれた小学生もいました。 みんな口をそろえたように『モモちゃんの分もね』と言ってくれたので、 私のせいでほとんどお花もなかったモモに申し訳なくなりました。 でも、そういう損な役回りとでもいうようなところも、 またモモらしく思え、生前から「愛想の良さでいいとこ取り」 (とも言われていた)のミスティはモモの分までお花などをもらい、 逝ってからもおいしいとこ取りだったのでした。 はたからは、私もモモよりミスティをかわいがっているように見えたのでしょうか。 何かあって、片方しか助けられなかったら、やっぱりミスティちゃんを 助ける?と意地悪なことを聞かれたことがありました。 でも、私の中では優先順位はなく、何かあったら両方助ける、 どっちかしか無理、という状況でも、絶対、何が何でも両方助ける、 と言い張る私に、その人はあきれたような顔をしていました。 もう2年、でもまだやっと2年。 未だにモモ(やミスティ)との思い出は尽きません。 そして、たったひとつの命が残したものの大きさに 改めて驚いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|