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カテゴリ:お誂え
ブログを通して京都にある「染工房 遊」さんを知りました。 工房のホームページを拝見するうちに、自分の考えた「長羽織」 を作ってみたい!と思うようになりました。
早速、工房へ連絡を入れると、「できますよ!」とのこと…。 自分の構想を伝えて、相談しました。
私が作ってみたかったのは「日本の昔話」をモチーフにした羽織。 「遊」さんに相談し、表地は工房にあった図案をいかし、かぐや姫 とし、背には紋を意識して、満月と雲。 そして、かぐや姫が結婚の条件に出した、「竜の玉」や 「蓬莱の玉の枝」を加えることに…。 新しいモチーフは、「遊」さんが図案を起こしてくださいました。 しかも、私が納得するまで、いくつもいくつも…。
そして、裏に返る部分に、昔話のモチーフをちりばめることに。 私が、小さい頃、読んでもらって特に印象に残っている昔話。
絶対に入れたかったのが… 「泣いた赤鬼」 「舌切り雀の大きい方の葛籠」…お化けがいっぱい出てきましたね。 「花咲爺さん」の白い犬…ソフトバンクのお父さん犬のイメージで…。
その他は、「遊」さんと相談しながら絞り込んでいきました。
そうして、できあがったのが、この雛形。 「遊」さんのブログよりお借りしました。
かぐや姫は竹の中でおねんね中…。
そして、こちらが、羽織の裏の部分。 羽裏には、竹取物語の一節を染めていただくことにしました。
そして、こちらは、昔話の図案。 イメージを伝えて、たくさん描いていただいた中からセレクトしました。
こちらは、できあがった長羽織です。 先日の「着物でお出かけ」に着用したので皺が目立ちますが…。 それから、手ぶれのため、画像が鮮明でなくてすみません。
モチーフの拡大画像です。 「遊」さんの染めの技をご覧ください。
「竜と玉」
「蓬莱の玉の枝」
「笠地蔵」
「一寸法師」
「鴨とり権兵衛」
「鬼婆」
「舌切り雀」より…おばあさんが選んだ大きな葛籠
「泣いた赤鬼」…大好きなお話です。
「花咲爺さん」より…ここ掘れ!ワンワン! ソフトバンクのお父さん犬のイメージでしょ!
今回、羽織を誂える過程については、「染工房 遊」さんの 工房のブログ「遊そぞろ」でも紹介されています。
「遊」さんはとても丁寧に対応してくださいますし、職人としての 心意気や腕にも、私は信頼しています。 興味がある方は、是非、「遊」さんのブログや工房のホームページ を覗いてみてください。
私はすっかり味を占めてしまったので、来年「雪だるま」の羽織を お願いしようと思っています。
今からワクワク…。
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