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かりん御殿

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December 17, 2003
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カテゴリ:旧(時事/社会/家庭)
出産も二代目社会も人体展も後回しにして自衛隊に話を戻します。
この話題では、どうも、つい激してしまうため、今日は
「似非ご隠居モード」で書きますので、苦手な方はご注意下さいませ。***
で、え~、あの~、本当に25日に空自先遣隊「派遣」するんですかねぇ?
っていうか、まず、この「派遣」って言葉
「Temp(派遣社員)」とか「特派員」とか、はたまた「遣唐使」なんかを
想像しちゃうんですが、これ、「派兵」じゃないかい?

「自由意志でイラク行きを承諾した」って、そりゃ、ただ単に
自衛隊員に責任感の強い人が多いからじゃ~ね~のかい?
とことん自由意志で生きてる私の様な
自分勝手な奴ばっかりの世の中じゃ動いていかね~だろうが?
まっとうな責任感の強い人のおかげで、この世は回っているんじゃよ。
もっとも、こりゃ、イラク行きを拒否した隊員に
責任感が無いって言ってるんじゃ、もちろん、ありませんよ。
拒否するにゃ、勇気と行動力がいるもんだ。

ともかく、それを「自由意志」って言うのは、
ずうずうしいっていうか
せちがらい世の中になったもんだねぇ。
感謝の気持ちは、どこにいったんだろう?
自衛隊員は、私の様な自分勝手なヤツの分まで
荷を背負って「派遣」されちゃうわけだよ。

私だったら、そんな律儀な方達には、側に残って
活躍していただきたいと思うんだがねぇ。
いや、日本って国は、ほんと、気前が良い!
そのわりには、あちこちで馬鹿にされたり嫌われたり
「誤解」されちゃったりしてますこと。残念。残念。

ブッシュさんなんか、はっきり言っちゃってますよ。
「私の役目は米国民を保護すること」って。
ま、その「保護」を誇大解釈しちゃって、
「攻撃は最大の防御なり」しちゃったわけですねぇ。

コイズミさんも言ってよかったのに。
「私の役目は日本国民を保護することです」って。
で、「そんな危ね~とこ、大事な子供を送れねぇよ、バカ。」
とか言っちゃってよかったんですよ。
英国でも言ってたんですよ。イラク派兵開始直後
「Bring back our boys!」って。
派兵前には英国史上最大の市民デモも行われましたよ。

でも、戦争は始まっちまった。
それで、多くの人が「派兵された軍隊の支持」にまわったんだが
戦争の支持じゃありません。
「こうなったら早く済ませて一日も早く兵隊を帰国させろ」
そう思いながら支持してたんですよ。

ブレアさんをアメリカの走狗と呼ぶ声もありました。
「アメリカにくっついてんじゃねぇよ」っていう声も。
以前、日記にも書かせてもらいやしたが、ブレアさんは、
牛の背中から干支一番乗りをはたしたネズミの様に
自分より明らかに冴えないブッシュさんを踏み台にして
世界のトップに躍り出ようって思ったんじゃねぇのかなぁ?

フランスやドイツと同族になるのは耐えられなかったんでしょう。
「本当は、俺らの方が優れてるのにあいつら要領いいから(特にフランス)」
....って思ってたんじゃないかねぇ?
文化的には優れていそうだけど、現在の国力(この場合経済力)では
ぜぇ~ったい優位に立てるイタリアなんかとの付き合いは
大変居心地良いことでしょうな。
だから、しょっちゅう、ホリディにもいってるようで....。

あぁ、どんどん、横ズレちゃってるねぇ、ともかく
ブレアさんも、ガンガン非難されてたんですよ、英国じゃ。
「アメリカになめられてんじゃねぇよ」ってね.....。
で、派兵された軍人さん達は
「危ないのはイラク兵じゃなくて背後の米兵だ」って
冗談めかした本音の警告を受けながらイラクに行ってたんです。
その通り、イラク戦争中は、イラク兵に殺された英兵より
米兵に「誤殺」されたり、米軍がらみの事故で死亡した
英兵の数が大きく上回り、
「だから、言っただろっ?なんでアメリカなんかと組むんだよっ?」
っていう声も高くなってましたねぇ....。

サッチャーさんとブレアさんっていう
とびぬけた頭脳とカリスマ性のある英国首相ご両人が
アメリカと組んで参戦しちゃったのは、
なんとも皮肉な類似点じゃぁございませんか。
(あ、サッチャーさんは参戦させたんだから、ま、
「れぃでぃふぁーすと」「騎士道精神」ってこってすかね?)


え~、で、25日に話を戻さな、いけませんなぁ。
クリスマス.......、じゃないですかね、この日は。
英国人にとってのクリスマスは
日本人にとっての「お正月」と同じようなもんなんですよ。
一家団欒、家族・親戚がより集まって過ごす
神聖な意味合いを持つ行事なんです。

だから、今はどうだか知らないけれど、昔は東京でも
元旦3が日は、開いてる店なんかなかったもんだ。
初詣客目当ての喫茶店なんかが閉まっっちゃったら
もう、そりゃぁ寂しい街になってたねぇ。
家族で「新春お年玉芸能人なんとかかんとか大会」でも
見て楽しむしか、おせち料理をたらふく食べるか
凧揚げしに行くかしかなかったんだよ。

英国も、おんなじなんです。
ごく最近になって、やっと、ロンドン観光地帯の小さな店が
観光客相手に開くようになりましたが、ロンドンでも郊外に行ったら
やってる店なんかありません。
地下鉄だってバスだってやってませんって!

運悪くイラクでクリスマスを過ごさざるを得なくなった英兵だって
少しは、お祭り気分になってるのは間違いなし。
で、そこに、「先遣隊」が行くってわけで
本当に迎えに来てくれるんでしょうねぇ?来てくれても
ホロ酔い加減か、七面鳥で消化不良になってるか、ですよ、きっと。

あ、迎えに来てくれるのは、オランダ兵でしたか?
オランダは、サンタ・クロースじゃなくて
12月初めに「ニコラス聖人」が、良い子にプレゼントを
持って来てくれるという習慣なんだそうで。
だから、先遣隊が、おみやげ無しで到着しても
「クリスマスプレゼント」を期待していた
良い子の軍人さんからの総スカンは無い.....
って、おやおや、オランダは陸自さんでしたな、確か。
じゃ、やっぱり、手ブラはだめかいな?
サンタの格好で行った方がいいかもしれませんなぁ。
その方が、安全性も高いような気もしますが....。
ま、行かないのが何よりですがね。


で、このクリスマス派遣ですが
もし、米国から、25日にって要請があったんだったら、
それって、まさしく
「お前ら、どうせクリスチャンじゃねぇからいいだろ?」
って事じゃないかいな?
つまりね、クリスマスで人手が足りなくなるから
その間の「Temp(派遣)」戦力って事じゃないんですかねぇ??
あっ、だから「派遣」てぇわけかい。やっと納得しましたよ!

もっとも、先遣隊は十数名とか.....
いくら猫の手を借りたいほど、でも、これじゃ、ほんと、猫の手だねぇ。
それに、真面目な話、そんな時期に行っても
時間無駄遣いするだけじゃないすかねぇ。
クリスチャン国家の兵隊さんの士気は
どん底まで下がってるだろうし、
憂鬱になってる人、やる気喪失してる人ばっかじゃないのかい?
そこで、効率良く、準備なんてできるもんかね?

「あのなぁ、ブッシュ、日本には正月があるんだよ。」って
言えなかったのかい?
それで、時間稼ぎすれば良かったじゃねぇか?
のらりくらりと時間稼ぎして、結局「派遣」しない。
これで、ばんばんざいじゃないですか?

キリスト教国家にある日本企業だって、この頃は、な~んにもしませんよ。
年末に、準備の為に、派遣の要請.....?
お前さん、そりゃ、主人が使用人に
「申し訳ないが、年末年始無休で働いてくれんかの?手当ては出すから」
って、言われてるみたいじゃぁありませんか?

それとも、点数かせぎで自分から申し出たんじゃないだろうねぇ?
それで「日本人って、クリスマス知ってんのか?」って
思われたりしてたりねぇ.......??

そういや、フセイン大統領拘束記者会見で
一躍有名になったPaul Bremerさん。
記者会見でイラク統治評議会のChalabiさんの名前が出て来なくって
いかにも「うわぁ~っ!外人の名前って苦手~っ」って感じで
思いっきり、つまづいてましたねぇ。
お前さん達、一応、一緒に仕事してるんじゃなかったんかい?
少なくとも、トップメンバーの名前くらい覚えられないんかい?
イラク人のイラクだのなんだの言ってても
とどのつまり、イラク人は、
非米人・非白人・非キリスト教徒の「変な外人」ってこったね?

日本人も同じ。変な外人だろうよ。
米国お得意・人種差別の被差別人種ってわけですよ。
もちろん、原則的に人種差別反対の米国人は少なくありやせん。
だけどね、それが「普通」だと思ったら痛い目に遭いますよ。
ヨーロッパでも、同じ事。
日本でも根強い「差別・蔑視」があるじゃないですか。
同じ様なもんですよ。
ただ、差別する側とされる側が違うだけなわけで。
外で差別されて初めて
日本での差別に気がつかなかった人が
差別に気づくようになったりするってのはよくあることです。

あぁ、どんどん、話がずれてっちゃったなぁ。とほほほほ。
ま、要約すれば、たった一言。
「クリスマスに派遣?バカ言ってんじゃねぇよ。」ってことかね。
長々と付き合わせちゃって、どうも、すんませんねぇ。
本当は「キレイな死なんて無い」って所まで話を
持って来たかったんだが、
こりゃ、また、明日にまわしますわ。
って、明日、読んでくださる方が、いるもんかね?って
声が聞こえてくるようですなぁ。フォフォフォフォ。
あ、最後の最後に、もう一言。(しつこくて、すんません。)

英国人にとってのクリスマスってぇのは、そもそも
(プレゼント出費で胃が痛い・パーティで赤恥だけじゃぁなくて)
「他人を思いやる季節」なんでございます。

日本でも、今じゃ、みなさん、
クリスマスをお祝いするんじゃないかと思うんですが、
おなじみのプレゼントやパーティやケーキのクリスマスから
今年は、ちょっと離れて

見ず知らずの他人に思いを寄せるクリスマス

っていうのを味わってみるのもよいもんじゃないでしょうか?





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Last updated  August 28, 2004 12:14:23 AM
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