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「思考を目に見えるものにする。」ルネ・マグリットはベルギーの画家です。イメージの魔術とよばれる数々の絵画は何を意味しているのか?その作風は、夢や無意識の世界を描いている他の画家のようなパズル的な要素はなく、視覚的、思考的イメージを漠然と描いたものだとされています。その代表的な作品のひとつ「白紙委任状」。
馬上の女性は途中で森の背景に隠され、樹木は馬と女性に隠されています。そしてさらに、後景となる遠方の樹木の葉は周囲の樹木とは全く関連性がなく、空と同化したように描かれています。この、非現実的な空間は見えるものと見えないもの全てを受け入れるという思考を絵画で表現しています。まさに、マグリットの生き方の中心的な考え方だと言われています。 通常の判断や感覚の前では絶対に表れることのない思考の目。それを絵画によって実現させてくれたこの作品はルネ・マグリットを知る上での貴重な一枚です!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.10 06:45:31
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