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村井亮介の いまどきノベル

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村井亮介3

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Aug 22, 2010
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★コメディ小説「若君っ貴公子のご自覚をっっ」第34回



「やあやあ、我こそは竹屋家主君、竹屋真剣なり、


よくぞ、ここまで参られたっっ、


ここまで踏み込んだのは貴公が初めてであるぞっっ 


あっぱれっっ」


「中杉家嫡男、中杉景龍でござる」


「うむ、いざ、尋常に勝負っっ」


「えいやっ」


<ピシッピシッ>


相手の鎧にあっという間に赤いインクがつく



「なんなのよ、今の技は???」


「面刷り上げ胴でござる」


「ええっ、そんな本格的なこと今までやらなかったじゃないの??」


「真剣公、合戦でござれば観念なさいませ」


またもユリ姫が一喝する



「無念」


と言って涙すら見せながら倒れる竹屋真剣であった。



この合戦ごっこに参加した20人はすぐに引き上げてナカスギ・ソフトウェアの本社ビルに戻ってきていた。




表彰式が行われていた。


相談役が巻物に書いてある文を読み上げる


「勲功第一、嫡男、中杉景龍殿っ。前へ出られよ」


「はっ」


社長が重々しく口を開く


「若よ、よくやった、その方には褒美としてサニーのデスクトップ・パソコンとサニー・無礼ステーション3本体を贈るものである」


「ええっ、マジで?」


「若、素に帰られますな」


相談役に注意される



つづく


※この作品は最近別の名前で某ケータイ小説サイトに
発表したものです。



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Last updated  Aug 22, 2010 12:09:18 PM
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