私は２２歳の時に大学に通うために上京しました。

その時に宿を探すためにとりあえず、代々木ユースホステルという

ところに２週間泊まりました。そこで相部屋になったおじさんが

自称香港生まれの日本人という日本語の発音が怪しい関西弁の

人でした。その人が私に「これからは英語とパソコンの時代やで」と

教育してくれたのです。「まずはワープロ買ってブラインドタッチ

覚えてからパソコンすると時間効率がハンパないで」といい一緒に

秋葉原に行き安値のワープロを選んでらいました。



とりあえず私は技術指導は受けず、パソコンと国際社会に向かう

心構えを延々と聞かされたのです。現在の私の方向性を決めた恩人の

ような人なのです。英語とパソコンの学習に力を入れるという方向性を

つけてくれたのです。



そして宿が決まり大学には一ヶ月半くらいだけ通ったのですがそこで

大学に通いながらプログラマーもしている人と親しくなり技術的な

基本指導を５分くらい受け、さらに色々と知識的なことを聞いたのです。




学校はだめですぐに帰郷しましたが、帰ってから年商一億の父の

建築会社の文書をすべてワープロ化しました。ワープロ技術は

一週間ただ音楽に合わせてずっとタイピングするという自己流学習術で

一週間でブラインドタッチを習得してその後の人生に多大な影響を

残すことになりました。



当時としてはまだそれが珍しい時代で、バイトに行った九州電力でも

技術者は入力できず短大で覚えた女の子がワープロ清書していた時代です。




だから父の会社のお客さんに大変好評で父が他界する直前の最後の

一回を除き５年間見積書さえ出せば必ず仕事がもらえるという

状況が生まれ、父からかなり感謝されて、それまでの人生で病気の

ために迷惑しかかけなかった私が父の最後の５年間で大きな親孝行が

出来たのです。

父の「ワープロの神通力」という言葉が未だに忘れられません。



パソコンに関してはほとんどが本を買っての独学でした。

リハビリ施設の知り合いにどうしてもわからないことを聞いていた

時期もネットを始めた頃には少しありました。パソコンを使った

ビジネス術はまずサプリメントをネット販売する会社のオンライン

講座のようなもので基本を学び、その後ネットで販売している

教材や本で独学で学びました。

色々な出会いから少しずつ学んだことを自分の中で総合的に

まとめて今の私がいます。