武蔵境ブログ

昨年の夏、三鷹駅南口に巨大パチンコ店がオープンしたのはご存じでしょうか。
巨大パチンコビルの隣にさらに巨大なパチンコビルができました。
オープン時には武蔵境の駅前まで客引きが出没していました。
新聞の折り込みチラシは連日派手に展開しています。
三鷹駅構内はパチンコ店の広告があふれています。

（三鷹駅南口）



ところが、これにダメ押しをするかのように新たな巨大パチンコビルが建設中なのです。
場所は三鷹駅北口ツインタワーマンションの目の前。
せっかく北口をきれいに整備しているところなのに、ここにドデーンとパチンコビルをぶち建てるというのです。
北口は緑が豊富で落ち着いた環境が特徴だったのに、全く街のカラーに合わないパチンコ店が殴り込みです。
さすがに住民も怒って反対運動を展開していました。

こんな陳情も出ていました。
http://www.city.musashino.lg.jp/assembly/link_pdf/chinjou/H21/chinjo2111.pdf（PDFファイル）
http://www.city.musashino.lg.jp/assembly/link_pdf/chinjou/H22/chinjo2209.pdf（PDFファイル）

結果的には違法ではないのでどうすることもできないということのようです。


これに関しては土屋前武蔵野市長のブログが面白い。
http://blog.livedoor.jp/shugiin08846/archives/51717864.html

この人も今は自由人なので何でも言いたい放題。
もしもこの人が市長だったら違う展開もあったのでしょうか。
邑上市長は出店反対の抗議文に、但し書きとして「出店する場合には」と条件を書いたとのこと。
これは土屋さんの言うとおり、はじめから出店を認めているようなもので確かに頼りない。
しかし、邑上さんははじめから条件面で争う方が住民の利益が大きいと判断したのかもしれません。
交渉ごとというのはその場の空気も重要なので、果たしてどういう手法が正解だったのか、私にはわかりません。


ツインタワーもまだ販売中。
野村不動産にとっても大きな誤算となったと思います。
自分の家の前に巨大パチンコビルがあるというのは大きなマイナスですからね。

先日ビルを覆っていたシートがとれて、ビルの様子を確認することができるようになりました。

見たところ、確かに派手な電飾等はないようですし、パチンコ店としては質素（？）なのではないかと思います。
まだ完成ではないので、今後広告などが取り付けられて、もう少しパチンコ店のオーラを放つかもしれません。


武蔵境駅の北口にはパチンコ店が3店舗ありますが、三鷹勢に対抗すべく、あの手この手で客離れを食い止めようとするでしょう。
最近ジャンバリンとダイナムが大がかりな改装をしましたが、これも偶然ではないと思います。


見事なまでに派手なジャンバリン。


ちょっと配慮が伺えるダイナム。


北口目の前で何でもアリ的な展開をするハッピー。


ちなみに、ジャンバリンとハッピーは杵築大社の例大祭で寄付をしていました。

ジャンバリンが５万円、ハッピーが１万円。

ただし、ハッピーはホワイトイルミネーションでも１万円寄付をしていました。



迷惑な業界ではありますが、それなりに自覚はあるようです。
残念ながらダイナムはチェーン店のせいか、寄付は見た記憶がありません（あったらすみません）。


なお、武蔵境の南口にはパチンコ店が一切ありません。
以前はパチンコボンバーという店がありましたが、現在は早稲アカになっています。
武蔵野プレイス（図書館）ができるので、条例により今後も南口駅前にパチンコ店が出店することはありません。

パチンコ店が全くないというのは貴重だと思います。



（参考）
パチンコ店は常にトラブルメーカーですが、武蔵小金井の駅前再開発に際してもトラブルになっていました。
2008.11.12のブログをご参照ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/musashinoshi/diary/200811120000/