カテゴリ:コスメ
前にも書いたかも知れないが、私の勤務時間は週替わりで8:00~16:00の週と11:00~19:00の週とになっている。
会社と家がめちゃくちゃ近いので、いつも徒歩通勤。 ということは、11時の出勤の日なんか10時40分に家を出たって楽勝なので、かなり時間がある。 ダンナは起こさないと起きてくれないので、同じように6時45分から7時くらいまでの間にダンナの起こし、もちろん自分もそのまま起きてしまう。 ダンナが8時に出かけてくれると、それからすぐにシャワーを浴びたり、前夜の食器を洗ったり(おいおい、夜のうちにやっとけよ)、洗濯したりして、出かける時間まで家にいるのだが、8時出勤の時と11時出勤の時では当然、化粧にかける時間も違ってくる。 8時出勤の時は大変だ。 夜は強いが、朝は弱いという独身時代そのままの生活サイクルのため、6時45分に起きてもボケボケの上に気持ちに余裕がないから、化粧の時間も短くなり、だいたい20分くらいで済ませる。 この間なんか、あまり眠いので眠気覚ましに目薬までさしてしまったほどだ。 こういう時の化粧は失敗してもリカバーする時間がないので、できるだけ長く使っていて失敗の少ないものを選ぶ。 歯を磨いて顔を洗ったら *ウィッチへーゼルの化粧水で念入りに角質ふき取り。 *ブルガリの化粧水で保湿。 *エリザベス・アーデンのセラム。 *コスマンスのパフォーマンスC乳液。 *ニナ・リッチの下地「バーズ・ニュアンセ」→ランコム「フォトジェニック」ファンデかディオールの「エクラサテン」 このラインだと、ここまでたいがい失敗はなく無難に治まる。 その後は色モノに突入するのだが、この年になっても、その日着ていく服の色のニュアンスと目元・頬・口紅そして爪の色のトーンが違うのはとてもいやなので、その日のトーンがベージュや茶系だと色モノもそれに合わせるし、最近凝っているモーヴ系の服だとそれに合わせる。 間違っても茶系の服を着る日にローズピンクの口紅をつけたりはしたくない。 マスカラも、今の日本の流行とは違うかも知れないけど(注.今の日本の若い子のように「目元命」とは思わないけど、まつげが短いので「枯れ木も山のにぎわい」といった風情。)黒・茶以外にネイビー・ダークパープル・ライトパープル・ダークグリーン・ブルーを使い分けるし、ラインも黒・茶・グリーン・ブルーのリキッドとペンシルのどれもある。 実は、私は隠れコスメおたくだ。 しかし、決して高いものをばしばし買うわけではなく、中には(私にとって)高いものもあるが、安いものが多い。 上のラインナップを見ると、いわゆる「舶来化粧品」が多いのだが、わざわざそうしているわけではない。 いろんな面で優秀で、安いものから高いものまで、それぞれ使ってみたいような日本の優れた化粧品はほとんど手にはいらないから、こうなってしまったまでだ。 8時出勤の時は、とりあえず塗りたくったら完了と勝手に決めてしまい、その後はよく鏡も見ずに家を出るので、会社のエレベーターの中の鏡で見た途端、顔が左官屋の仕事みたいになっている時も結構あって自分でも笑える。 まさに「塗り跡シャープ」になっている。 11時出勤の時は余裕があるから、つい「この間買ったアレを試してみよう」ということになる。 しかし、自分の手順の中に一つ新しいものを入れてしまうと、たまに化粧品同士でケンカしてくれるはめになり、もう一度「やりなおしー」になることも多い。 それは、美容液→乳液→下地→ファンデの間で起こってくる。 乾燥知らずというか、どちらかというと脂性肌よりなので、どうしてもマテリアルの中にオイルフリーものがはいる。 すると、オイルフリーのものとオイル配合のものがうまく相容れず、ファンデを塗って指で伸ばしている間にもろもろ、かすかすになってしまい、まさにカラーゴマージュ状態と化してしまうのだ。 仕方なく、それらを一旦全部落として、また最初からやり直し。 そのやり直しの過程の中で「今日はこの組み合わせの中のこれを変えたので、これと、後のどれかが合わないんだろう」とかいろいろ考えていると、料理で言えば「食い合わせ」のコンビがちょっとわかってくる。 次の時は、その「食い合わせ」コンビを使わないように気をつけるのだが、そこにまた「食い合わせ」コンビ以外の新製品を突っ込んだりすると、新たな「食い合わせ」コンビが生じてしまう。 すると、いろいろと試していけばいくほど、とんでもない数の「食い合わせ」コンビがあちこちにできてしまい、そうするといったいどれとどれがベストの組み合わせだったのかがだんだんわからなくなっていくのだ。 こんなことなら、11時出勤でも、8時出勤の失敗なし手順で時間だけちょこっと多めにかければ、なんとか見られる顔作りができるのに、あれもこれも使ってみたいという女心はやはり恐ろしいものだと思う。 しかし、はっきり言って、これまでに「目からうろこが落ちた」というような製品にはまだ出会ったという実感がない。 雑誌の広告や特集で見たり、店頭で新製品として売り出されるものを見るたびに「ああ、これがひょっとしたら私にとって天与のアラ隠しの一品かも知れない」と思う。 ダンナに「あれ、買って使ってみたいんだけど、やっぱり高いよね、ダメだよね」と自戒まじりの問いかけをしつつ、売り場をすすっと往復してしまう私に、ダンナは「それでキレイになれるんだったら買ったほうがいいよ」と言ってくれる。 えいっと気合を入れて買ってみたものの、なんだかなぁという化粧品がごろごろしているのだが、根が貧乏性なので、捨てたりせずにちゃんと使っている。 「なくなるのが楽しみ」という人の中には、ちゃんと効果が出て、自分がキレイになったことが実感できて次にリピートできる楽しみを感じる人と、はぁ~、やっとこのひと瓶使い切って縁が切れたー、次はどれにしようかなというジプシー気分にひたる人の二通りが絶対あると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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