カテゴリ:家族
父だけが京都に帰って行った後、そういうわけで義妹・姪っ子2人・母・私の女性ばかりの生活が始まった。
私はこう見えても、不必要な波風は立てたくないほうだから、ともかく場を読んで、ヘタなことはしないように気をつけていた。 しかし、ここでの問題は昨日書いたような、義妹と母との微妙な距離感の問題だけではなかったのだ。 決して、誓って小姑根性で言うのではございません! しかし、やっぱりはっきり言おう。 義妹は怖いのだ・・・。 ちなみに、義妹が結婚前に私に初めて会った時「なんでもハッキリおっしゃりそうなお姉さんね」と後で弟に言ったらしい。 今、思うと「アンタに言われたくないわ」という部分もある。 余談だが、こんなことをはっきり私に伝えてくる弟もアホだ。黙っていればわからないのに。(笑) 従って、弟と言い、義妹と言い、この2人はずれ加減が微妙に似ていて夫婦の均衡を保っていると言える。 確かに私にもきついところはある。認めよう。 しかし、義妹のきついところとは似て非なるものであると、父が言っていた。 弟は好きで結婚したのだから、構わないと言えば構わないだろうが、たまらないのはこちらだ。 今回、弟宅に居候している間(好きでしていた居候ではないが)、私や母も食事を作ったり、掃除をしたりはしたが、義妹がそれをすると食器を洗ったり、掃除機をかけたりする行為の一つ一つが、まるで「義理か厄介」と言わんばかりの音を立てるのだ。 もともと、私は不注意で食器を割ったり、物を荒っぽく扱うことが嫌いだし、不必要な音を立てることもしたくない。 義妹が家事をしていると、まるで一つ一つの物音が「ちっ」と言っているような、そんな感じで作業が必要以上に荒っぽく、そういうノイズがずっと聞こえている状況に私も母もかなり神経を害されたのは事実だ。 義妹が乱暴な物音を立てるたびに「何か怒ってるんかな?」「なんで不機嫌なんやろ?」と思ったし、それは1回や2回のことではない。 姪っ子たちは、何度か日記にも登場しているが、小4のこづえと小3のみどり。(ともに仮名) 6月に4時間だけ弟に会いに来た時には、上のこづえはキャンプに行っていて会えず、下のみどりとだけ会っていた。 こづえに会ったのは2年ぶりで、ますます利発になったなと伯母バカになった。 みどりは、ひょっとするとLDかも知れないというところがある。 恐らく、普通の子供が辿る成長の中身にのっとらない形・スピードで本人なりの成長はしているが、世の中の一般的基準からすると、問題があるかも知れないと弟夫婦も思っているし、私もそう思う。 従って、この2人は年子の姉妹でありながら、常々、それぞれがまったく違った形で行動・反応する。 しかし、この2人が共通してびびるのは義妹の雄叫び(?)なのだった。 その理由としては「言った時間までにお風呂掃除をしていない」「夏休み帳(宿題)をしていない」「(バレーボールチームにはいっている上のこづえは)試合の前日にユニフォームなどの準備をしておかなかったため、当日の早朝に必要なものが見つからない」みたいな、いわゆる子供特有のことなのだが、義妹の怒り方はすさまじい。 それも、何かの危険な行為に絶対加担してはいけないという場合なら、ともかく激怒を子供たちにインプットするのも一つの方法かも知れないが、そういうものではなくて、順序だてて言い聞かせるという場合もすべて一発点火→沸騰の1パターンしかない怒り方なので、言って聞かせて次につなげるというような効果は見込めない。 私からすると、2人ともママに逆らったりなどしていない。 忘れていた、とか、テレビに夢中になって時間がなくなった、という類のことでしわ寄せをかぶって慌てているだけなのだ。 もちろん、同じことを繰り返す頻度にもよるとは思うが、それにしてもあそこまで大の大人がヒステリックに叫びたてて(実際、こんな感じです)年端も行かない子供を恐怖心だけで固めてしまうのはいかがなものだろうか。 それもまだ昼日中の話なら辛抱もできるが、弟宅に泊まっている間に私が起こされた「目覚し時計」の1/3が彼女の叫び声と姪っ子どちらかの嗚咽だったし、朝から怒っているのは前夜からの準備ができていないという理由に限られるので、時間も6時とか6時半なのだ。 これは決して誇張ではない。 私自身も決して女神様ではないし(笑)、場合によっては下から低く「わかってるやろな?」とすごんだり、もっと場合によっては山田スミ子のように「おーのーれー、何回言うたらわかるんじゃ~~~~~?」 と怒鳴ることもある。 しかし、それは最後の最後に一発ばっちり効果を狙う時にやらなければ、ただの空振りになるだけじゃないか。 私がいる間はできるだけ、この姪っ子たちと遊んでやろうとして、ぬいぐるみごっこやトランプ、手品、宿題のヘルプに惜しみなく時間を遣った。 そうでなくても、ICUにいる弟には会えないこの子たちは、私や母や義妹が病院に行く間、2人きり(時々はどちらか1人)で不安な留守番をしているのだ。 私からすると、この姪っ子たち・・・特に上のこづえは、なんでもよくやらされている。 私のその時代には、何もしていなかったと思うし、親も私にそれを仕込もうとは思っていなかったようなことを、こづえはちゃんとできる。 こづえに何か頼んでおくと、大人に頼んだ8割~10割の割合であてにしていても問題ない。 義妹も、弟のことで神経が逆立っているのはわかるが、日頃の普通の家事の中での、乱暴とも思えるこなし方や、子供たちへの注意のしかたなどがいやでも目に付いたり、耳に付いたりするため(だと自分では思っているが)とうとうこの日の明け方、前夜は軽くそうめんしか食べなかったのに胃痛を起こしてしまった。 すぐに胃薬を飲んで、それが効いてくるのを待ってもう一度寝ようと思っていたら、効いてくるどころか、どんどん気分が悪くなってきて、結局吐いてしまったのだった。 大人の私がこんなになるくらいだから、子供たちは大丈夫なのだろうかという心配もあり、とうとう私はダウンした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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