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2007年01月23日
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カテゴリ:家族
週末は比較的お天気もよかったのだが、この月曜になってめっきり冷え込んだ。
暦は大寒。(ってイギリスもそれでいいのか?いいことにしておく)

いつかの段階で書くだろうとは思っていたが、実は新たな困りごとが発生して、そろそろ4~5ヶ月ほどになるだろうか。
えー・・・身近にリコンの瀬戸際に立っている人がいまして・・・我が弟でございます。

長らくお付き合い頂いている皆さんはご承知かと思うが、うちの両親及び私にとって、最初から義妹の評判は決して芳しくなかった。
もう十数年も前に弟に初めて引き合わされた時にうーん・・・と私たちは迷ったのである。
めちゃくちゃ若かったから、ということもあるが、まあキツい子だなと思ったのだ。
ただ、弟と結婚していいというような人は奇特だったし希少価値であることは事実だったし、義妹はなぜか弟にベタ惚れ。(爆)
これを逃がせば後がないと思った私は渋る両親を説得した。
弟はだいたい恋愛経験が少なく(自分ではそれにぜんぜん気づいていない)いや、恋愛経験が、というよりも総体的に人との関わり方が私のそれとはずいぶん違っていた。
ここのスイッチを押したらどこのランプがつくかという配線が違う。

*****
雨が今にも降りそうな時に自転車で外出しているとしよう。
10分ほど自転車を止めて郵便局で用事を済まそうとしたら、カバンの中にスーパーのビニール袋を持っているのに気づいた。
●Aさんはそのビニール袋をあらかじめ自転車のサドルにかけておき、雨が降り出したら、サドルを雨からカバーしていたビニール袋をはずして自転車に乗って帰る。
●Bさんは、すでに雨が降っているのを見てから、濡れたサドルの上にビニール袋をかぶせて自転車に乗って帰る。

方法の優劣というより、その事態に遭遇した場合の一瞬のアウトプットがこの程度には違う・・・というのが私と弟だ。

*****

今に始まったことではないが、やはり義妹はキツかった。
私も人のことを言えた義理ではないが、キツい方向性がちょっと違う気がしていた。
弟はそれでもこの義妹とうまくやっていけると思っていたのか、夫婦なんてこんなものと思っていたのかはよくわからない。
今、思うと、後者だったような気がする。
2人できた子供たちは私にも可愛かったし、平均すると弟の家には2年に1回くらい行っただろうか。
しかし両親があまり弟の家には行こうとしなかったのは、やっぱり義妹に会うのがイヤだったからではないかと思う。
母が4年前に癌の手術をした時も、義妹は病院で「私たちはお義母さんたちの将来の面倒は見られませんから」と宣言し、母、激怒。
うちの両親はわりあい冷めたというか引いたところがあるので、だいたい弟の結婚以来、同居のドの字も口にしなければ、そんな素振りを見せたこともない上に、孫たちをも盲目的に可愛がったりもしない。
なのに義妹がそんな話を急に病室で始めたもので、母はたとえどんな体になってもアンタに面倒は見ていらんと思ったし、あの時のショックは忘れないと今も言う。
父は父で「気持ちはわかるけど、ここでいらんこと言うて若いモン同士がぎくしゃくしたら困るし、腹は立っても黙っとけよ」と、何度といわず母をなだめてきたことも私が見ている。
私は私で余計なことを言って揉めさせると責任が取れないので沈黙。黙れ、小姑、だ。
2人が自分たちの家庭をうまく切り盛りできたら、それ以上は余計なお世話だ。

そして弟が脳出血を起こした。
急きょここからかけつけた私にもやっぱり義妹は弟に冷たく見えた。
というか、我が夫が死ぬか生きるかの場面に直面している、という感じがしなかったし、弟に対してそんなだから、我が子を心配して同じようにとんできた両親に対しては推して知るべし、である。
開頭手術から2ヶ月後、今度は頭部に皮膚を移植することになった弟を、心配なので京都から長距離バス(本当は飛行機なら速いが予算も厳しい)で様子を見に行くと言った父に「その日は他に用事があって忙しいのでバス停へは迎えに行けませんから」とぴしゃりと言った義妹。
「ああ、別に来てもらわんでも、病院の名前さえわかってたらバス降りたら自分でタクシーで行く」と父は言ったが、本当は一人で静かに怒っていた。
その後、弟は少しずつ何でも左手・左足でできるようになっていったのだが、義妹の助けなさ加減といったら徹底していた・・・ように見えた、私には。
弟が手助けなしで何もかも自分でできるようになるよう心の深いところから応援しているのか、自分がめんどくさいからヘルプしないのか、よくわからなくなり、私も混乱してしまったが、弟自身がけろっとして、毎日の動作が上達していったのだ。

*****
去年の後半のある日、実家の母に電話した時、弟が離婚を考えているらしいことを聞いて驚いた。
義妹から実家の母に電話があったそうだ。
義妹は、どちらかというと、ストレートな母より丸い感じの(しかしその分、老獪な)父と話したかったようだが、父はまだ入院中。
しかたなく母に「離婚の話が出ている」と口火を切ったようだ。
母は、子供(自分たちには孫)のことがいちばん心配なので、とりあえずよく話し合って・・・と言ったそうだが、心の奥底では離婚自体にはまったく反対ではなく、止める言葉も翻意させる言葉もかけなかったと言っていた。
母は病院の父のところへ行き、ことのあらましを伝えると、父も驚いてもいなかったどころか「(弟が義妹との結婚をまっとうできそうにないこと)今頃わかったんかい」と言っていたそうだ。
弟自身は、うちの両親や私が義妹にブーイング満載だった時も「ウチはうまくいっているほう」と思っていたらしい。
しかし臨死体験後、何かが弟の中ではじけたらしく、いろいろリサーチしてみると、こんな夫婦の関係はやっぱりおかしいと自分でやっと思い始めたとのこと。(遅)
ただ、私はその話は母からのまた聞きで、弟から直接聞いたわけではないので、当たり障りなく「元気にしてますか?ちょっと話は聞いたけど・・・また時間があったら近況でも教えて下さい」とメールを書いたら、1ヶ月ほど経って返事が来た。
いろいろと自分の思うところを説明してあり、決意は固そうだ。
私は「何があってもアンタは私にとってはたった一人の弟やから、どんな決断をしようとも黙って見守ることにします」と返信した。

*****
そして数日前。
義妹からメールが来た。(2年ぶりくらいかしら)
義妹は「ちゃと弟さんから離婚したいと言われました。お義姉さんはどう思いますか?私はがんばってきたし、やり直したいのですが、どうしていいのかわかりません」と書いてきたのを見て、ヘンな気持ちになった。
同じ女性として、彼女の気持ちはわからなくはない。
しかしこういう場合、離婚したいと言われている相手の姉にこういうメールを送るものなのかな、と私のほうが焦った。
普通は自分の身の回りにいる自分の味方になってくれる友達に話したりしないだろうか。
義妹からのメールに対する返事はちょっと難しかった。
私の個人的な感想はまず、義妹自身に反省すべきところがたくさんあるという部分。
あくまでもこれは私の個人的な感想。
弟寄りと思われるかも知れないが、私と弟はすごくべったりではなかったので、弟の悪いところもわかる。
子育ては彼女なりにしっかりやってきたかも知れないが、彼女にとっては、夫も子供たちも、自分が理想とする「人からは幸福に見える家庭という入れ物とその部品」以上の位置づけではなかったように思える。
そして2つ目。
とにもかくにも弟に見る目がなかった。
弟は弟で、今後どうするか知らないが、同じ失敗を繰り返さないようにしてもらいたい。

そうは言っても、すでに打ちひしがれているだろう義妹に「この結婚の失敗の原因をあなたもたくさん作ってきたんですよ」とは私はどうしても書けなかった。
「離婚するには理由があるでしょうが、理由が必要なのは離婚だけではなく結婚の継続も同じです。結婚したら終わりではなくて、前向きに続けるには理由も努力も必要です。私は毎日、クマイチと一緒にいられることを感謝しない日は一日もありません。どんな時もクマイチがいちばんですし、クマイチも私に対してそういう気持ちを持っていてくれているのがわかります。子供がいる場合でも、今から20年もしたら、子供たちは家を離れます。その時にまた相手と2人でやっていく中でお互いへの思いやりが持続できると思いますか?ちゃと弟のことを尊敬していますか?子供たちの父親だから、ではなくてあなた自身がちゃと弟のことをずっと好きでしたか?」

私と義妹とのメールのやり取りはまだしばらく続きそうだが、この件がどんなふうにどっちに向かって進んでいくのか、私にはさっぱりわからない。





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Last updated  2007年01月24日 05時00分15秒
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王島将春@ Re:また祭日に書いている・・・(11/23) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
背番号のないエース0829@ Re:初夢(01/03) 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
誰やねんっ20号@ Re:また祭日に書いている・・・(11/23) 御無沙汰しとります。 気がつきゃもう年…
べる@ Re:また祭日に書いている・・・(11/23) ってことは次は12月23日? 早くアジ…
yokko_888@ おかえりなさ~い 一気に寒くなりましたが、ちゃとさん、お…
にゃんきち@ Re:また祭日に書いている・・・(11/23) アジアやオセアニアは日本から近いですよ…
ちゃと0508@ panasea75さん パナセァさん、おこんばんは~~~。 そ…

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