カテゴリ:イギリス
遅れ日記なのだ。
内容としても、これもどーでもいい話だとはわかっている。 例えばですね、週末に仕事を終えて「さあ、これから週末だ」という気持ちになるのは誰しも同じだろう。 まあウチの場合は土曜に出てくる出勤当番が一人いるので、その人に対してだけは「じゃあ明日がんばってね」「ややこしいやつが明日はないといいねー」などと挨拶をして「お先に失礼しま~す」という流れでみんな帰宅する。 そんな時、どうもイギリスで暮らしているから自然にそうなってしまうのか、誰かが「よい週末を~」と言い出す。 これが私には気になって気になってどうしようもない。(笑) 日本のあちこちの会社(まあ一応、週休二日制を想定して、ですね)で週末に仕事が終わった時に「よい週末を~」なんて挨拶しませんよね? します? まさかねぇ、そんなこっぱずかしい・・・私はそう思ってしまっている。 まあ別に失礼なこと、突飛なことを言っているわけではないし、ぜんぜん問題はないのだが、ことさらに「よい週末を」と口に出せてしまう感覚はイギリスにいる日本人という中途半端さから出てしまうのかなと思う。 こちらだと週末には同僚にも友達にも、とにかく「Have a nice(lovelyとかgoodとか)weekend」なのだ。 この挨拶があまりにもあちこち飛び交うことで、私たちのような在英日本人が影響を受けてしまうのだろうとは思うが、私もさすがにガイジン相手にはそう言えても(それが礼儀だからな、間借りして住んでいるんだから)間違っても他の日本人のみんなに「じゃあみんな、いい週末をね~」なんて、口幅ったくて絶対に言えない。 なんとなくイギリスにいることの影響を受けてしまう挨拶としては朝の「げんきぃ~?」というのもある。 うちだと、コレを言うのはみつこさんがほとんど。 要するに、とにかく誰かと顔を合わせれば「How are you?」だから、それを日本語に置き換えて「げんきぃ~?」 みつこさんは毎朝そう言ってくれるわけだが、ベタベタの日本人の私としては、誰かに「げんきぃ~?」と聞くとしたら、相手がいつもより顔色が悪いとか、具体的に何か沈んだ感じというか、理由があってそう聞く以上には相手が元気かどうかは聞かない。 不親切と思われるかもしれないが、日本の企業で、オフィスに「おはようございます」と言ってはいって行く時に、他にそこにいる人との間で「げんきぃ~?」という続きの挨拶は普通出てこないのではないかと思うし、イギリスにいるからということでその習慣を日本語に置き換えて出すというのは、私はどうも日本人相手にはできない気質のようだ。 ちょっと方向が違う話かもしれないが、イギリス人が職場でしている挨拶で私がいちばん驚くのは「See you ナニナニ」である。 それも特に週末に交わされる「See you ナニナニ」。 例えば「See you later(じゃ、またね、とか後でね)」「See you tomorrow(また明日ね)」程度だとなんとも思わないが、イギリス人がすごいところは「See you ナニナニ」の「ナニナニ」に当たるところに本当に次に相手に会う日をばしっと正確に当てはめて言っていることだ。 もしも同じビルに勤めている顔見知りのレイチェルと週末にビルの玄関でじゃーねと言って別れる場面だと、私なんかはごくいい加減だから、できるだけ通り一遍に(笑)「Have a nice weekend!」くらいで終わってしまうというのに、レイチェルのほうは、もし私が月曜は休むことになっているなら「See you on Tuesday(じゃ次は火曜ね)」とぜーーーったい言ってくる。 では私が1週間休み、その次の月曜しか来ないという状況だったら、レイチェルなら「See you on the Monday after next(再来週の月曜ね)」と絶対にそのように正確に言うだろう。 やつらは「次に会う機会」について、いい加減な理解ではいられないもようなのだ。 イギリス人同士で週末の挨拶を交わしているのを遠目に見ていると「じゃ、次はいついつに」の「いついつ」をうーんと考え込んで、ちゃんと頭の中で結論を出すまで話を閉められないやつが非常に多いことに気づく。 そして、それはイギリス人だけではなくて、私の知る限りでは、かつての同僚だったフランス人もイタリア人もそうだった・・・ とにかく、うやむやに「今度会った時が『今度』なんだからそれでいいやん」と思っているような私ではいけないらしく、週末に「また明日ね」とうっかり言っては、必ず「No, I'll see you on Monday」と訂正されていた。 これを間違ったところで世界は絶対に変わらないだろうし、はっきりいってどっちでもいいはずなのだが、そういうところだけキミらはしっかりしてるよな、といつも思う。 だけどさー、そういう日数の計算はとりあえずまずは仕事のデッドラインの上でも同じだけきっちり理解してくれよな、と思っているのは私だけなのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
うちの職場で12月31日に「よいお年を」を大晦日にいう人がいるんですけど(日本人だからいうか)次の日(元旦)も営業して、当然顔を合わすわけで、私としては、これに非常に違和感を覚えてます。長い休暇(っても1週間)の時はよいお休みをなんていってるかも。
(2007年08月09日 06時23分55秒)
某エンジンメーカーのロールスロイス社のエンジニアは、I beg pardon.と言わないと言い直してくれませんでした。
英国人つーのはそーゆーしょーもない(失礼!)なところに厳格なのかなーと思いました。 おら、タイの現地ディーラーにニホンゴで仕様説明してネゴした豪傑ですぜ。 生粋の英国人とのビジネスはあのトラウマがあははのはーです。 んじゃ♪ See you next time. (2007年08月09日 07時44分32秒)
「良い週末を」って言いますけどワタシ。
それはそうと、幼稚園で一日の最後に「♪先生さよならまたまた明日」という歌を毎日歌ったんですが、「土曜日は『またまた明日』ではおかしい。『またまた明後日』にするべき」と抗議して歌詞を変えさせたことがありました。幼稚園時代から英国紳士なワタシでした。 (2007年08月09日 08時47分11秒)
>そういう日数の計算はとりあえずまずは
>仕事のデッドラインの上でも >同じだけきっちり理解してくれよな、 >と思っているのは私だけなのだろうか。 本当にそうです。 フランス人も人と別れるとき、ほとんど「あと数時間でまたあう」のか「明日なのか」「次の月曜なのか」(以下略)はとても丁寧に挨拶しわけます・・・ しかーーし、約束事は仕事のことでも 「あ、忘れた。今朝、出かけるときまでは覚えていたのに、どうして出かけるときにもってくるのをわすれたのか。なぜだか思い出せない」 と詳しく説明するのに 「悪かった」とはなかなかいわないんじゃ~~ まぁ、他人事だと面白いんですが、自分が必死なときは怒髪テンをつくっつ~~感じになります(^_^)☆ (2007年08月09日 09時49分36秒)
それって、○月○日に会うのを忘れないでって結構なプレッシャーになってないのでしょうか?いや、向こうの人は何も考えずにそう言っているだけか?
阿波弁で言うなら「ほな、また」ですな。 (2007年08月09日 10時44分55秒)
>うちの職場で12月31日に「よいお年を」を大晦日にいう人がいるんですけど(日本人だからいうか)次の日(元旦)も営業して、当然顔を合わすわけで、私としては、これに非常に違和感を覚えてます。長い休暇(っても1週間)の時はよいお休みをなんていってるかも。
----- →そりゃ1日経ったら年も明けた、という時の挨拶としては違和感ありますねぇ。 私は「よいお休みを」という感覚に欠け過ぎているのかもしれません。 言うことにも言われることにも慣れられずにいるようです。 (2007年08月09日 15時44分04秒)
>某エンジンメーカーのロールスロイス社のエンジニアは、I beg pardon.と言わないと言い直してくれませんでした。
>英国人つーのはそーゆーしょーもない(失礼!)なところに厳格なのかなーと思いました。 →そうですね、ちょっとわからないところがどうしてもあります。 私たちのどーでもいいこととあの人たちのどーでもいいことって、正反対のようにも思いかねないことがあります。 >おら、タイの現地ディーラーにニホンゴで仕様説明してネゴした豪傑ですぜ。 →そりゃあ立派です。 まず、顔色を見るということについてはやはりアジア人同士のほうが繊細だという先入観はありますね。 >生粋の英国人とのビジネスはあのトラウマがあははのはーです。 >んじゃ♪ See you next time. →ところがSee you next time自体は意外と聞かないんです。 ほら、そこんとこ「いつよ?」になっちゃうので。 (2007年08月09日 15時46分19秒)
>「良い週末を」って言いますけどワタシ。
→日記ではお見かけしたと思いますが実際に口頭でおっしゃっているとは素晴らしい。 >それはそうと、幼稚園で一日の最後に「♪先生さよならまたまた明日」という歌を毎日歌ったんですが、「土曜日は『またまた明日』ではおかしい。『またまた明後日』にするべき」と抗議して歌詞を変えさせたことがありました。幼稚園時代から英国紳士なワタシでした。 →幼稚園時代・・・うっさいがっきゃな~~~とかではなくて英国紳士的、というのは自称、それとも他称?(爆) それはそうと舎路人さんも私も好きな「ミッドナイトラン」にSee you in a next lifeっていうのがありますね。 あの言葉はもう、なんとも言われず好きだなぁ。 (2007年08月09日 15時48分10秒)
>>そういう日数の計算はとりあえずまずは
>>仕事のデッドラインの上でも >>同じだけきっちり理解してくれよな、 >>と思っているのは私だけなのだろうか。 > >本当にそうです。 >フランス人も人と別れるとき、ほとんど「あと数時間でまたあう」のか「明日なのか」「次の月曜なのか」(以下略)はとても丁寧に挨拶しわけます・・・ →やっぱり~~~、そうだと思っていたんですよね。 アメリカだとどうなのかわからないですが、私の周りのヨーロッパの人はとにかくみんなコレ、です。 >しかーーし、約束事は仕事のことでも >「あ、忘れた。今朝、出かけるときまでは覚えていたのに、どうして出かけるときにもってくるのをわすれたのか。なぜだか思い出せない」 >と詳しく説明するのに >「悪かった」とはなかなかいわないんじゃ~~ →そうです、そうです。 なんとなく、力を入れて物事を考える時の力点がすでに違っているのでは、としか言いようがありません。 >まぁ、他人事だと面白いんですが、自分が必死なときは怒髪テンをつくっつ~~感じになります(^_^)☆ →私は結構いらちなので、他人同士が別れ際に「See you ナニナニ」のためにうーんって考え込んでいる様子だったりすると「どーでもええやろ」と突っ込みたくなるんです。 (2007年08月09日 15時50分26秒)
>それって、○月○日に会うのを忘れないでって結構なプレッシャーになってないのでしょうか?いや、向こうの人は何も考えずにそう言っているだけか?
→私が見たところ「いつになるか」だけに全神経を集中させているだけで、それ以外はどうでもいいようなんですが。 >阿波弁で言うなら「ほな、また」ですな。 →でしょ~~~? 次に会う時が次、なんですよ。 「また今度ね」でいいじゃないですかねぇ。 (2007年08月09日 15時53分02秒)
たしかに「See you on 具体的曜日」というのはありますね…。
他のことはいい加減なのに、こういう細かい!?ことが無意識!?に可能だというのは私には解せませんが。(笑) その点、日本語の「またね!」は適度の社交辞令と曖昧さが融合した実に便利な言葉だと思います。 実は私も「よい週末を…」と「よいお年を」を頻発してると気づきましたが、これって書き言葉はOKですか?(笑) 帰り際の会話だと…「週末お天気だといいねぇ~」が口癖です。 そう言いながら去っていきます。(笑) (2007年08月09日 17時38分41秒)
>たしかに「See you on 具体的曜日」というのはありますね…。
>他のことはいい加減なのに、こういう細かい!?ことが無意識!?に可能だというのは私には解せませんが。(笑) →ええもう、そりゃ解せませんって。 なんでそこだけ? いつも悩みます。 キミらの頭の回路はいったいどうなっているのかと。 >その点、日本語の「またね!」は適度の社交辞令と曖昧さが融合した実に便利な言葉だと思います。 →私もそう思っています。 なんといっても先々につながるポジティヴさのある言葉が3音に凝縮されているなんて素晴らしいですよ。 >実は私も「よい週末を…」と「よいお年を」を頻発してると気づきましたが、これって書き言葉はOKですか?(笑) →「よいお年を」は言っちゃうんですねぇ、これが。 まあ1年に一回だからいいかっていうのもあるんですが、ある種、もう日本には定着してきたじゃないですか、週末に比べると。 >帰り際の会話だと…「週末お天気だといいねぇ~」が口癖です。 >そう言いながら去っていきます。(笑) →そう言いながら去っていくにゃんきちさんの姿を脳裏に思い浮かべています。 なんか、かぁいい~~~♪ (2007年08月10日 04時30分03秒) |
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