階段を見たらね、拝むような気持ち、 「ありがとう」と感謝して上り下りすればいいんだって
習慣的に「階段」を利用する人は、心臓病による死亡リスクがおよそ39%低下【研究から明らかに】6/16(日) ヨーロッパの心臓病学会で発表された新たな研究によると、習慣的に階段を利用する人は、心臓病による死亡リスクがおよそ39%低下することがわかった。ヨーロッパの心臓病学会で発表された新しい研究によると、階段を上る習慣のある人は、その習慣がない人に比べ、心臓病による死亡リスクが約39%低下した。また、心臓発作や脳卒中のリスクも低かった。この研究では、さまざまな健康歴を持つ35歳から84歳までの480,479人を対象とした9つの調査が行われた。「この結果から、階段を上ることを日常生活に取り入れることを勧めます」と、研究著者である英国イースト・アングリア大学のソフィー・パドック博士は述べた。「階段を昇ることは、有酸素運動と筋力トレーニングの素晴らしい融合になります。次の段まで自分の体重を引き上げなければならないので、脚の筋肉が鍛えられます。」と、UCLAの循環器専門医で、女性の心臓の健康を専門に研究しているタマラ・ホーウィッチ博士は言う。この研究のために、研究者たちは血圧、コレステロール、喫煙歴、家族歴、遺伝的危険因子などの因子に基づいて参加者の心臓病リスクを分析した。参加者は生活習慣と階段を使うかどうかを含む運動習慣についてアンケートに答えた。12年間の間、階段を使う人は心臓病の予防において有利であった。そして注目すべきことに、その間に階段を上ることを止めた人はリスクが上昇した。運動から利益を得るためには、運動を続ける必要があることを再認識させられる結果だ。「日々の生活でもっと体を動かしたい場合は、階段を使えば、短時間で有酸素運動を行うことできる。1日に6~10階分の階段を上ることが可能であれば、それが良い目標になるでしょう。しかし、これは個人の体力レベルにもよります。」とUCLAの循環器専門医、カーリン・ロング博士は話す。WHOは65歳以上の方は中等度の強度の運動を週150〜300分行うことが勧めており、心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドラインでは、心臓病の方は中等度の運動を週5日、150分以上行うべき、と記載されている。イギリスのデータベースを参考にした報告MN Ahmadi(Eur Heart J,2022)らは、7万1893人(平均62.5歳、男性44.1%)を対象に、手首に活動量を測定する機器を装着し、日々の活動量を平均5.9年にわたって測定した結果を報告しています。その結果、1週間あたり、約53分の高強度の活動であらゆる病気での死亡率を36%減らすことができ、少なくとも1週間あたり約20分の高強度の活動を行うことで、心臓病になるリスクを40%減らすことができる“階段”はどこにでもあり、無料で、手軽に利用でき、普段の生活の中に取り入れやすい。階段昇降を行うことで、心臓病を予防することができる、という報告もある。Songら(Atherosclerosis,2023)は、45万8860人(平均56歳、男性44.1%)分のデータを12.5年に渡り調査した結果をまとめています。その結果、全く階段を使用しない人に比べて、普段から階段を使用する人は心臓病になる可能性が低下する、と報告。💛「最近ね、駅のエレベータを使わなくなった。階段を上り降りしている。階段を見たらね、「心臓病になる可能性が低下する」と拝むような気持ち、「階段さん、ありがとう」と感謝して上り下りすればいいんだって(^^)」「・・・・・・」