237488 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

女神たち

女神たち

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
Apr 17, 2023
XML
カテゴリ:讀書録


できるだけ書評などの事前情報に触れずに 読む本を選ぶことにしてるので

ほんとうに偶然なんです

2冊続けてひとりの人物によって大都市が殲滅されるSF小説を読むことになったのは

いきなり破壊され砂漠化した北京がでてきて やっちまったと思いましたが

『アナベル・アノマリー』は 超能力による厄災でしたが

本書では 超新星の爆発により投げ飛ばされ狂ってしまった 高次元生命体が地球に漂着し

不幸にもその現場に居合わせた人間に憑依し その狂気のゆえに破壊を繰り返すという

ちょっと『三体』シリーズにも出てきそうな 今風なSF設定になっていて

屁理屈好きな私には 面白くて好きなお話でした


その狂気の憑依体に相対するのは 米軍の軍事サイボーグによって組織された特殊部隊

しかし 廃墟となった北京では 圧倒的なパワーの前で苦戦します

そこに突然登場したのは 敵と同等以上の力を持つ少女ニーナ

これ以上詳細は書きませんが

このニーナちゃんが ワガママで可愛いんです


宮澤伊織氏は初めてでしたが

この連作短編集の冒頭の作品は 第六回創元SF短編賞受賞作ですし

ライトノベルの著作もあって なかなかの腕前ですね

そして この雰囲気は何だろと思ったら ゲーム的な感覚も感じました


『神々の歩法』

 著 者 宮澤伊織

 発行所 東京創元社 創元日本SF叢書19

 初 版 2022年6月30日

 目 次

  「神々の歩法」 (2015)

  『草原のサンタ・ムエルテ』 (2018)

  『エレファントな宇宙』 (2020)

  『レッド・ムーン・ライジング』 (書き下ろし)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Apr 17, 2023 09:59:50 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.